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今学校で、文明開化を調べてるんですけど、文明開化ってどこの国を参考にしているのでしょうか?ものによって(蒸気機関車・洋服・レンガ作りの家・二階建て馬車など)違うとは思いますが、おしえてください!

A 回答 (3件)

当時の日本はいわば発展途上国。

欧米に植民地にされないよう、なめられないようにと、日本はあわてて進んだ西欧文明を取り入れる必要があったんです。それが古いもの、伝統的なものは否定することになったんですね。別に日本人がアホだったわけじゃないですよ。あの五重塔が激安で払い下げられた上、燃やして処分される寸前まで行ったり、(火の粉が飛ぶのを恐れた京都住民が反対したおかげで現存しているのですが)福沢諭吉さえ、日本の言語を英語に変えたらどうかと本気で言ったりしたそうです。んまー。

国が欧米人の先生を雇って、近代日本を創る手本にしました。(お雇い外国人といいます)
鉄道や鹿鳴館などを建てたのはイギリス人でした。宗教や教育はアメリカで、医学や大日本帝国憲法はドイツがお手本です。
美術だけ、伝統派が残りました。欧米の間では逆に日本の美術が認められ、一大ブームを起こしていたからです。それもすぐ日本人の西洋派にのっとられますが。
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簡単に申しますと、


文明開化は英国の影響を受けています。
1862年ごろ、幕府のオランダ留学組や、長州脱藩組の若者が
ロンドンにいった時、初めて蒸気機関車に乗りました。
彼らは初めて接する機械文明、
欧州文明に大変な衝撃を受けました。
特に蒸気機関車は今まで倒幕の要因になった
攘夷思想が崩壊するほどの衝撃を受けたと
留学生らの日記に書かれています。
彼らとは、伊藤博文、井上薫、井上勝、榎本武揚らです。
その後、維新政府が樹立されると、富国強兵、文明開化が
国の新路線となります。
とくに鉄道は有事の際に、用兵を迅速にし、
商品物流の有効手段になりうるし、
文明開化の象徴になるという事で積極的に政府によって
鉄道建設がなされたのです。
その後、産業の素材となる鉄材供給のための製鉄、
輸出のための製糸産業に力が入れられました。
鉄道は日銭がはいり、利益をもたらしたが、
製鉄、製糸は、官業が行った結果、
効率が悪く、お荷物となってきたので
政商といわれる人に安く払い下げ、
政府は民間に押しつけました。
洋服、レンが作りの家、2階建て馬車などは、
鉄道、製鉄、製糸などの産業振興のために
欧州から日本に来た大勢の技術者らによって伝えられたのと、
政府の近代化政策によって日本に入ってきたと考えられます。
これが、文明開化の概容です。
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文明開化とは現代風にいえば国際化のことです。

日本でしか通用しない制度、考え方を世界中の人々に理解してもらえる制度、考え方に改めることです。明治維新により、日本は西欧文化(白人文化)を取り入れて当時の先進国の仲間入りを図ろうとしました。日本には優れた文化があったのにも拘わらず、それを説明する力もなく又認める能力もなく、日本人の魂(考え方)は守るがそれ以外は進んだ西欧文化を取り入れて先ず形から(目に見える)作っていこうとしました。(和魂洋才の考え方)木造の家よりもレンガの家、魚よりも肉、お歯黒やちょんまげはダメ、刀もダメ、着物より洋服、そして東京に住む外交団をダンスの会(舞踏会)に招くなど、背伸びして物真似の限りを尽くしました。その結果20-30年で一応当時の先進国に追いつくことが出来たのです。

従って文明化開花はある国を参考にしたものではなく、西欧文明を取り入れたのです。勿論、医学をドイツに、海軍をイギリスに学び、民主主義をアメリカやフランスに学ぶ等、それぞれの分野で見本とした国はありました。日本が参考にした主要な国は英国、ドイツ、フランス、アメリカ、オランダです。
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この回答へのお礼

なるほど・・・。よくわかりました!ありがとうございます!

お礼日時:2002/09/29 13:11

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