とっておきの手土産を教えて

スクールカウンセラー、カウンセラー もしくは知り合いにそういった方がいる方に質問です。

スクールカウンセラーという職業に興味があり、このサイト内でも色々な質問を見てみましたが、臨床心理士の資格を持っていてもスクールカウンセラーは非常勤が多く、なかなか食べていくのが厳しい。また、カウンセラーなどの心理職は需要が増えている割には待遇が今だに厳しい部分がある。などの回答が多かったです。
しかし実際にカウンセラー、スクールカウンセラーをやっていらっしゃる方はいます。

そこで質問なのですが、
●スクールカウンセラー、カウンセラーの方はどうやって生計を立てていらっしゃるのでしょうか?
●年収はいかほどなのでしょうか?
●男性は未婚の方が多いのでしょうか?
●どういった方法でなったのでしょうか? (例)心理学部卒業後大学院進学、臨床心理士を取得、→私立高校のカウンセラー など
●カウンセラーになって思うことは? (待遇、やりがい、職場環境など)

アンケートみたいになってしまいましたができるだけ具体的に答えていただけたらうれしいです。

A 回答 (2件)

いつもこちらで回答させていただいている者です。


実際のカウンセラーの仕事ぶりについては、勤務先や雇用形態
(正社員・正職員、フリーなど)、働く領域によって本当に人それぞれです。
何人かのカウンセラーの仕事ぶりが書かれた書籍も、いくつか出ています。
今度探してみてください。

ということで、以下はあくまで一例ということを頭に置いて読んでください。

私の知人には、スクールカウンセラー、企業で働く人を対象とする
産業カウンセラーが何人かいます。スクールカウンセラーは海外留学後
(当時日本に満足なカリキュラムがなかった)帰国して臨床心理士になり、
某大学院での研究職、非常勤のスクールカウンセラー、ボランティアなど
複数の仕事をしています。産業カウンセラーは臨床心理士ではなく
「産業カウンセラー」資格を持ち、フリーで仕事を掛け持ちしています。
企業でのカウンセリング、企業向けメンタルヘルス研修の講師、
個人教室などですね。どれも非常勤です。日本産業カウンセリング協会での
非常勤の仕事とボランティアを掛け持ちしている方もいます。

スクールカウンセラーは一般的に、臨床心理士だと公立校で
時給5000~6000円、“臨床心理士に準ずる者”だと3000円前後です。
高いという人がいますが、1つの学校で一日6時間勤務を週1~2回だけ
という契約がほとんどです。産業カウンセラーも時給やギャラに
多少の幅があるようですが、スクールカウンセラーと同じような
契約内容ですね。掛け持ちしないと食べられないのは明らかです。
しかも、そこから税金・健康保険・年金、さまざまな経費をすべて
自分で払わなければなりません。病院などの職員としてフルタイムで
働く方もいらっしゃいますが、一般企業の月給と比べてもそんなに
高いわけじゃありません。私の知人は全て既婚女性なので、
ゆったりしたペースでも働けるわけです。

臨床心理士の有資格者が増えてきたので、少ない仕事をとりあって
いるという感じですね。普通の学生のように就職活動で企業をまわったら
採用してもらえたという、受け身的なやり方では難しいです。
自治体のスクールカウンセラー募集(若干名)に応募しながら
院の教員・勤務先の人脈から仕事を紹介してもらうようお願いして
歩きまわるなど、自ら仕事を探し作り出すくらいの勢いで、
なんとか仕事を見つけ実績を重ねてきたという方が、私の周囲には多いです。
知人ではありませんが、もともとサラリーマンだった方が勤務先にかけあい、
メンタルヘルス不全への偏見から非難を浴びながらも、
何年もかけて社内相談室を開設し、それを足がかりにフリーになった
という方もいらっしゃいます。

#1の方も触れているとおり、カウンセリングへの認識を高めるための
教育・啓蒙活動もすすんでやることで「ビジネスモデル」を
作っていくことが必要かもしれません。カウンセリングに来てもらうための
努力も必要です。企業は特にメンタルヘルス不全者を出したくないので、
カウンセラーが社員を守ろうと正義感を見せても、企業の事情が
それを許さないこともあるので、企業と社員双方が妥協できる
調整も必要です。心理学だけ学べばいいというものでもないです。

