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なぜ静脈注射をするのでしょうか?

というのも、例えばある病気を治すために、Xだけの量の薬が必要だとします。静脈注射をすると、一度心臓に行き、それから各臓器に血液が行きます。だから、静脈注射をした薬の全部が作用させたい部位に行くのではなく、一部は別の部分に行ってしまいます。だから、静脈注射をする場合はXよりも多い量の薬を投与しなくてはいけません。
しかし、動脈注射の場合、作用させたい部位できるだけ近くで、しかも肝臓には行かない動脈に注射すれば、注射に必要な薬の量はXだけです。
だから、動脈注射のほうが静脈注射よりも良いと思うのですが、なぜ静脈注射をするのでしょうか。

A 回答 (3件)

一般に薬剤の動脈注入がルチーンで行われない理由


 1.薬剤による組織障害の心配 
 2.空気塞栓の心配
 3.動脈損傷(梗塞)の心配
 4.感染症のリスク増大
 3.圧が高いので点滴が不可能
 4.目的臓器を絞った投与ルートの選択は一般に困難
 5.全身投与が必要な薬がほとんど

皆様のおっしゃるように、動脈を扱うのには大変なリスクを背負うことになりますので、薬剤の動脈投与は抗がん剤などの特殊な場合に限られます。局所だけに効かせたい薬剤は局所(関節内、軟部組織、腫瘍内など)注射などをします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。動脈注射にはかなりのリスクがあるのですね。となるとやはりishi_noshiさんがおっしゃるように、抗がん剤投与などの特殊な場合のみに用いるのが適切ですね。

お礼日時:2007/07/17 21:01

抗癌剤では確かに動脈への投与が行われています。


ただ目的の動脈へカテーテルを挿入する必要がありその手技は非常に困難で浸襲も大きく費用もかかります。
とても静脈注射のように手軽にできる物ではありません。

静脈注射は手技も簡単で浸襲が少なく費用も安いという利点もあるのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。動脈注射については少しだけ聞いたことがあったのでですが、そこまで困難なものだとは知りませんでした。確かに手軽にしてもらった方が患者の身としても気持ち的に楽であるので、なんでもかんでも無理して動脈注射をする必要はないのかなと思いました。

お礼日時:2007/07/17 20:55

 動脈に入れても静脈に入れても液体中で物質は均質に分散しようとします。

ですからわざわざ深いところにある動脈に入れる必要性はないのです。むしろ臓器中では薬物濃度に差ができるので、効果を与えたい臓器に集まる薬をつくることのほうが大事なのです。
 もちろん質問者のお考えを実践して効果をあげている治療もありますので、一概には言えません(牛の乳房炎では動脈に抗生物質を入れる方法があります)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。動脈が深いところにあるとは知りませんでした。となるとやはり安全性のことを考えてみても、無理をして動脈注射するよりも、静脈注射をする方が安全なような気がしました。

お礼日時:2007/07/17 20:58

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