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古文で、濁音で終わる動詞について何行何段活用かを問われた場合、行は清音で答えないといけないのでしょうか? 例えば「いづ」の場合、「ダ行」下二段活用ですか? それとも「タ行」下二段活用ですか? 後者を正解としている問題集があったのですが……。辞書や文法書で調べたところ、「ザ変」という言い方は無いということは書いてありましたが、濁音で終わる本格活用の動詞はやはり濁音行になっていたのでよく分かりません。ご存知の方、回答お願いします。

A 回答 (2件)

「出づ」は「ダ行下二段活用」です。


「タ行」とするのは誤りです。

「ザ変」は確かにありませんが、他の濁音で語尾が活用する動詞は、全て濁音行で表記します。

サ変の動詞がしばしばザ行になるのは、複合動詞を作る際、たとえば「奏す」や「啓す」なら「す」のままでそのままサ変なのですが、「生ず」とか「講ず」とか「論ず」とか「信ず」とか、一部の動詞は、「生す」「講す」「論す」「信す」とならずに、ザ行で活用することになっています。
発音しにくいのか・・・とも思うのですが、同じ音の出る動詞でも、サ行になったりザ行になったりすることがあります。
たとえば、「草す(文章の下書きをする)」は「さうす」なのに、「請ず(招待する)」は「さうず(または「しやうず」)」です。
両方とも「さう」と読むのに、なぜ「草す」は「さうす」で、「請ず」は「さうず」なんでしょうね、法則性は良く分かりません(言語学の専門家の方の回答があるといいですね)。
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推測の域を出ませんが、私見を。



ダ行になる「いづ」は本来的に「いづ」なのであって、「いつ」が濁音になったとかいうものではないのでしょう。つまり、「いづ」はもともと「いづ」ではなかったのか、ということです。

ところが、「サ変」(~する)の場合、「重んずる」「軽んずる」「信ずる」「感ずる」などなど、撥音「ん」に影響されて、直後の発音が「ず」と濁音になってしまうのであって、本来的には「する」であったのではないか、と思うのです。一種の「連濁」現象(複合語にあって、その接続部分の後続先頭の清音が濁音化する現象です)の一つじゃないか、と。

ダ行の活用があって、ザ変とは言わないというのはおよそこのようなことではなかろうかと。

推測ではありますが、つじつまが合うのではないかと思いますので、書いてみました。以上、思いつきですみません。
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