
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
#4です。
ヘリウムを地上の大気から圧縮や冷却で作るのは経済的に無理がありますね。ヘリウムは空気より軽いのではるか上空に逃げていってしまいますので、地上付近の大気に存在しても極めて希薄ですね。
ガス田(地下の褶曲した岩盤に石油層やその上に色々なガスが閉じ込められて溜ったところ)のガス層でもヘリウムガスは軽いのでガス層の上部に濃くたまります。ただガス田の天然ガスの成分が変わりますので、ヘリウムガスの含有%にも差がでます。日本にも天然ガスは出ますが採算にあうガス田はわずかで、その天然ガスに含まれるヘリウムガスの%も極めてわずかで採算ベースではないですね。
ヘリウムガスは、かってドイツが飛行船を軍事的(爆弾投下)に利用したことから、戦略物質とされ、米国では国家管理となっています。一番多く採算ベールでヘリウムガスが採掘生成できるのは米国で、それが半導体産業や液晶出来スプレイの製造や携帯の製造に欠くことが出来ませんね。日本のIT産業も米国に依存しているということですね。
>α崩壊でヘリウムは生成されるのでしたね。
太陽はヘリウムガスの核融合反応でヘリウムが大量に存在しますが、そこからヘリウムを入手することは今の人類の科学レベルでは到底不可能ですね。
木星~海王星までの惑星は水素とヘリウムを主成分とするガス状惑星ですね。凍ったヘリウムガスの惑星ですね。まだそこまで行って持って来る科学力は人類は持ち合わせていません。
http://www.geocities.jp/milkyway_hiduki/_geo_con …
また惑星間にも惑星間物質が存在しヘリウムガスの濃い部分が偏在します。
参考URL:http://www.geocities.jp/milkyway_hiduki/_geo_con …
度々解答ありがとうございます。
ヘリウム一つとっても資源というものの
力の大きさが感じられました。
先端産業で使用されている(洗浄用でしょうか?)
他にも昔は軍事用としても使用されていたのですね。
比較的発見が遅かった元素なのに
昔から利用されているものなのですね。
飛行船という事でしたらなるほどとは思うのですが・・・
星間物質から採取したほうが、
まだ木星などから採取するよりは簡単そうに思えますね。
星間物質と聞いて、最初に岩石のチリみたいなものを
想像しましたが、宇宙の元素存在比を考えると
星間物質は水素とヘリウムの大きなガス田と考えられますね!
実際にはまだまだ現実的ではないでしょうが・・・
No.7
- 回答日時:
確か, 月の岩石からもヘリウムが見付かっていませんでしたっけ? まあ, 今の地球人の力では持ってこれないんですが.
銀河鉄道999 だと「月のヘリウム3 を使うことによってエネルギー問題は解決した」ことになってますね.
そういえば、"プラネテス"でもそういう話は出ていましたね。
太陽風によって蓄積されたのでしたっけ。。
月のヘリウムが用意に採取できるようになれば、
(もしその時に核融合反応が工業的に確立されていればですが)
とても大きなエネルギー源としてヘリウムが利用されるのでしょうね。
No.4
- 回答日時:
油田のようにヘリウムガス田が世界の数カ国に偏在して存在します。
天然ガス田のガスの中にヘリウムガスがわずか含まれていて、ヘリウムガスの割合が高いガス田は北米や世界の一部の国に偏在しているようですね。日本のヘリウムガスは全量、米国のガス田から取れた物を輸入しています。
取れる量が少ないので、世界のガス田産出国が友好国に割り当て輸出しているようです。
米国のヘリウムガス田の掘削収集設備が老朽化したため、生産調整して、設備を新しいものに交換するため、優先度の低い用途のヘリウムガスの供給を生産量が元に戻るまで停止するようです。優先度の高い用途でも何割か供給を減らすようです。半導体、液晶の画面の生産に必要なようでそのため生産調整されるようです。風船やアドバルン用などは供給停止になるようですね。
http://gasmediasya.com/menu_gyokai.html
http://www.techno-qanda.net/dsweb/ViewProps/Docu …
http://www.gsj.jp/Pub/News/pdf/1983/08/83_08_01. …
ヘリウムの産業面での側面まで知ることが出来ました。
それに、なぜヘリウムが偏在しているのかも納得がいきました。
化学的にヘリウムは合成できないことばかり考えていましたが
α崩壊でヘリウムは生成されるのでしたね。
とても参考になりました。
No.3
- 回答日時:
なるほど!大気より高い濃度で存在する場所があるのですね。
なぜ偏在するのか、疑問が増えてしまいましたが・・・笑
やはり低温・高圧で抽出するのですね。ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
簡単な検索したら それっぽいのがいくつか見えてるけど・・・参考になりそうなのあるかは見てないよ・・・
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
人気Q&Aランキング
-
4
ベンゾインのヒドリド還元にお...
-
5
化学で言う「雰囲気」って?
-
6
両性元素は「何故」両性なのです?
-
7
身近にあるものの化学変化
-
8
エージレスの代用にカイロを使...
-
9
ろうそくの内炎からどうしてす...
-
10
焦げるとは
-
11
一重項酸素と三重項酸素の違い...
-
12
炭と灰の違い
-
13
化学反応式について
-
14
人魂の正体はリン(P)??
-
15
元素分析の整数比について。
-
16
ろうそくの「ろう」って
-
17
塩素酸の酸としての強さ
-
18
有機化学命名:クメンヒドロペル...
-
19
XPSグラフのピークのシフトにつ...
-
20
有機物(砂糖)を燃やすと炭(...
おすすめ情報
公式facebook
公式twitter