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江戸時代の徳川幕府の将軍の家紋と、御三家の家紋はそっくりですが、全く同じもですか?
西洋では、王族等は個人で紋章が微妙に違いますが、御三家全てが将軍家と同じものだったのか、
よく見れば微妙な違いがあるようなものだったのか教えてください。

A 回答 (2件)

こんにちは。


将軍家と御三家はどちらも三つ葉の「双葉葵」なので一見すると似ていますが、よく見ると微妙に違っておりそれぞれ「徳川葵」「尾州三つ葵」「紀州三つ葵」「水戸三つ葵」と呼ばれています。
「徳川葵」は周囲の円から葉に向けて中央に直接太い線が延びていますが、御三家のものはいずれも葉へと続く部分が閉じられています。その閉じている部分に葉の一番下の部分が両側から丸まっているように見えるのですが、その丸が三つの中で一番大きいのが「尾州」、やや小さく渦巻きのようになっているのが「紀州」、紀州と似たかたちで三つ葉を小さくしてあるのが「水戸」です。
家康が葵紋を用いるようになると他家は使用を憚ったということですので、御三家と言えどもまったく同じという訳にはいかなかったのでしょう。そんな中本多氏は葵紋を使い続けましたが「双葉葵」ではなく「立ち葵」を用いたそうです。
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この回答へのお礼

具体的にありがとうございます。
では、少なくともある程度教養のある人であれば、葵紋を見ただけで、どの家の家紋が判別できるということですね!

お礼日時:2007/06/01 19:07

家紋は家によって全て異なります。


徳川家の三つ葉葵紋も、
徳川葵、尾州三つ葵、紀州三つ葵、水戸三つ葵とそれぞれ意匠が異なった紋があります。
(大雑把に言うと、将軍家の紋は御三家の紋より葉脈の数が少ない紋です)
ほかにも、
越前三つ葵、会津三つ葵、などがあり、
徳川譜代の本多家や、新撰組の総長山南敬助の家などは三つ葉立ち葵紋という紋を持っています。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。
パッと見そっくりなので、もしかしたら日本の家紋は本家も分家も同じものを使っているのかと思いました。
御三家は単なる分家というよりも、もっと独特な存在だったと思いますので、
家紋だけで尾張さま紀伊さま・・・と判別できるのではないかと思って質問させていただきました。
分かりやすいご回答、どうもありがとうございました!

お礼日時:2007/06/01 19:06

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