
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
恐らくは
皇太子制度の誕生以前の人物であるからでしょう。
皇太子制度成立は7世紀後半辺りに成立したらしいです。
そのためなのかどうかは知りませんが
記紀には聖徳太子の記述は存在しないようです。
よってそれ皇太子制以前の厩戸皇子に皇太子の尊称を贈ることに矛盾が生じるからではないでしょうか。
「太子」自体の尊称は中国からやってきたものだと思われます。
さきほどちょっとネットでみたら中国の将棋の駒なんかにも「太子」なる駒が存在するらしいですし。。。
ちなみに
「太子」は律令制下における皇太子の意で一人とは限らず
古事記によれば景行天皇3人存在したとのこと。
確認はできてないので
あくまで推測ですが
○○太子というような呼び方ではないと思います。
○○太子というような尊称は彼だけです。
なぜなら
○○皇太子と呼ばれる例はないですよね?
現在であれば皇太子殿下○○様とか言うように。
今上天皇を平成天皇とは言いませんよね。
先例としてあったらごめんなさい。
なので
太子も皇太子、天皇と同じように
その立場にある人を指す言葉なので
恐らく古事記の記述にある3人の方も他の名前なのではないでしょうか?
手元のその筋の辞書によれば
その他の使われ方として
一般に太子とは長子をさす
もしくは聖徳太子をさすようです。
ありがとうございます。なるほど、将棋と太子で検索したら、確かに「太子」がありますね。駒の役割も併せて、感動しました。
併せて、古事記の情報もすごいです。No.5で該当の名前まで教えて頂き、本当に感謝申し上げます。
No.6
- 回答日時:
ウィキペディアで検索したところ
太子という意味には中国での王子という意味があるそうです。
そこから察するに天皇の太子から皇太子ときているとおもいます。
聖徳太子の時代は遣隋使によって中国から文化、制度を輸入している時代
なので中国の王子の意である太子が俗称で使われたのでは?
ありがとうごうざいました。素人の小生にとって大変勉強になりました。中国の皇帝の後を継ぐ者という意味で「太子」が使われていたという事が、日本での「太子」の意の中核をなすのだろうと納得します。
ここで、ご回答頂いた皆様に改めてお礼を申し上げます。小生、「逆説の日本史」(伊沢元彦著)ぐらいしか読んだことがないレベルの人間で、伊沢先生の影響が大きいので、偏った意見になりますが、教えて頂いた情報から、自分なりの意見を一言申し上げます(皆さんの生徒として)。
将棋での「太子」は「王」がとられた後は王として機能しているところから、次期皇帝に「当選確実」な存在(単なる皇帝の子ではない)というニュアンスを含んでいるのでしょう。
聖徳太子の「聖」も「徳」も激しい怨みを含んで死んだ高貴な怨霊にたいする鎮魂の意味を持つという考えがあるそうですが(前掲書の受け売り)、「太子」も同様に鎮魂の意味があるのかなと感じた次第です。つまり「天皇になるは惜しいかな、あなたは早く死にすぎましたが、生きていれば間違いなくあなたは天皇になった方です。皆があなたこそ本当は天皇と認めています。」というニュアンスです。
教えて頂いた他の使用例も、景行・成務・仲哀の謎の三代の天皇の時代の話だったですね。ご指摘の三人は景行天皇の子ですが、彼らに「太子」が用いられたことは、やはり怨霊鎮魂の香りがすると思いました(応神新王朝説もあるようですし、そうすると景行以下は攻め滅ぼされて怨みを抱いて死んでいった旧王朝かも)。
聖徳太子以降、「太子」を用いないのは、怨霊鎮魂の不吉なニュアンスを持ったからかもしれません。
以前は、聖徳太子は外国人だったのか?とも思っていましたが、そう考えなくとも「太子」の称号は不自然ではないと分かったのは、私なりに大収穫でした。
No.5
- 回答日時:
ANo.4です。
古事記にある太子は
若帯日子命・倭健命・五百木入日子命の
三人であるようです。
ありがとうございました。興味深いわくわくする情報ばかりでした。ひょっとしたら更にわくわくする情報を貰えるかも知れないと思い、もう少し開けておきます。いかに自分が無知かを改めて思い知らされます。
No.3
- 回答日時:
ANo.2です。
後の世になって、「聖徳太子」として信仰の対象になったことが多分に関係があるのではないのでしょうか?
これ以上は浅学の私では手に負えませんので、下記のサイトを紹介します。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/8918/ …
No.2
- 回答日時:
聖徳太子は正式には「厩戸皇子」と呼ばれます。
推古天皇が蘇我馬子により、女帝として即位を懇願された際に、兄の用命天皇の息子である厩戸皇子を皇太子とした上、政務を手伝う摂政にすることを条件にして即位を受諾しました。
この背景は、外戚でもある蘇我氏に一定の配慮をしつつも、突出して天皇家(大王一族)やほかの豪族を圧迫したり、豪族たちの反感を買ったりしないようにするためにも後ろ盾になる血縁者が欲しかったからです。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A8%E5%8F%A4% …
この回答への補足
質問の意味が分かりにくかったようで、恐縮です。
質問の中心は「太子」という尊称あるい呼称の由来です。寡聞にして、他に「太子」の呼称を用いられた例を知らないもので。「太子」という呼称の出現があまりに唐突で、しかもそれ以後目にすることが無かったので、由来を知りたいなと思った次第です。
wikipediaにもこの点は書いていないので、教えてほしいです。
No.1
- 回答日時:
日本書紀等の記録によれば、「斑鳩の皇子」とかかれています。
また、法隆寺の記録によれば、「斑鳩の宮」とも記録されています。具体的には、用命天皇の息子さんですから、当然皇太子であるわけです。よって、当時は天皇を大王と記録していました。そのため、皇子になるわけです。
これは、仮説に過ぎませんが、聖徳とは没後に贈られた尊称であると思います。
この回答への補足
質問の意味が分かりにくかったようで、恐縮です。
質問の中心は「太子」という尊称あるいは呼称の由来です。寡聞にして、他に「太子」の呼称を用いられた例を知らないもので。「太子」という呼称の出現があまりに唐突で、しかもそれ以後目にすることが無かったので、由来を知りたいなと思った次第です。
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