
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
#6です。
大変申し訳ないですが、#6において書き間違いがあったため
#7という形で訂正後の投稿を、ここに掲載いたします。
質問者さま・他の回答者さま・閲覧者の皆さまには、ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
運営スタッフ様に#6の削除依頼を出しておりますが、かなり日数が必要とのことですので、
重複回答を今しばらくご辛抱頂き、この投稿を参考にしていただければと願います。
よろしくお願いします。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
>本支店会計では、期末に内部利益を控除するため、
繰延内部利益控除/繰延内部利益
という仕訳を加える。
ここで疑問なんですが、これだと利益額は調整されるのですが、
棚卸商品の残高が調整されてないんじゃないか?と思います。
質問者さまの、この疑問の部分について回答いたします。
あなたが見ているこの設題は、B/S上・P/L上にて本支店間の内部利益の「間接控除法」を用いている場合の仕訳例です。
B/S上、棚卸資産の内部利益を含めた数字と内部利益の数字とが、両建て表示されるのが「内部利益の間接控除法」です。
棚卸資産の数字は期首から期末まで、内部利益を含めたままの状態です。
当然、B/S上の流動資産の数字は、内部利益の分だけ大きくなりますが、同時に、その内部利益は、流動負債の「繰延内部利益」勘定としてB/S計上され、結果として資産の誇大表示とはなりません。
また、P/L上でも内部利益の間接控除として「繰延内部利益戻入」で前期末商品の内部利益の利益計上を行ない、「繰延内部利益控除」で当期末商品の内部利益は費用計上します。
こうして内部利益の調整が行なわれますので、結果として当期純利益の誇大表示にはならないのです。
一方、棚卸資産の数字から「内部利益」を初めから控除した状態でB/S計上することを「直接控除法」と呼びます。この場合、前T/Bに「繰延内部利益」勘定は現れません。
内部利益の「直接控除法」か「間接控除法」かの判断は、前T/B・後T/Bに「繰延内部利益」勘定があるか否かです。
余談ですが、今期末に控除した本支店間の内部利益を、翌期に再び戻入しないといけないサイクルが何故なのかはご存知でしょうか。(自分にはそれがずっと謎だった)
簿記上、前期からの棚卸資産は、当期において外部に売りさばかれ、当期末のB/S上からは消えてなくなると考えます。(先入先出の感覚)
前期商品から持ち越された内部利益は、期首における残高試算表内では控除されたままの状態にあります。本店仕入・支店仕入の商品が双方の手許に残っている場合、内部利益は正直に消去しておかないと、資産・利益の誇大表示になるからです。
ところが当期において、前期から引き継がれた本支店間内部仕入の棚卸商品が外部に販売されたことで、販売された商品に付加されていた内部利益は、外部販売における売上高の中で、一緒に売上利益として実現した状態になります。
そのため、前期決算では度外視され、いったん控除した内部利益を、今期決算では、れっきとした売上利益の一部として新たに戻入する作業を、毎期繰り返し行なうのです。
ご質問の例では、残高試算表内の「棚卸資産」の残高は、内部利益ごと丸々含めた状態の数字で計上されています。あなたはそれが心配なのでしょうけど、「棚卸資産」勘定は、内部利益を含む表示のまま、調整しなくてよいのです。
内部利益を調整する役割は、「繰延内部利益」勘定が、きちんと果たしますから。
~本支店合併B/S上・P/L上内部利益の間接控除法を用いる場合~
(期首商品の内部利益調整) 繰延内部利益/繰延内部利益戻入
(期末商品の内部利益調整) 繰延内部利益控除/繰延内部利益
で、内部利益は、最終的に正しく調整された形になるのです。
追記:本支店合併B/S上では間接控除法・P/L上では直接控除法を用いたい場合はこのように仕訳を起こします。
(期首商品の内部利益調整) 繰延内部利益/仕入(売上原価)
(期末商品の内部利益調整) 仕入(売上原価)/繰延内部利益
P/L上内部利益の「直接控除法」か「間接控除法」かの判断は、前期末の残高試算表に「繰延内部利益戻入」・今期末の残高試算表に「繰延内部利益控除」の勘定が存在しているか否かを観察することです。
訂正まで丁寧に書いて頂いてありがとうどざいました。
とても分かりやすかったです。
やはりB/S上の期末商品の額は内部利益の額だけ多くなっているんです
ね。そして内部利益額だけ、繰延内部利益が貸方に発生する事で貸借のバラ
ンスが合う訳ですね。と言う事は、繰延内部利益は期末商品の評価勘定と
いう事もできるのでしょうか?
