dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

 私の会社では会議等において上司が部下に説明させる時に,「それでは担当に説明いたさせます。」といった言いまわしを使うのが慣例となっております。しかし,聞いていてどうもすっきりしません。文法から言っても間違っているような気がしますが,どなたか正しいのか間違っているのかということと,間違っているとしたら何といったら良いのか教えてください。

A 回答 (13件中1~10件)

またまたkimosabeです。



8月18日以来この問題が頭から離れず、
ずっと考え続けていましたが、
やっと決着がつきました。

少なくとも、

 この状況で、もし謙譲語「いたす」を使って、
   わたし(部長)が 課長に 説明いたさせる。
 と言えば、動作客体である「課長」を敬うことになってしまいます。
 説明を受ける相手、例えば「社長」を敬うのが目的ならば、
 「説明いたさせます」は、その目的に適いません。

の部分は誤りであったと言わざるをえないようです。
最低この点だけ申し上げます。
それ以上のことは、思うところあって、
ここでは申し上げません。
ご容赦ください。

この回答への補足

聞き間違いかも知れませんが,以前国会でもこの言いまわしを使っていたような気がするんですが…。

補足日時:2002/09/05 21:53
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変負担をおかけしてしまったようで申し訳ありません。
しかし,大変参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2002/09/05 21:44

kimosabeさん



どうもありがとうございました。


日本語はわりと自由に言葉を作れるところが面白いですね。(金田一春彦さんの受け売り)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変参考になりました。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2002/09/05 21:46

gootaraさんへ



私の先の回答は、
「見る」と「見せる」、「説明する」と「説明させる」を明確に区別しないと、
主語・述語といった文構造の把握ができないし、
敬語における敬意の方向もうまく説明できない
ということが前提ですので、その点お含みおきください。

もし部長が、課長を完全に自分側の人間として意識していれば、
  (私に代わって、)課長が説明いたします。
  (私に代わって、)課長がご説明申し上げます。
と言えば十分です。この場合は、動作の受け手はもちろん社長です。
  父がよろしくと申しておりました。
のようなケースを思い浮かべていただいたらよろしいかと思います。

しかし、使役表現にしなければならないケースも考えられます。
例えば、「上からの要請で、嫌がる課長に無理やり説明させなければならない」
というケースです(極端ですが)。こんな時は、
  課長にご説明させます。
ぐらいの表現が妥当ではないでしょうか。
 
もっとも、上記のケースも、
  説明するよう課長に申しつけます。
という言い方もできます。むしろこちらのほうが適切でしょうか。

要するに、先の回答でも申しましたように、
使役表現と謙譲表現の組み合わせは非常に相性が悪い
ということでご理解いただけないでしょうか。
    • good
    • 0

No8のkimosabeです。


先の回答で、

では、どう表現すればよいかということになりますが、
  ご説明させます。
あたりが無難ではないかと思います。

と申し上げたのは、
「どうしても使役表現が必要な時は」
という条件付きです。

また、「命令、使役に関する動作」というのは、
  「命じる」「指示する」「指図する」など(命令に関する動作)
  「行かせる」「言わせる」など(使役に関する動作)
のつもりです。
    • good
    • 0

kimosabeさんにお伺いします。

(異論・反論ではありません。よくわからないので便乗します。スミマセン)


>部長は、動作の主体になるわけです。この場合、動作客体は社長になります。(「見せる」を例にした解説より)
ということならば、部長は課長を身代わりにして社長に「説明する(させる)」わけですから、主体は部課長、客体は社長と考えたいのですが、間違いなのでしょうか。

つまり「部長である私は、私の代わりに課長から、社長に対してご説明申し上げます」という気持ちを短縮して「説明いたさせます」になったのではないかと思うのです。

部長も課長も、社長に対しては下位なので謙譲語「いたす」を用い、
部長は課長よりも上位なので(そのことを強調するために)使役を加えた、ということです。


もっとも、「いたさせます」は、こちらに対して使ってほしい言葉ではありませんし、使おうとも思いません。
同様に、「何々させていただきます」の連発も耳に障ります。
    • good
    • 0

