この人頭いいなと思ったエピソード

私は今高校2年生で、薬剤師になろうと思っています。
そこで、学校に進路の話をしに来た方が居たのですが、その人曰く
「6年制の大学に行ったって所詮今はドラッグストアにしか入れない」
と言われてしまいました。
私は病院に勤めたいと思っていたのですが、就職先を見てみると病院に勤められる人は少ないのだそうです。
本当にそうなのでしょうか?
また、そうだとしたら6年をかけてまで薬剤師になる意味はあるのでしょうか?
回答宜しくお願いします。

A 回答 (5件)

都道府県にもよりますが、求人サイトを見てみると薬剤師の求人はありますよ。

http://yakuzaisi.syuriken.jp/
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 m_1100_aさん こんばんは



 大学は修士を卒業し、現在は薬局を経営している薬剤師です。

 薬剤師になるためには2つの方法がある事をお解りでしょうか???どちらも最低薬科大学に進学しないとならないのですが、1つは6年制の学科を卒業して薬剤師になる方法、もう1つは4年制学科→大学院修士課程→足らない科目を履修(つまりトータル7年で国家試験受験資格を得る)する方法です。この違いはお解りでしょうか???
 4年制学科は、元々薬のプロとして研究開発の仕事に就く事を目的にした学科なんです。したがって修士の2年間は私が修士で学んで様に、研究者としての基礎的な知識を学ぶ事になります。6年制学科は、4年制学科卒者が修士で研究者としての基礎を学んでいる2年間に、医療人として医師との共同作業で患者に適切な医療を提供する為の最低限の知識を学ぶ事になります。幾等4年制学科卒者が修士卒業後+足らない科目を履修して薬剤師になったとしても、2年間の勉強内容が違いますから、差が有って当たり前だと私は思います。
 実際に新カリキュラム(4年制・6年制と言うカリキュラム)で学ばれた方の就職者がまだ居ませんから詳しい事は解りませんが、多分6年制学科卒者からの薬剤師が病院や調剤薬局の就職・4年制学科→修士→足らない科目を履修と言うコースでなった薬剤師がドラックストアー就職と言う棲み分けが出来るだろうと想像しています。

 昔の薬剤師は病院に就職した場合、院内薬局での処方箋調剤や無菌製剤の調整等調剤の仕事が殆どでした。現在の病院薬剤師は病棟回りをして患者さんのベットサイドに行き、今服用している薬で本当に効果を示しているか等の情報を医師に伝え、医師と共同で処方検討等の仕事もしています。街場の調剤薬局の場合は、在宅患者のお宅を訪ね、今服用している薬が服用し易い剤形なのか・服用し難い剤形なら同じ作用で服用し易い剤形はないか(もちろん同じ作用のお薬と言う条件で・・・)、保存状態はし易いかどうか・きちんと効果が出ているかどうか等を薬学的知識で検討した結果を医師に伝え、より良い効果を示す処方内容かどうかの検討等を医師と一緒にすると言う仕事もしています。そのためには色々な薬学的知識が必要になります。そのために、私たちが学部時代に学んだ4年間では足らないと言う事で6年制の学科が作られたわけです。以上よりお解りになったと思いますが、本当の意味での医療人として医師と共同でその患者さんに最適な医療を提供するためには、6年かけて専門知識を学ぶ必要がると言う事です。

 ドラックストアーついては、まずは売れるだろう所に出店しその店舗の売上が上がらなかった場合は即閉店する(この方式を「スクラップ&ビルド方式」と言います。)方法で多くのドラックストアーは売り上げを出そうとしています。2年後には「登録販売者」と言う資格が出来、薬剤師が居なくても例えば太田胃散・バファリン等のリスクが少ない一般医薬品なら「登録販売者」で販売出来る様になります。したがってドラックストアーでの単なる売り子としての薬剤師の就職需用は減るでしょう。と言う様に法律が変わろうとも、ドラックストアーを出店する為には1人以上の薬剤師(この薬剤師を「管理薬剤師」と言い、薬局の管理をする事になります。)が居ないと出店すら出来ないんです。多くのドラックストアーが「スクラップ&ビルド」と言う方式で売上を伸ばしている関係で、ある程度の薬剤師数はドラックストアーでも需用があると考えられます。