相手の話を集中して聴き続けるのは心身ともに負担がかかります。
実は、カウンセリング自体が全てがハッピーエンドで
終わるわけでもないため、徒労感もあります。
しかし、相談に来た方が自分らしさを取り戻し、心身ともに健康に
過ごせるように支援ができると、使命を果たせたという安心感と
喜びを感じるようですね。強い使命感と自己研鑽が必要な仕事です。
ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても参考になりました。

カウンセラーというと話しを聴くというイメージが強いですが、やはり仕事を得るための人脈作りや営業活動的なものも重要だと感じました。

精神的に余裕が無いと人の話を集中して聴くことは出来ないですし本当に自己研鑽が必要な職業だと思います。

専門家の本も探してみます。

回答していただきありがとうございました。

お礼日時:2007/12/02 14:28

私の知り合いにカウンセリングを行っている先生がいます。

私自身も、学生時代心理学を学んでいて、その先生に教えていただきました。

その先生の例で言うと。
生計→カウンセリング業務としては、中学校でスクールカウンセラーとして週1~2日働いています。もちろん非常勤ですので、その他に専門学校の非常勤講師として週に3日、心理学(カウンセリング講義中心)を教えています。生計は、先生自身の仕事のかけ持ちのお給料と、奥様の共働きのお給料の両方で支えて居ます。

年収→人の給料なので・・・。カウンセラーのお給料はわかりません。本当に知りたい事が不明で参考にならずすみません。ただ、学校の非常勤講師としてのお給料は月14万程度です。

結婚→先生自身はご結婚されていますが、先生の周りは未婚の方も多いようです。未婚の理由はその人自身の理由もありますが、やはり1人で生計を立てるのは難しい、という理由もあるようです。カウンセリング業務のみで生計を立てられる人はまだ少ないので。

方法→先生自身は学生結婚していたので、大学卒業後一般企業に就職して働いていましたが、奥様のご協力もあり、院に入り直し臨床士を取得しました。その後カウンセラーとして非常勤をしていましたが、生計が立てられず専門学校の講師も始め、今に至ります。(現在は35歳です)

思うこと→カウンセラーという職種(カウンセリング自体)はまだ社会的に確立されていません。そのため、誤解を受けることもあります。学校でも、最初はカウンセリングに来る生徒はもちろん、先生と話す生徒すらほとんどいませんでした。周りに知られたくない、ということでわざと避けたり、放課後こっそり相談に来る子がほとんどだったようです。でも、いろいろな工夫をしたりして、今ではカウンセリングというより、ただの悩み相談室のようになっていて、恋愛や親の事、進路の事など教師や親にできない相談から、心理療法などを必要とすることまで、様々な相談があるようです。単に、先生に会いに来るだけの子もいます(結構かっこいい先生なので・・・)
待遇(給料や福利厚生など)は、やはり非常勤なので大変なことも多いです。しかし、それ以上にやりがいがあり、生徒達の笑顔やほっとした顔を見ると、やっててよかったなと思うようです。
職場環境としては。学校では生徒より先生方との関係の方が難しいようです。昔ながらというか、ある意味古い考えというか、カウンセリングなんて、という感じの先生も多いですから(学校に限った事ではないですけど)職員室では気まずいみたいです。あとは保健の先生。今まで相談といえば養護教諭という感じだったのに、いきなり専門的な人が現れて・・・みたいな。協力的な人もいれば、先生方より嫌味な人もいて。どの職場でもそうですが、人間関係って難しいですよね。。。

先生を見てると、本当にお給料と言うよりやりがいとか自分の好きな事、興味のある事を仕事にするってことを考えさせられます。誰のために、何のために。正解はないかもしれないけど、考えることが大切なんだと思いました。
現状はまだ厳しいですが、頑張ってくださいね
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この回答へのお礼

とても丁寧に回答していただきありがとうございます。

やはり生計を立てていくのは相当厳しいみたいですね・・・。

専門学校の講師とスクールカウンセラーを両立させるというのは凄いと思います。
私は今現在会社員なのですが心理の学部を出ていないので、カウンセラーを目指そうと思ったら学部からやらなくてはなりません。
経済的にも精神的にも相当厳しいものがあると思います。

回答を読ませていただいて経済的に厳しい中でも精神的な余裕を持ってやっていける強さが必要なんだと思いました。

経済的な安定をとるかやりがいをとるか、本当に難しいです。

丁寧に回答していただきうれしいです、ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/02 14:11

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