「お昼の放送」の思い出

簿記を本格的に勉強している者ではないのですが、
仕事上ある程度の知識が必要になりました。

先入先出法での返品についてなのですが、
(1)自社が販売した商品が返品された場合
(2)他社から仕入れた商品を返品する場合
についてそれぞれ教えて下さい。


まず(1)ですが、調べたところ「最初から返品分少ない数を販売した」と
考えれば良いというのを見ました。

○○工業に商品Aを10個販売し、その原価の内訳が
4/1仕入分:100円×8個
4/2仕入分:110円×2個
で、4/3に4個が返品された場合、返品の内訳は
4/2仕入分:110円×2個
4/1仕入分:100円×2個
で、計420円、ということで間違いないでしょうか?

次に(2)についても調べてはみたのですが、私にはよく理解できなかったので、
どういう考え方をすれば良いのか、ご教授下さい。

以下に例をあげますが、現実的にこのような取引があるかどうかは
とりあえず除外して下さい。

××商事から仕入れた商品Bについて、
4/1仕入分:100円×8個
4/2仕入分:110円×2個
の取引があり、4/3に4個を返品した場合、返品の内訳は
どのようになりますか?

それともうひとつ疑問なのが、仕入と返品に時間的な間隔があり、
××商事に返品する際に、××商事から仕入れた商品が
全て払い出されていた場合です。

全て同一の商品について、
4/1××商事より仕入:100円×10個
4/2△△商会より仕入:110円×10個
4/3○○工業に販売:10個(4/1仕入分100円×10個)
の取引があり、4/4に××商事に5個返品する場合、
どのように処理するのが正しいのでしょうか?

質問が多く申し訳ないですが、よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

#3です。



>あくまで簿記の先入先出法の考え方は参考までに、
ある程度は社内での決まりごとを別途検討
することとします。//

生じる誤差は月毎とか四半期毎とかを決めて調整すればいいと思います。

次なるご質問、
>仕入の返品を「仕入れなかった」と考えるか、
「払い出した」と考えるかで異なると
思うのですが、どうでしょうか。//

ですが、これは「仕入れなかった」と考えるのが妥当と思いますが、その「仕入れなかった」商品が4/1の分か4/2の分かはこの返品によっていくらの返金(または買掛金の減少)になるかで決めるしかないと思います。そう、ここで決めることではなく、仕入先との交渉次第です。

なぜ販売する際の払出価格の決定方法が色々とあるかというと、販売時に顧客とやり取りする金額は売価であって仕入価格ではないからです。つまり、販売したときに、
「販売した商品の仕入価格はいくらだろう?」
ではなく
「販売した商品の仕入価格はいくらと考えたらいいだろう」
と、言う風にしか考えられないからです。
一方で、仕入れ時には、実際に動くお金や発生する買掛金の金額が仕入価格そのものです。「どう考えたらいいだろう?」なんて余地がありません。仕入先に返品するのならば、先に仕入れたものでも、後に仕入れたものでも良いわけです。それが幾らかが明確ですから。どちらを返品するかは当事者間の決め事に過ぎません。
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この回答へのお礼

>一方で、仕入れ時には、実際に動くお金や発生する買掛金の金額が仕入価格そのものです。「どう考えたらいいだろう?」なんて余地がありません。

仕入の返品に先入先出なんて考えはそもそもなかったんですね。
失礼しました。よくわかりました。

仕入の返品は、取引先との決め事で「いつ仕入れたいくらの商品をいくつ」返品するかが明確になるので、その分を除外した、通常の払い出しと残ったものについてだけ先入先出を適用すれば良いのですね。

とても面倒な質問だったと思いますが、お付き合いいただきありがとうございました。

お礼日時:2013/04/11 10:02

少し難しい言葉になりますがご容赦ください。



会計上での「先入先出法」とは
最も古く取得されたものから順次払出しが行われ、期末棚卸資産は最も新しく取得されたものからなるとみなして払出単価を算定する方法、のことです。

100円×2個の商品Aを持っていた
110円×10個の商品Aを仕入れた

A商品を130円で8個売った
棚卸資産A商品(手元に残るA商品)が4個ある

これのA商品棚卸資産の価値を110円×4個=440円と見るアプローチが先入先出法です。
売った8個の売上130円×8個=1040円に対する原価は100円×2個+110円×6=860円と算定されます。


