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photograph, photography, photographer, photographicでは、アクセントの位置が変わりますが、この中で、-er がついた場合にどうして変わるのかわかりません。-er はアクセントの位置に影響しない接尾辞だと思いますが(observer,advertiser)、photograher では影響しているように思います。

それから、あと photography のy というのは何なのでしょう?photograph+yですが、philosophy には、philosophという形がありませんが、この-yとは違うのでしょうか?また、photographyの-yもアクセントを移動させると理解してもいいのでしょうか?

A 回答 (4件)

法則というより音節の数でしょう。

英語にも日本語の五七調の
ようなリズムがあります。 photographerでphoにアクセントを
残したままだと、
the photographer understandsのようなつながりの場合には、
photographer underの部分が弱強勢のまま続くことになります
こういう長いものは英語をリズムを乱すので、アクセントを移
動させる傾向があります。他の単語はphotographyを除いて強弱
の2つのアクセントを持ってこの点を整えているのはそのため
です。
また、そのphotographyですが、これは、
photograph + yではなくて、photo + graphy でしょう。
-graphyのつく単語は他にもいろいろあると思いますが、何か
の技術に関して用いられます。
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こんにちは!



『研究社大英和』では、photographyを photo + graph + y に分解していますが、O. E. D. によりますと、photograph の語源は、ギリシャ語の photo(光)+ graphos (受身形=書かれたもの)であって、autograph などとの連想から作られた語だとし、一方、-graphy は、ギリシャ語の graphia を語源とし、それは、graphosの抽象名詞化であると説明しています。「書かれる表現方法」になるわけですね。lithography, calligraphy, stenography と同類であるとされています。(ただし、ギリシャ語から直接のものでなく、そこを淵源とするヨーロッパ諸言語からの間接的影響を主に考慮しているようです。)

となると、多分、photograph + y という語形成ではないということかと思います。

アクセントについては、まるで無知ですが、

【pho】{to}{graph}=強・弱・弱 ですが、
×【pho】{to}{gra}{pher}=強・弱・弱・弱はいかにも辛いですね。
○{pho}【tog】{ra}{pher}=弱・強・弱・弱が楽です。

【sten】{o}{graph}→{ste}【nog】{ra}{pher}
でも同じ原理が働いています。
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photographer は observer, advertiser に比べて少し事情が複雑です。



一般に、動詞があり語尾に er をつけるときはアクセントは移動しません。多く場合はこれに該当します。
この語は1839年に Sir John Herschel という人がある報告書の中で作ったとされていますが、photograph とともに photographic, photography また動詞に転用した photograph が同時に使われています。ここではまだ photographer はありませんでした。

アクセントの位置について言えば photo- に限らず、-graph は「2つ前」 -graphy は「1つ前、つまり -o- 」にあります。
-grapher も -graphy と同じ位置にあります。

調べてみると -graph で終わるものは名詞で一部転用されて動詞用法があるものがあります。従って -grapher は普通の「動詞+er」とは事情が違うと言えます。

実はこの graph はギリシア語系のもので「書かれたもの、書く人」両方を表し -er はいらないのです。philosopher も同じで古くは philosoph(e) というつづりでした。後に類推によって人を表す er が付いたものです。

-y という語尾はギリシア語の -ia に由来し「抽象名詞;技術など」を表します。具体的な photograph に対し抽象的な photography というわけです。

結局 -grapher は純粋に動詞に er をつけたというより 「-graphy で表される技術を持つ人」の意味で、-graphy のアクセントを保存し、名詞から転用された動詞の -graph のアクセントを引き継いだものではないと言えるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。
-erがついてもアクセントは移動しない、というような単純なものではないのですね。結局、最後は1語1語丁寧に調べていかないといけないということでしょうか。

お礼日時:2007/06/06 09:09

1.-erでアクセントが変わる理由:



例文にあるobserverやadvertiserの-erは「生産的接尾辞」として、動詞の生産的活動を示す接尾辞として用いられます。これは、No.2の方が紹介されている、ギリシャを語源とする-grapherとは、事情が違います。

ギリシャ語原から派生した-graphy、そこから派生した人を表す-grapherは、そのすぐ前の母音にアクセントが移るという決まりがあります。
例:
geography「o」にアクセント
telegraphy「e」にアクセント
calligraphy「i」にアクセント
cacography「o」にアクセント
orthography「o」にアクセント

アクセントの位置が移る理由は、
(1)photograph「写真」から派生したphotography「写真術」などのように、名詞が2つある場合、発音によって意味の明確化を計ったことによります。
(2)photographer「写真家」は、photography「写真術」を駆使する技術屋としての名詞化ですから、このアクセントをそのまま踏襲したものです。

また、photographicになるとアクセントの位置が「a」に移動するのは、性質を表す形容詞の接尾辞である「-ic」を使った場合は、そのすぐ前の母音にアクセントが移るという事情からです。

例:
systematic「a」にアクセント
fantastic「a」にアクセント

一方、名詞に転用してしまった「-ic」にはこの法則は当てはまりません。例:
rhetoric「e」にアクセント。「o」ではない。


2.「-y」の意味:

「-y」は「技術」を表します。もともと-yは名詞に性質を持たせて形容詞化するために用いられたもので、-graphyのyも、-graphで終わる名詞に性質を持たせるために使われ、転じて「技術」「術」「用法」という意味になっています。従って、photographyは「写真術」となります。

学問にyで終わる語が多いのも、原義には「学問術」という意味があるからです。

例:
telegraphy「電信術」
geography「地理学」
geology「地質学」
psychology「心理学」

ちなみにphilosophyの場合は違います。これはギリシャ語からの借用語で、philo=love、sophy=wisdomの造成語になります。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/06 09:10

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