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 Le Petit Princeを読んでいて、Qu'est-ce que signifie "admirer"?という文が出てきました。この文の構造はどのように解釈したらよいのかどなたか教えてください。この文の意味は「adimirerとはどういうことなの?」ということだと思います。不定詞admirerが名詞的に使われ主語になっているのだと思うのですが、そうするとQu'est-ce queのあとは、主語、動詞の順になるはずなのですが、ここでは倒置されています。どうしてなんでしょうか。また、この文は、Qu'est-ce que admirer?としてもよいのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか。(『現代フランス語広文典』には、主語が不定詞の場合はqu'est-ce queを用いるとあって、Qu'est-ce que penser?という例文があげられています)。
 フランス語を教えてもらっているフランス人に尋ねると、「admirerは主語ではない、動詞」だと説明され、混乱しています。 

A 回答 (3件)

はじめまして。



ご質問1:
<この文の意味は「adimirerとはどういうことなの?」ということだと思います。>

その通りです。


ご質問2:
<そうするとQu'est-ce queのあとは、主語、動詞の順になるはずなのですが、ここでは倒置されています。どうしてなんでしょうか。>

おっしゃる通り、主述の倒置が起こっています。

1.この文は、Qu'est-ce queという疑問詞が直接補語(目的語)になっており、直接補語+動詞+主語の語順になっています。

2.このような疑問文では、語感を整えるために主述の倒置が起こることがよくあります。特に、主語が代名詞でなく普通名詞や長い主語の場合は、その傾向が強いようです。
例:
Qu'est-ce que tu parle?
「君、何言ってんの?」
Qu'est-ce que parle ta maman?
「君のお母さん、何言ってんの?」

ご質問文は、主語が"admirer"「褒めること」という概念としての「普通名詞」として使っているため、上記の法則に従い倒置が起こったものなのです。


ご質問3:
<この文は、Qu'est-ce que admirer?としてもよいのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか。(『現代フランス語広文典』には、主語が不定詞の場合はqu'est-ce queを用いるとあって、Qu'est-ce que penser?という例文があげられています)。>

Qu'est-ce que admirer?にはなりません。理由は、この文型にすると、意味・用法が異なってくるからです。

1.ご質問文は、Qu'est-ce que penser?とは構文が異なります。

2.ご質問文はadmirer「褒めること」が主語、signifie「~を意味する」が直接補語を取る他動詞、Qu'est-ce que「何を」が直接補語になっています。

この場合、動詞signifieを省略することはできません。

3.一方、Qu'est-ce que penser?はetre動詞が省略された口語表現で、文構造は、
penser「考えること」:主語
etre「である」:不完全自動詞。ここでは省略されています。
Qu'est-ce que:etreを補う属詞となる代名詞
となります。

4.従って、この文を省略部を戻すと
Qu'est-ce que penser est?
→Qu'est-ce qu’est penser?
「考えるとは、何ですか?」
となり、語感を整えるためにestが省略され、それが
→Qu'est-ce que penser?
となったのです。

5.従って、文の構造、文の本来の意味からいっても、Qu'est-ce que signifie "admirer"?とQu'est-ce que penser?はそもそも用法が違うのです。Etreが使われてないことからもQu'est-ce que admirer?と省略されることはありません。

6.ちなみに、Qu'est-ce que penser?もかなりくだけた言い方で、通常はQu'est-ce que c’est penser?またはQu'est-ce que c’est de penser?という言い方をします。


ご質問4:
<フランス人に尋ねると、「admirerは主語ではない、動詞」だと説明され>

質問の意図が明確に伝わらなかったのではないですか?

ちなみに、「主語」と「動詞」は同じカテゴリーの文法用語ではありません。sujet「主語」は文の働き、verb「動詞」は品詞になりますから、「主語でなく動詞」という並列の仕方は間違っています。

「名詞でなく動詞」または、「主語でなく述語」という説明ならOKですが。おそらくこのフランス人は文法に弱い人でなければ、「admirerは名詞ではない、動詞」と言いたかったのではないでしょうか。

この例文は間違いなく、admirerは主語になります。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

丁寧な説明ありがとうございました。Qu'est-ce que の後の倒置の理由がよく分かりました。また、Qu'est-ce que penser?の解説も明解で、霧が晴れたように理解できました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/12 15:29

私も去年NHKラジオ講座の応用編でLe Petit Princeを読んでいたとき、この疑問に軽くひっかかかりましたが、「まあ、良いや」と放置していました。

質問していただいてありがとうございます。他の方の回答が参考になりました。

ところで、Googleで "Qu'est-ce que signifie" と引用符をつけて完全一致で検索すると"Qu'est-ce que signifie~?"が山のようにヒットしますので、この倒置はよく見られる用法らしいです。特に主語が名詞や、ご提示の不定形の動詞(名詞相当)などの場合ですね。

しかし、代名詞の場合は倒置しないみたいで、"Qu'est-ce que * signifie?" とした場合、"Qu'est-ce que cela (ca) signifie?"が多くヒットします(ほとんどこれしかないみたいに)。

ご参考まで。
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namiknchan さん はじめまして



ご挨拶と致しまして、文中にあります
言葉-penser-を用いまして、短文を

La plus grande joie de repondre
est de faire penser
ceux qui veulent et peuvent penser...

さて、本題です

ご質問の Qu'est-ce que “admirer”? は良いと言えます
只、通常ですと哲学の小論文などで多く見られる設問である
Qu'est-ce que penser? とか Qu'est-ce que reflechir?
Qu'est-ce que la conscience? 等に比べて、利用頻度は
すくないので、引用符“”を付けて、この文脈でのとすると
より明確に趣旨を表現できます

この-qu'est-ce que-の用法は
あのGrevisseのle bon usage で

Avec le verbe etre, on peut avoir que attribut
Cette pheriphrase est meme “normale”avec
“un infinitif sujet”

明確に、不定詞を主語として取ると明記してあります
間に何かがあるとかないとか、まったく無関係です
その用法も口語や上記の如く書き言葉でも良しです

最近次のような問いかけを読みました

● Qu'est-ce que le cafe-philo???

これを、comment definir ce que l'on appelle “cafe-philo"?
と言い換えることも出来ます このような重ね言葉でもって
言語と対峙しますと、世界が-ググット-広がるようです

最後に

● Penser c'est concevoir
   Penser c'est juger
   Penser c'est raisonner...

ご不明の点は、何なりと。。。
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