また期首の繰延内部利益戻入の仕訳に関しても、期首商品勘定が多く上がっ
ているわけで期首商品が多いと言う事は、売上原価が大きくなってしまう訳
でそれを期首に戻入という収益を発生させて相殺している訳ですね。
期末商品が多く計上される事がわかりすべて疑問が解決しました。ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
>tmick
こちらが間違っているかもしれませんが
まず独自の決算整理後残高試算表を作成します。
その後、損益(支店の損益を本店に振替)勘定
↓
総合損益勘定
↓
繰越利益剰余金勘定
↓
残高勘定
その仮定で繰延内部利益戻入(控除)の仕訳はあります。(帳簿上の金額が動きます)
個別ベースなので内部利益込みの商品(繰延内部利益として間接表示)や本支店間の債権債務も残ったままです
この流れとは別に決算整理後残高試算表から
個別ベースの財務諸表を作成し、単純合算し
「精算書上」内部勘定の相殺消去、内部利益の控除として金額を調整します。
この調整する際の仕訳
繰延内部利益 / 繰延内部利益戻入
繰延内部利益戻出 / 繰延内部利益
をしますが、精算書上の仕訳であって、帳簿上の仕訳ではありません。
帳簿上は損益振替の後、総合損益勘定の際に仕訳きって実際に動きます。
と書いている内にtmickさん同じこと書いているなあと気づく(汗
合併財務諸表には内部利益を除く方法もあれば
繰延内部利益勘定(戻入、戻出)を用いて間接
表示する方法がありますね(確認)
誤っていればご指摘ください。
karz01さんも長文の回答ありがとうございました。
書いている最中でtmickさんから一足早い投稿があったようでw
karz01からも投稿があったおかげで回答に確信がもてました。
私の短い質問に丁寧に長文で回答頂き本当にありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
>本支店会計では、期末に内部利益を控除するため、
繰延内部利益控除/繰延内部利益
という仕訳を加える。
ここで疑問なんですが、これだと利益額は調整されるのですが、
棚卸商品の残高が調整されてないんじゃないか?と思います。
質問者さまの、この疑問の部分について回答いたします。
あなたが見ているこの設題は、B/S上・P/L上にて本支店間の内部利益の「間接控除法」を用いている場合の仕訳例です。
B/S上、棚卸資産の数字と内部利益の数字が、両建て表示されるのが「内部利益の間接控除法」です。棚卸資産の数字は初めから終わりまで、内部利益を含めたままの状態です。
当然、B/S上の流動資産の数字は、内部利益の分だけ大きくなりますが、同時に、その内部利益は、流動負債の「繰延内部利益」勘定としてB/S計上され、結果として資産の誇大表示とはなりません。
(この「繰延内部利益」勘定、一見、P/Lの収益科目に見えますが、B/Sの負債科目であるのは、すでにご承知のとおりです。)
また、P/L上でも内部利益の間接控除として「繰延内部利益控除」で前期末商品の内部利益は費用計上し、「繰延内部利益戻入」で当期末商品の内部利益の利益計上を行ないます。こうして内部利益の調整が行なわれますので、結果として当期純利益の誇大表示にはならないのです。
一方、棚卸資産の数字から「内部利益」を初めから控除した状態でB/S計上することを「直接控除法」と呼びます。この場合、前T/Bに「繰延内部利益」勘定は現れません。
内部利益の「直接控除法」か「間接控除法」かの判断は、前T/B・後T/Bに「繰延内部利益」勘定があるか否かです。
余談ですが、今期末に計上した本支店間の内部利益を、翌期に控除しないといけないサイクルが何故なのかは、ご存知でしょうか。(自分にはそれがずっと謎だったのですが)
簿記上、前期からの棚卸資産は、当期において外部に売りさばかれ、当期末のB/S上からは消えてなくなると考えます。(先入先出の感覚)
当然、前期商品に付加される繰延内部利益勘定も一緒に消えてなくなる処理が必要なため、控除しないといけないのです。
あなたが心配されていらっしゃる、棚卸資産の内部利益が「棚卸資産」の残高に影響を与える例は、「内部利益の直接控除法」を用いて処理する場合です。
