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輸入車の購入を検討しているのですが、VWのゴルフ等に搭載されている『DSG』の仕組みを知りたいです。できるだけ詳細に知りたいのですが、詳しい情報をご存知の方が見えましたら是非教えてください。お願いします。

A 回答 (3件)

 DSG(Dual-Shift Gearbox)は、技術的にはツイン・クラッチ変速機(デュアル・クラッチ変速機)のひとつです。



●構造

 次のような構造になっています。

 入力軸 - クラッチA - 変速ギア軸A - 出力軸

 入力軸 - クラッチB - 変速ギア軸B - 出力軸

 そして、

 変速ギア軸A = 第1速、第3速、第5速 のギアがある

 変速ギア軸B = 第2速、第4速、第6速 のギアがある

 さて、例えば、通常の加速時、第1速が噛み合っているとすれば、クラッチAのみがつながっています。この状態で、変速ギア軸Bでは、第2速のギアが噛み合って、待機しています。

 加速してきて、第1速→第2速へ切り替わるときクラッチAが切れ、クラッチBがつながります。この時の変速動作時間は0.2秒です。

●メリット
 メリットは下記の2点です。

(1) 手動変速機のようなギアで伝達するため、伝達効率が高い (95%以上)
  CVT 低速=85% 高速=75%
AT  低速=80% 高速=90%

(2) 変速動作が高速で、スポーティーな運転に好適
  手動よりも変速動作が速いため、スポーティーな運転に向いています。一般ユーザから見ると、ATと同じような操作で、燃費がよい(伝達効率が高い)ので、将来、普及するでしょう。予測では、2012年頃に、欧州での変速機比率では、12%を超えるとみられています。

●普及
 最初は、フォルクスワーゲンの「DSG」やアウディの「Sトロニック」から始まりましたが、次期三菱ランサーエボリューションX用「ツイン・クラッチSST」やBMWが新型M3に採用する「M DCT」(これは7速)と普及しています。DSGも次期型は7速になります。

●究極の変速機
 日本では、CVTの比率が高くなっていますが、これはエンジンの最適効率点の付近に制御できるからであり、変速機としては、上記のように非常に低い効率しかありません。このため将来の燃費規制を考えると、CVTはしだいに消えていき、DSGのようなツイン・クラッチ変速機が増えていくと思われます。
 ただし現在のツイン・クラッチ変速機はいずれもトルクコンバータが付いていません。ATの運転に慣れた方は、始動時の変速ショックが気になるでしょうから、いずれは、トルコン付きのツイン・クラッチ変速機になりそうです。

 ご参考になれば幸いです。
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“詳しい” というほどでもないですが、



図 なんかもありますので、ぜひご覧下さい。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3244251.html)の ANo.2
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雑誌では三栄書房のMotorFan illustrated Vol.8(今年5月発売)に図解で紹介されています。


書店によっては在庫がある場合もありますし・取寄も出来るようです。

参考URL:http://www.sun-a.com/teiki/detail.cgi?i=31&j=1124
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