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京都でよく見かける独特な形のダイスギ。
あれは、木を継ぎ足して作るものだと聞いたのですが、本当ですか?
調べてみたのですが、そういう記載がありません。
なんでも、その剪定の仕方が環境に優しい木なんだそうですが・・・

台杉についてなにか情報がありましたら教えて下さい。

A 回答 (2件)

suiranさんの指摘された事実はその通り、正しいのですが、最後の部分で少し説明不足に感じます。



台杉は伏条更新を行うウラスギの性質を利用して作られますが、決して伏条更新そのものではつくられていないのです(枝が地面に触れてこすれて、そこで根を出すのが伏条更新です)。

豪雪地では樹木は斜面下部に流れる雪に押されて引きずられることが起こります。そこで、伏条性(地面に触れたところで根を下ろす)を獲得したものが有利な形質として受け継がれていくのです。しかし、針葉樹のあの三角形の樹形を形作っているのはまた別の性質です。幹は幹、枝は枝として生長する特性です。いったん枝として生長を始めたら上に向くのではなく、幹と垂直に生長していき、決して幹として上を向いて生長はしないという性質です。この性質により樹木は円錐型の樹形を作り、先端の生長が確保されるわけです。この性質は広葉樹と比較して針葉樹では顕著に見られます(広葉樹では下の階層にある葉も弱いながらも光を利用できるシステムなどを発達させています)。ところが、伏条更新を行うグループでは、幹重視のこの性質はマイナスに働きます。幹が雪で折れたりしたら、枝は直ちに幹に取って代わって上に伸びる性質を持った方が有利になるからです。

ということで、ウラスギは枝が幹にかわって上向きに生長を始める性質が強いので、幹の天辺が止められたら、台杉の樹形が作られる訳です。

オモテスギでは天辺が折れてもなかなか枝は幹として立ち上がりませんし、複数の枝が立ち上がることは起こりません。このことから幹の曲がりを生じ材価を低下させることになります。

マツの場合、シンクイムシなどにより天が止められたら、しばらくして一旦は水平に生長を始めていた一番有力な枝が立ち上がりますので、あのマツ特有のグニャグニャ曲がった樹形が形作られるのです。
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日本の杉には,ウラスギ(裏日本の杉)とオモテスギ(表日本の杉)があります。

ウラスギでは雪の重みで枝が垂れ下がり自然の状態で取り木状態になる事を「伏条性」が有ると言います。芽や根が出やすい性質をしています。

ダイスギは,このウラスギの伏条性を利用しまして,わざと幹を切り切り株から何本かの芽を出させ,それを育てる杉の生産方法です。これを伏条台杉仕立てといいます。この方法は細く真っ直ぐな杉が得られることから床柱の生産に京都地方でかっては盛んに行われておりました。

昔は杉は挿木が出来ませんでした。挿し木できないから台杉仕立てのような方法をとったわけです。現在は挿し木できるようになりましたので挿し木して一本で育てる「一本仕立て」で育てるようになったわけです。何時から挿し木が出来るようになったのか知りませんが…。

現在は,京都のお寺や神社等に用材として切られなかった伏条台杉が,その姿が独特ですから庭木として保存されています。
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この回答へのお礼

情報ありがとうございます。
伏条性がキーワードですね。

お礼日時:2007/06/04 21:13

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