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毎日新聞 <グリコ>「ポッキー」内容量1割減で価格維持 原材料高で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070905-00000 …
(2007年9月6日参照)

という記事を見つけたのですが、なぜ原油高が乳製品の価格に影響するのでしょうか?
どなたか詳しい方、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

少し前なら東南アジアなどでの乳製品需要増加のための値上がりでしたが、ここ数ヶ月は事情が違い、原油高によりバイオ燃料の需要も増えて高騰したのが遠因となっています。


バイオ燃料は当然ながら作物から作られていますが、収入の少ない海外の農家が豚や牛などの飼料向けの穀物生産をやめてバイオ燃料向けの作物に転作したため、飼料が高騰したことが一番の原因でしょうね(豚肉なども上がっているでしょう)。北海道の酪農では切実な問題です。

他にも原因があり、
・原油高による包装資材や輸送費のアップ
・EUの輸出補助金削減のため価格アップ
・日本の輸入の大部分を占めるオーストリアが大干ばつのため乳牛が減少し輸出量が減った

悪いことが重なってしまっているのが痛いですね。
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penguin_さん、こんにちは。


mickmick2です。

乳製品を作るためには、
(1)乳牛
(2)乳牛を育てるための飼料代
(3)乳牛を育てるための人件費
(4)乳製品を作るための機械・設備費
(5)機械・設備を動かすための燃料費
が必要になります。どれかが値上がりすると乳製品の価格が値上がりしてしまいます。

原油高になると(4)と(5)が値上がりします。そのため、乳製品の価格が値上がりしてしまうのです。

ただし、価格高騰の原因はこれほど単純ではなく、
・アジアにおける乳製品の需要増大
・バイオ燃料の生産拡大に伴う飼料代の高騰
なども関係しています。

原油高は様々なところに影響しますので、今後も着目してみて下さい。
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この回答へのお礼

mickmick2さん、
お礼のポイントを付与させていただくことができませんでしたが、
詳しい解説ありがとうございます。
(教えて!gooの付与ポイント制約上のため)

お陰さまで解決しました。

お礼日時:2007/09/06 15:27

原油高の影響で、ガソリン代替燃料のバイオエタノールの販売が開始された


ニュースは記憶に新しいと思います。
乳製品の材料である牛乳は、当然乳牛が居ないと生産できませんが、乳牛の
飼料用の穀物がバイオエタノールの原料として転用(穀物農家も高く買って
くれる業者に売る)されており、家畜用の飼料価格が高騰しているためです。
急に穀物の作付け面積は増えませんから、新たな大型需要(燃料)用途に
穀物が売られれば、飼料用に売買される穀物の絶対量は減りますので価格は
高騰します。
最終的に、酪農家は乳牛の餌のコスト増加分を牛乳の卸価格に転嫁しないと
やって行けません。
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