ご質問の例では、前T/B「棚卸資産」の残高は、控除すべき内部利益ごと丸々含めた状態の数字で計上されています。ここでの内部利益を示す勘定が「繰延内部利益」勘定ですから
本支店合併B/S上・P/L上で間接控除法を用いている場合
(期首商品の内部利益調整) 繰延内部利益/繰延内部利益戻入
(期末商品の内部利益調整) 繰延内部利益控除/繰延内部利益
でよいのです。
追記:本支店合併B/S上では間接控除法・P/L上では直接控除法を用いたい場合はこのように仕訳を起こします。
この部分の見極めは、前T/Bに「繰延内部利益戻入・控除」勘定があるか否かです。
(期首商品の内部利益調整) 繰延内部利益/仕入(売上原価)
(期末商品の内部利益調整) 仕入(売上原価)/繰延内部利益

No.5
- 回答日時:
>karz01さん
本店の総合損益勘定の内訳を考えてみてください。
損益勘定、支店勘定、繰延内部利益控除・戻入から構成されていることからも、内部利益の控除は帳簿上なされているのは明らかだと思います。ただ、精算表のスタートは控除前からです。
ちなみに先ほど書いた、外部公表用の財務諸表とは正式に財務諸表利用者に提示する財務諸表という意味で、この議論でいう合併財務諸表のことという理解で差し支えありません。。なぜこのように書いてしまったかというと、実務的には精算表上の合併財務諸表上において繰延内部利益を商品勘定と相殺しない方法もあるからです。正確に書こうとして、逆に混乱させてしまいましたね。
ついでに言っておくと、
繰延内部利益控除/繰延内部利益という仕訳によって発生した勘定は合併財務諸表上
売上原価 /繰延内部利益控除(帳簿上の仕訳ではない)
(期末商品棚卸高の減少)
繰延内部利益/商品(帳簿上の仕訳ではない)
という処理によって控除されて表示されることになります。
No.4
- 回答日時:
まず内部取引や内部利益が入った
個別財務諸表を作ります。
外部公表用ではないし、個別に経営成績を
把握する為に内部利益等を控除しません。
個別財務諸表を合算して合併財務諸表を作ります。
ただこのままでは内部利益等があるため
「精算表上」で調整します。
精算書上で調整するため、帳簿上の金額は動きません。
合併財務諸表は内部利益を控除しないといけないので棚卸商品(内部利益込み)から繰越内部利益を控除した残額が財務諸表に計上されます。

No.3
- 回答日時:
前述の二人が違うことをおっしゃっていたので一応テキストで確認しました(会計士用ですが・・・)
帳簿上でも内部利益の消去の仕訳は行われます。ただし、内部取引、債権債務の消去は行われません(具体的には本店仕入、支店売上の相殺消去。本店勘定、支店勘定の相殺消去のことです。)。ちなみに精算書上ではすべて行われます。
質問の答えは二人と大差なく、商品勘定は繰延内部利益という勘定を介して間接的に控除されていて、外部公表用の財務諸表上ではたとえば、商品200繰延内部利益50あったとすると、商品150と直接控除して表示しなければなりません。
No.2
- 回答日時:
内部利益の控除の仕訳は帳簿に反映されると思いますが。
本支店会計は、あくまで本店と支店の独自の利益を管理するために内部的に行われるものに過ぎないので、本支店会計を適用していない場合と損益ないし資産負債の額が一致していなくてはなりません。
よって本支店間の取引による未実現の利益は帳簿上も消去しないといけません。
tonnberi55さんの質問の回答ですが、繰延内部利益控除/繰延内部利益
、という仕訳をきることで貸方側に資産のマイナス項目である繰延内部利益が計上されることになるので、これを商品からマイナスすることで棚卸商品の残高はちゃんと調整されますよ。
貸方に商品勘定を使わなくても、実質的には商品を減額しているとみることができます。
ただし合併財務諸表を作成する場合には科目の調整が必要になります。
No.1
- 回答日時:
内部利益の控除は合併財務諸表の作成のためにします。
ですから、個別財務諸表の金額は内部利益の控除前の金額となります。
内部利益の控除の仕訳をきっても帳簿には反映させないということです。
合併BSでは商品の金額は内部利益を直接控除した金額で表示し
とくに仕訳をきることはありません。
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