参考までに、棚卸資産A商品の払出単価の算定方法として有名な別の方法が総平均法です。
これは100円×2個+110円×10個=1300円
1300円÷12個=108円と計算し
A商品棚卸資産を108円×4個、売上1040円に対する原価を108×8個とみなすのが総平均法です。


本題に戻ります。先入先出法を用いて古いものから売れていったとします。
そして返品がありました。
その返品の価格を算定する場合に古いものから返されたとするべきか新しいものから返されたとすべきか。
ここで考えて欲しいことは先入先出法の場合
古いものほど相手に売れ(相手の手元にいき)、新しいものほど自分の棚卸資産になっているという点です。
その上で返品を考えた場合、先入先出法に則しているのは
相手が持っている(売りつけた)商品の中でも新しいものが返品されてきて、ふるい物ほど相手の手元に残るイメージです。


尚、仕入に対して先入先出法は用いられません。
返品というのはそもそも正常な行為があってそれを一部取り消す行為ですよね?
正常な仕入では出す取引を含めないですからね。

それを返品ありきで無理やり、仕入を先入先出で返品する、というのなら文字どおり
先に仕入れた4/1を4個返品するだけです。ただしこれは先入先出法という会計用語とは無関係であり
先入先出という日本語のイメージによって例えられただけです。


他の具体的な回答は省略させていただきますが参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

Major123さんへのお礼と重複しますが、仕入の返品に先入先出が適用されないというのがよくわかりました。

仕入の返品を除いた通常の払い出しと残ったものに先入先出を適用する方向でなんとかまとまりそうです。

ご丁寧に解説していただき、ありがとうございました。

お礼日時:2013/04/11 10:11

この辺で終わりにしたいと思いますが、目的があると思われるので、会社の顧問税理士さんに確認することをお勧めします。

というのは、この例題くらいの規模なら良いのですが、会社の棚卸というと税金が絡んでくるので、税務署が認める方法を採用せざるを得ないわけです。ネットで、どこのだれともわからない回答を鵜呑みにしてはいけません。
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その後、ネットで調べてみたところ、(1)はご質問のとおりに処理しするのが先入れ先出し法なのだという記述がわかりました。

ただし、先に売ったものは得意先でも先に販売されているという先入れ先出し法を適用して「後から売ったものが返品される」と処理しているようです。

「最初から返品分少ない数を販売した」は、問題を解くための方便にすぎないと思います。

先入れ先出し法というのが、仮定の計算方法なので(2)のほうも、××商事に返品してしまうのも可能なのかもしれませんね。××商事とか△△商会を消してしまって、「仕入:100円×10個、仕入:110円×10個、販売:10個、5個仕入返品」あたりで考えたらいいのかもしれません。

簿記には違いないのですが、棚卸資産の評価法あたりの問題のようです。

この回答への補足

お二方ともご丁寧にどうもありがとうございます。

今回の件は、確かに売れたものと残ったものの原価を
どのように扱うかを明確にすることが前提なのですが、
その上で取引のつど販売原価と在庫原価を
把握することも求められていました。

ですが、そこまで考えるとどうも簿記の考え方で
先入先出法をぴったり当てはめられる問題では
なさそうですね・・・。

あくまで簿記の先入先出法の考え方は参考までに、
ある程度は社内での決まりごとを別途検討
することとします。

ということで、なるべくシンプルに再度
お聞きしたいのですが、(1)については
注意が必要なものの最初の考え方で
おおよそ問題ないというのはわかりました。

先入先出法の原則は「先に仕入れたものから
順に払い出し、新しいものが残る」ですよね。

その上で(2)について、全て同じ仕入先との
取引として以下の場合を教えて下さい。

4/1仕入:110円×5個
4/2仕入:100円×5個
4/3返品:5個

あえて単価の大小をこれまでと逆にしてみましたが、
ここで例えば、明らかに4/1分が不良だった
場合は別ですが、一番最近の100円のものを
返品するのが自然かと思いますし、
仕入先としても古いものを高い金額で
買い戻したくはないですよね。

なので返品時に取引される金額としては
100円×5個となると思いますが、
あくまで自社内部の問題で、ここで「出た」
商品の原価と「残った」商品の原価に
先入先出法を適用したい場合、返品した
商品の原価はいくらになるのでしょうか?