長ったらしい、ややこしい回答になってしまいますが、お許しください。



敬語には、尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種があることはご承知のとおりです。
それぞれを簡潔に定義すると、
尊敬語は、話し手が、動作主体(動作をする人)を敬う表現。
謙譲語は、話し手が、動作客体(動作の受け手)を敬う表現。
丁寧語は、話し手が、聞き手を敬う表現。
ということになります(話を動作に絞りました)。

ここで、「見せる」という動詞を例にとってみましょう。
「見せる」は、「人の目に触れさせる」「見るようにしむける」という意味ですから、
もともと使役的な要素を含んでいます。したがって、
  わたし(部長)が 社長に 書類を 見せる。
と言った場合は、実際に「見る」のは「社長」でも、
「見るようにしむけ」たのは、「わたし(部長)」ですから、
「わたし(部長)」は、「見せる」という動作の主体になるわけです。
この場合、動作客体は「社長」になります。

この状況で、謙譲語を使って、
  わたし(部長)が 社長に 書類を お見せする。
と言えば、動作客体である「社長」を敬うことになります。
正しい敬語表現です。

さて、以上のことをふまえて「説明いたさせる」です。
  わたし(部長)が 課長に 説明させる。
の場合も、「説明させる」の動作主体は「わたし(部長)」で、
「課長」は動作客体になります。

この状況で、もし謙譲語「いたす」を使って、
  わたし(部長)が 課長に 説明いたさせる。
と言えば、動作客体である「課長」を敬うことになってしまいます。
説明を受ける相手、例えば「社長」を敬うのが目的ならば、
「説明いたさせます」は、その目的に適いません。

そもそも、命令、使役、に関する動作は、上位者から下位者へという方向性があります。
下位者が上位者に命令したり、下位者が上位者を使役することはあまりないでしょう。
下位者が上位者を動かす場合は、「依頼」の形をとるのが普通です。
したがって、命令、使役に関する動作の客体はたいてい下位者であり、
そこに謙譲語の介入する必然性はほとんどありません。
こんな点からも、「説明いたさせます」は、
謙譲語の使い方としては不適当であると判断します。

では、どう表現すればよいかということになりますが、
  ご説明させます。
あたりが無難ではないかと思います。

接頭語「お」「ご」の一用法に「所有主尊敬」というのがあります。
  社長のお帽子
なら、「帽子」を敬うのではなく、「帽子の所有者」である「社長」を敬うというものです。
  ご説明
だけでも、その「説明」の最終的な所有者、例えば「社長」を敬っていますから、
けっして、社長に対して礼を失していることにはなりません。

ほかの方の反論も予想されますが、私の見解は以上です。
    • good
    • 0

「ご説明いたします」や「参上いたす」、「お先に失礼いたします」は正しいので、


「説明いたす」自体は問題ありません。
(「ご説明」のように「ご」をつけることが多いですが、なくても文法的に問題はないです。)

あと、使役の「せる」が未然形「いたさ」につくのも問題はないです。
(「消す」+「せる」が「消させる」のように。)

文法的に言って接続自体、つまり形式的には問題ないです。

問題になってくるのは、意味・内容的な問題です。
他の方もおっしゃるように、謙譲語の「いたす」のあとに使役の「せる」をくっつけてよいのか、ですね。

「説明いたす」は、説明する人(部下)がへりくだるのですね。
「いたさせます」っていう言葉を聞くと、
それじゃあ「させる」人(上司)は自分以外の人(部下)にへりくだらせておいて、自分はへりくだる気がないのか!
って思ってしまいます。

今私は「へりくだらせる」という言い方をしました。文法的には問題ないですが、普通こういう言い方はしないです。
なぜしないかというと、「へりくだる」というのは自分で行なうものだと考えられているからです。

