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引当金繰入額の表示について
売上割戻し引当金や返品調整引当金等といった引当金がありますよね。
その二つの引当金の繰入額のPL上での表示の仕方について疑問を持ちました。
テクストには原則として
(1)売上割戻し引当金繰入額は売上高から直接控除とあります。(つまりPL上非表示)
(2)返品調整引当金は売上総利益から控除(繰入額表示して間接的に控除PL上に表示される)
この二つの表示方法の差異を支えている理論といったものはありますか。
利害関係者にとっては商品の返品額はやはり重要だからとかなのでしょうか。
ご教授よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

総売上高を示さない理由は価格政策などの企業秘密を表に出さないためが大きいです。



現在の制度会計で総売上高を出している企業はありませんよね。
基本的に純売上高ですよね。

売上割戻しは売上高の控除項目です。
売上割戻しは総売上高から直接控除して純売上高で表示します。
だから売上割戻し引当金の繰入額も総売上高から直接控除です。

返品というのは売上高と売上原価の両方が減少します。
そこで売上高と売上原価の差額である(売上総)利益を減少させます。
利益を直接減額することはできないので、返品調整引当金の繰入額は売上総利益から間接控除です。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
二つの引当金の性質の違いを考慮したものだったのですね。

お礼日時:2010/03/20 10:33

これは、PLの「売上値引及び戻り高」の表示がかってはかっては独立表示だったのが、1960年頃(?)の財表規則の改正により、従来の別表示を例外法として残したものの、直接控除後の売上高の表示を原則とすることに変更されたことが根拠となっているのではないでしょうか。



この改正は、売上値引等の情報は、その企業の価格政策がライバル社へ筒抜けになるとの危惧が実業界にあっことを配慮したものとか仄聞した記憶があります。

一方、某テキストでは、売上割戻し引当金や返品調整引当金は、原則として販売費一般管理費に表示することとされ、例外として、売上割戻し引当金は売上高の次に「売上割戻し引当金繰入」として、又、返品調整引当金については、売上原価計算の区分に「返品調整引当金繰入」とすることも考えられると説明されています。

このことは、会計理論上は総額主義の原則により別表示すべきとの考え方は健在するものの、上述の財表規則の改正の事情により「売上高から直接控除」とされたのではないでしょうか。

#1さんのご回答にある返品の有無も確かに両者の決定的な違いではありますが、売上高が減少するという意味では両者に違いはないと思います。

確たるところは、そのテクストの著者に確認しないと分かりませんが、以上のような見方もあると思います。
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この回答へのお礼

会計処理方法の背景までお教え下さって誠に有難うございます。
色々な事情を斟酌して様々な会計処理の仕方があるのですね、
大変納得のいく理論だと思いました。

お礼日時:2010/03/20 10:29

売上割戻引当金は売上額に対する割り戻しなので商品は戻ってきません。

つまり、売上高自体が減るわけですから、引当金繰入時には売上高から直接減額を行います。
返品調整引当金は返品された場合に商品は戻ってきますから、引当金は売上利益に対して設定します。ですから、引当金繰入時は売上総利益から利益を減額させます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かに商品が戻ってくるかどうかは大きな違いですね。

お礼日時:2010/03/20 10:20

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