一回も披露したことのない豆知識

無月経のため、1年ほど前から婦人科に通い、
プレマリンとルトラールを毎日一錠ずつ飲んでいます。
飲んでいるときは生理がきて、
先生からも、
「少しずつ検査結果も良くなってきています」
と言われ、安心していました。

しかし、9月20日頃、一度少量の出血があり、
それきり何もありませんでした。
20日ごろは、周期的に言えばちょうど生理がくるときでした。

今まで、薬を服用しているときは順調に生理がきていたので、
このようなことがあり、不安です…。

薬を飲んでいても、このように生理不順のようなことが起こるものなのでしょうか?
また、これらの薬をきちんと服用していれば、
いつかは普通に生理がくるようになるのでしょうか?

A 回答 (2件)

こんにちは。



大事な話をしますね。
女性は一周期に一度、卵巣から卵子を出します。これを「排卵」と言います。妊娠しなければ排卵から約14日後に生理が来ます。生理が始まった日から次の生理が始まる前日までを「一周期」と言います。
この一周期の中で、生理が始まった日から排卵日までを卵胞期と言います。次の排卵のための準備期間です。卵巣には卵胞(卵子が入った袋)が育ちはじめ、そこから「卵胞ホルモン」が分泌されます。卵胞ホルモンは子宮の内膜を厚くして妊娠の準備をします。
排卵すると、排卵後の卵胞には黄体というものが出来て、今度は「黄体ホルモン」が分泌されるようになります。黄体ホルモンは厚くなっている子宮内膜に働いて剥がれにくく安定させたり、より妊娠に適したものに変化させます。
受精卵が子宮内膜にやって来ないと、排卵から約2週間後に黄体の寿命は尽きて黄体ホルモンの分泌が終わります。子宮内膜を剥がれないように安定させていた黄体ホルモンが分泌されなくなると、子宮内膜は剥がれて体外に排出されます。これが生理です。
妊娠していない限り、排卵後の黄体は必ず寿命が尽きて黄体ホルモンの分泌が止まるので、生理は必ず来ます。つまり、生理が来ない(無月経)ということは、妊娠しているか排卵していないかのどちらかしかないのです。
さて。
プレマリンは卵胞ホルモンの薬です。ルトラールは黄体ホルモンの薬です。
排卵していないと生理が来ないということは先に書いた通りです。でも排卵していなくても、排卵した時と同じホルモン環境を人工的に作ってやれば生理は起こせます。上に書いたホルモン分泌の仕方を薬で真似してやればいいのです。つまり、プレマリン(子宮内膜を厚くする)→プレマリンとルトラール(剥がれにくく安定させる)→薬を飲むのを止める(子宮内膜を剥がす)と、排卵していなくても、薬で排卵した時と同じように生理が起こせるというわけです。

>今まで、薬を服用しているときは順調に生理がきていたので、

なので、上記のように薬を服用していれば、自動的に生理が来るのです。

>薬を飲んでいても、このように生理不順のようなことが起こるものなのでしょうか?

薬を飲まないと生理が来ないということは、排卵していないということです。

>また、これらの薬をきちんと服用していれば、
いつかは普通に生理がくるようになるのでしょうか?

無排卵の原因、程度に依ります。このように卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を周期的に投与する治療をカウフマン療法といいますが、これを数周期繰り返した後に自然の排卵が再開することもありますし、しないこともあります。
原因・程度によっては自然排卵は難しく、妊娠希望でない時は今と同じ薬で生理だけを起こしておき、妊娠したい時には排卵誘発を試みるということもあります。
主治医の先生とよくご相談ください。
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無月経に対して女性ホルモン内服の治療を受けていても、その時の体調によって治療に反応しないこともあります。

月経がこない状態が続く場合は、婦人科でご相談されることをお勧めいたします。
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