仕入の返品を「仕入れなかった」と考えるか、
「払い出した」と考えるかで異なると
思うのですが、どうでしょうか。

補足日時:2013/04/10 19:21
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こんにちは。



先入先出法は、先に仕入れたものが先に売れていくとみなす考え方ですから、返品があったとしても、返品されずに売れていったものは先に仕入れたものです。ですから(1)については
MMTRSさんのお考えで良いと思います。
ただ、先入先出法は、商品の個体識別ができずに、従ってそれをしないが故に、最後に手元に残っている商品の価額を決める際に、後から仕入れた商品の価額から当てはめていくと考える方法です。ですから、仕入れや返品が事例よりも頻度が多く、しかも返品のタイミングが遅いような場合には、払出のつど払出価額を付けていく方法では、期末に一括して払出原価と期末商品原価を算出する方法(これが本来の先入先出法です)と数字が合わなくなることが起こり得ます。

次に(2)ですが、同じ品をあちこちから大量に仕入れている場合には、あり得そうな話ですね。これは先入先出法の話ではないと思います。事例で言うと××商事に返品するのですから、××商事から仕入れたときの価額を当てはめないとおかしいと思います。××商事だって自分が売った価格より高い金額で引き取るなんてことしないでしょう。ですから、売れ残った商品をどこかに返品する際に、仕入れ先のどこにでも返品が可能なのであれば、仕入れ値の高い△△商会に返品したいですね。

先入先出法など、棚卸資産を評価する方法が目指すところは、仕入れてきた商品のうち、売れたものと残ったものの原価(売上原価と期末商品原価)を仕入れた金額の中からどのように分配していくかという話であって、仕入れるまでのやりとりの話ではないのです。ですから(2)は先入先出法の対象内の話ですが、(1)は対象外の話です。
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おっしゃっていることが、よくわかりませんね。



>「最初から返品分少ない数を販売した」

これだけは、補足のURLを見て意味がわかりました。でも、そんなふうに考えるかな?
25個売って返品なしと30個売って返品5個では売れた数量は同じですが、引き合いに出すには違和感があります。

ということで、詳しい方の回答を待ってください。

私は、「最初から返品分少ない数を販売した」などとは考えません。先に払い出したものが返品されてきたと考えます。先入れ先出し法とは、そのようなものだと理解しています。
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>「最初から返品分少ない数を販売した」



実際上はあるかもしれませんが、簿記の考え方ではありません。


>、4/3に4個が返品された場合、返品の内訳は
>4/2仕入分:110円×2個
>4/1仕入分:100円×2個
>で、計420円、ということで間違いないでしょうか?

違うと思います。先入先出法なら古いほうからですので、4/1仕入分:100円×4個が返品されてきたと考えます。


>全て同一の商品について、
>4/1××商事より仕入:100円×10個
>4/2△△商会より仕入:110円×10個
>4/3○○工業に販売:10個(4/1仕入分100円×10個)
>の取引があり、4/4に××商事に5個返品する場合、
>どのように処理するのが正しいのでしょうか?

××商事の商品は売却済みのため、返品はできません。△△商会から仕入れた商品を△△商会に返品できます。これも、簿記の問題ではないと思います。

この回答への補足

>違うと思います。先入先出法なら古いほうからですので、4/1仕入分:100円×4個が
>返品されてきたと考えます。

http://boki.info/Q/3/3K2/07t02t21t19t16.htm
↑このあたりや、他にもいくつか見てみましたが、どれも同じと思われる内容でした。
解釈の仕方間違ってますか?


>××商事の商品は売却済みのため、返品はできません。

説明が不足していて申し訳ないですが、今回お聞きしたいのは、
仕入先や原価が違っていても全く同じ商品なので、実際に販売や返品した
商品がどこから仕入れたものかは別として、原価の扱い方についてのみ
先入先出法の考え方を適用したい場合、です。

先の例の「4/3○○工業に販売」の箇所に「4/1仕入分100円×10個」と
書いてしまったので、ややこしくなってしまいました。

以下の場合はどうなるでしょうか?
4/1××商事より仕入:100円×10個
4/2△△商会より仕入:110円×10個
4/3○○工業に販売:10個
※実際に販売したのは△△商会より仕入れた110円×10個だが、
原価のみ先入先出法を適用したい。
4/4××商事より仕入のうち5個に不良が判明したため返品

これに先入先出法を適用すると、なんとなくですが、
4/3の業務終了時点では、○○工業に販売したのは
4/1に××商事から仕入れた100円×10個ですが、
4/4に××商事に返品したことにより、4/3の販売原価は、
実は××商事からの100円×5個+△△商会からの110円×5個であった、
という修正が入るのかな、と思いました。

この考え方は正しいですか?
それともやっぱり簿記の範囲外の問題ですか?

補足日時:2013/04/10 11:01
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