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111回 第3問 本支店会計の繰越商品の額を求める問題で

(2)支店の期首商品棚卸高には本店より仕入分は含まれていない。
と書いてあります。

決算整理前残高試算表の繰越商品は
本店:1,170,000
支店:650,000

本店より仕入は
支店:2,090,000
です。

期首商品棚卸高の答えは1,820,000円なのですが
「(2)支店の期首商品棚卸高には本店より仕入分は含まれていない。」
は何を意味しているのでしょうか?

ただのひっかけでしょうか?
この「2,090,000円」は未達事項の勘定の一致を確認する時以外使う場面はありますか?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

この問題は資料3にあるように、「本店から支店向け売上には原価の10%の利益が付加されている」点がポイントです。



繰越商品の残高を計算するには、この内部利益を控除してやる必要があります。
期首商品棚卸高には本店からの仕入がないということなので、内部利益を控除する必要はなく、本店支店の繰越商品の合計額がそのまま期首商品棚卸高とすることができます。
もし、本店より仕入れ分が含まれているとすれば、内部利益を控除しなければなりませんから、これは重要な情報です。

期末商品棚卸高の方には、支店分の商品の385,000円分と未達事項の(1)にある110,000円に内部利益10%が付加されています。
そこで、この合計額495,000円から内部利益を計算すると、
495,000-495,000÷1.1=45,000円
つまり期末商品棚卸高の内、内部利益は45、000円となります。
そして、期末商品棚卸高と未達商品分の合計額から内部利益を控除した額が、正式な期末商品棚卸高になります。

「本店より仕入」と「支店向け売上」、「本店」と「支店」勘定はそれぞれ相殺すべきものですから、特に気にする必要はありません。ただし、これらが一致した額にならない場合は、仕訳が間違っていることを意味します。
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この回答へのお礼

よくわかりました!ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/02/08 22:02

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