
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
一日二回投与の場合、勤務時間の影響で若干ズレることはしばしばあり、さほど有効性を減じるものではないでしょう。
どの程度労力をさけるかという問題でもあります。「間隔が均等でないと有効でない」というのは誤りで「間隔が狭いほど有効性が高い」が真実です
二剤の場合の相互作用は作用機序にもよります。グラム陽性菌を狙ったもの(ペニシリンやセフェム系)と陰性菌をねらったもの(アザクタムやダラシンS)の組み合わせの場合、順序や間隔はさほど重要でないと思います。静菌的薬剤(ホスミシンやミノマイシン)と殺菌的薬剤(その他ほとんど全部)の組み合わせの場合は前者を先にして連続投与するようにしています。
また、ラシックスはセフェム系やアミノグリコシドの腎毒性を増強するので併用がやむをえない場合も時間をずらすようにします。
以上のようなことは医師が投与指示の際に明記すべき事項です。感染症科の先生はもっと細かい技をもっておられるのかもしれませんが基本はこんなもんだと思います。
No.2
- 回答日時:
抗生剤の投与で、もっとも重要なのは血中濃度です。
投与間隔を守ろうとするのも、血中濃度を維持するためにするのです。ただし、実際には質問者のいう通り、投与間隔にばらつきが起こる事は勤務シフトなどの理由で致し方ない部分もあります。診療所などでは抗生剤を投与する場合でも一日一回がほとんどです。これは、患者さんに薬剤投与のために、2回来てくれと言えないからです。それでも感染症での効果が期待できるので一日二回投与の抗生剤を1回だけでも投与するのです。最近では重症感染症での投与で、例えば4gの抗生剤を投与する場合に1g1g2gが良いとする説もあり、PK/PDが重要になっています。
よほどの重症感染症や特殊病態下でない限り多少の前後は気にする必要はありません。「間隔を守らないと効果が無い」は「(重症感染症では)有効血中濃度を維持する投与間隔を守らないと効果が期待しにくい」と言いかえれます。
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