「説明いたさせる」というのも、そういう点での違和感があります。

「説明いたさせます」の「ます」は単なる丁寧語ですから、なんらこの違和感を解消するものではありません。


「(ご)説明させいたします」はどうでしょうか。
文法的にどうこうはわかりませんが、「いたす」は語の用法からして、独立した動詞として使うか、補助動詞(助動詞ではない。)として名詞や名詞に準じる言葉(「説明」「失礼」「お願い」など)に付けるものだと思います。
それで、変な感じがします。


他に例えば、「担当からご説明させていただきます」は文法的な問題はないので使えます。
しかし、「させていただく」の「させる」の意味は、上司が部下に「させる」のではありません。
「私からご説明させていただきます」という言い方と比べるとそのことがわかります。
人によってですが、「させていただく」「させていただく」と聞くといちいち許可をもとめられているようでいやがる人もいます。


そもそも、「説明いたさせます」の意味内容自体が問題なのですから、文法的にどういじったところで違和感ある言い方になります。

だから、他の方から既に出ていますが、謙譲の意味を抜いて「担当に説明させます」と言うか、使役の意味を抜いて「担当が(ご)説明いたします」という言い方が考えられます。

あくまで会議の場がどんな感じかにもよるんですが、説明を受ける側からすると、ご質問の「上司」と「部下」というのは一体と見られるんじゃないのではないでしょうか。
そうだとしたら、「使役」の意味が前面に出てくるのは不自然で、「担当が(ご)説明いたします」がよりよいのではないでしょうか。


ご質問にそわないかもしれませんが、「それでは担当からの説明に入ります」という言い方も考えられます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変参考になりました。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2002/09/05 21:45

間違っています。

細かい文法のことは省略しますが、私だったら
「担当に説明させます」と言います。
或いは「担当者から説明します」です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2002/08/22 21:13

致す + させる の連結語のようです。


気持ちは分かりますが、随分手抜きですよね。
でも私もこういう言い方を耳にした経験があります。
なんか持って回った言い方で、舌を噛みそうです。
丁寧に言っているつもりなんでしょうが
「何言ってんじゃあ」

別の意味で、なんか上司と部下の力関係を垣間見るようです。

「する」の謙譲語と「させる」という他人に何かをするように
働きかける言葉を連結してもいいものかどうか?

上司が部下に対してなのでただ単に「担当に説明させます」
または「担当が説明いたします」でいいと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変参考になりました。
どうも有難うござうます。

お礼日時:2002/09/05 21:47

その上司が誰に向かってそれを述べるかによります。



その上司より目上の人に対して述べる場合は、よいと思います。
ふだんきくことも使うことも少ない表現なので耳障りに感じるのでしょう。


「いたす」は「する」の謙譲語。つまり、へりくだった言い方。
「させる」は使役の助動詞。
そのふたつが組み合わさったものですね。

上司自身が説明する場合『説明いたします』。
他のものに説明させる場合『説明いたさせます』。
さらに丁寧に表現すれば『担当者がご説明申し上げます』となります。

会議の席上、上司がいちばん上席ならば、『担当者が説明します』で十分です。


以前「野々村病院物語」というテレビドラマにこんな場面がありました。

・勤めてはすぐに辞めてしまう看護婦が、また勤めたいとやって来た。
○○『よろしくお願いします…』
院長『○○君、すぐに辞めたりしないだろうねぇ(苦笑)』
婦長『長続きいたさせます』

発言者が、その地位を示すにはそういう言い方になるのでしょうね。

件の会議の場合、上司の言葉がお客様に向けられたものだとすれば、
『ご説明申し上げます』のほうがよりよいと感じます。

『担当者“から(より)”』という遠まわしな言い方は避けたほうがよいでしょう。
『担当者“が”』と出所を明確にすると信頼度が増します。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!