 以上が病院や調剤薬局とドラックストアーの違いの一部ですが、本当に病院に薬剤師として就職したい場合ある程度のしっかりした薬学的知識がないと就職出来ない事がお解りになったと思います。20年・30年前等の様に、薬剤師の資格さえあればそれなりの病院に就職出来た時代とは違うと言う事ですね。もし薬科大学を卒業して薬剤師の資格さえ取れればそれで良い的な感覚で大学時代勉強していたら、ドラックストアーの出店目的に薬剤師の資格を提供するだけの薬剤師でしかなれないかもしれません。病院に就職して患者さんに本当の意味での医療提供者になりたいなら、大学時代しっかり専門的知識を学ぶ必要が有ります。医療も私の学生の頃と比べて進歩が激しく、4年間では最低限の事すら学べなくなりつつ有ります。そう言う意味で6年かけてまで薬剤師になり、正しい医療提供を出来る人材になる事には大きな意味がある事だと私は考えています。

 以上何かの参考になれば幸いです。
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私も薬剤師です。

経営などにも少し明るいです。
医療費が32兆円を超え、調剤薬局の増加も頭打ちになっている。要するに、薬局は将来減るかもしれず受け皿は増えないのに卒業生は増えるため、薬剤師をすべて就職させるのは難しくなっていくということです。

確かに薬剤師の将来は余り明るくは無いかもしれません、でも、他の方がおっしゃる通りドラッグストアにしか入れない事はありません。むしろ、方向性的にはドラッグストアに薬剤師は入らない方向で行政は進めています。(H21年より、リスクの低い一般医薬品(処方箋のいらないくすり)は薬剤師でなくても登録販売者であれば販売できるようになる⇒将来は一般医薬品はすべて薬剤師が要らなくなるかもしれない)   ドラックストアから薬剤師が要らなくなれば、多くの薬剤師が生活できなくなるでしょう。薬剤師会という組織がそうならないようがんばっていますが、薬剤師は政治に興味が無い人が多くそうなる可能性は段々高くなってきています。

私も病院時代は充実感があり、色々勉強しましたが、優秀であれば間違いなく病院に入れると思います(私は大して優秀ではないですが)。一番手っ取り早いのは、医学部のある大学の薬学部に入って上級になった時に、病院に顔の利く教授のいる研究室に入ることと思いますよ。

国家試験の合格率は35~90%後半と大学によって差があります。就職時には大学による選別もあります。

いろいろ嫌なことを書いてしまいましたが、病院の薬剤部はなくなりません。志の高い人は大丈夫と思います、まずは定員割れしてない薬学部を探してください。
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私も薬剤師ですが



>そこで、学校に進路の話をしに来た方が居たのですが、その人曰く
>「6年制の大学に行ったって所詮今はドラッグストアにしか入れな
>い」と言われてしまいました。

この方は何の資格を持っておられる方でしょうか?
現状はそんな物では在りません!!
まず進路として薬剤師を目指すなら、薬学部に入りますが一生懸命勉強して実習に望んでください。実習先(6年生になり、院内薬局と外の薬局での実習が行われます)で、その時までに学んだ事を発揮して実習を行えば、実習先が認めてくれれば「卒業したら家に来いよ」とこえかけてくれる筈です。
何もしていない学生は、卒業まじかになり進路先を探しうろうろする事になります。
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薬剤師です。



>6年制の大学に行ったって所詮今はドラッグストアにしか入れない
そんな馬鹿げた話はないです。だってそうしたら病院の薬剤部には新人が永久に入ってこないことになってしまいますよ(笑)

ただ、今は新設校が多いですよね。病院によっては、大学を差別化している所もあるそうです。まだ卒業生はいないですけれど「○○(大学)からはとれないな~」とか。実際に就職時期になったら変わってくるとおもいますが。
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