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法学部に入学した大学1年生です。
この度後期試験で初めて事例の論述問題を書くことになりました。
しかし、初めてのことなので回答の内容云々以前に
「法律科目の論述問題」とは
どのような文章を書けばいいものなのかも分かりません。

とりあえずレジュメに載っていた例題に試行錯誤しながら回答してみました。
このような文章でいいのか?
間違っている点はあるか?
構成「問題となる条文→要件→当てはめ→効果→結論」
に問題は無いか?
教えていただければ幸いです。

【問題】
XはYからXの所有する不動産Aの近くに5年後に大型のごみ焼却場が建設されるという
決定が行われ、そうなれば環境がかなり悪化する恐れがあり、
また地価の下落なども予想されると言われて、Yにこの不動産を売却した。
ところが、ごみ焼却場の建設計画など全く無いことが判明した。
XY間で取り決めた代金5000万円の支払期日はすでに到来している。
XはYに対して目的物の変換を請求しうるか?

【回答】
本件ではYの行為が民法96条で定める詐欺に該当すれば、
同1項によりXの意思表示は無効となる。
詐欺が成立するための要件は1「欺モウ行為」、2「錯誤」、3「意思表示」が存在し、
4「1と2、2と3の間に因果関係があること」である。
詐欺における欺モウ行為には二重の故意(a他人を欺モウし、錯誤に陥らせること
bその錯誤に基づいて意思表示をさせること)が必要である。
本事例では Yは不当に安い価格で不動産を購入する目的で、
Xに対し、虚偽の事実を伝えたと考えられ、Yに二重の故意があることは明白である。
またXは実際に「ごみ焼却場が建設され、地価が下落する」と信じたことにつき、
売買の意思表示を行った動機には錯誤があり、実際に意思表示を行っている。
各要件の間に因果関係が存在することもまた明白である。
以上より、Xの行った意思表示はYの詐欺によるものであるということができる。
よって民法96条1項によりXの行った不動産売却の意思表示は無効となり、
XはYに対し、当該不動産の返還請求を行うことができる。


特に当てはめの部分が完全に手探りで書いたのでかなり怪しいと思います。
長文になりましたが、よろしくお願いします。

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A 回答 (2件)

詐欺の効果は取消しです。

(分かった上で「意思表示は無効」と書いているのなら問題ないのですが、ちょっと気になったので。(121条))

この設問だと、錯誤についての検討も必要です。
詐欺と錯誤両方について検討した結果、両方の要件を満たすようなら、二重効について検討してください。

問題文が、「XはYに対して目的物の変換を請求しうるか?」となっているので、書き出しは、「Xは詐欺取消し(96条)または錯誤無効(95条)を主張して、Yに対しA土地の返還請求をすることが考えられる。」としたほうが良いかもしれません。

この回答への補足

進めていくうちに、この次の設問でまた迷ってしまったのですが、
問題文中に全ての状況が説明されていない場合はどうすればいいでしょうか?
この設問には以下のような続きがありました。

(2)XY間の売買契約の数日後に、YがZとの間で当該不動産を
五千万円で売却する契約を締結していた場合はどうか。

この設問だとZが善意かどうか、Yとの売買契約締結につき、
無過失であったかどうかの説明がありません。
とりあえず場合分けして以下のような回答を作ってみました。


(回答)
民法96条3項により、詐欺による取り消しは善意の第三者には対抗することができない。
この条文における「第三者」とは通説では「詐欺による意思表示による
法律関係に基づいて、法律上の利害関係に入った者」とされており、
本件のDはこれに該当する。また96条3項の要件として、
無過失・登記等の対抗要件を要するかどうかについては学説対立がある。
無過失については権利外観法理に伴う注意義務、94条2項との対比などから
必要とする説が有力であり、登記などの対抗要件については
判例が不要の立場をとっているのでここではこれを採用する。
以上より、
[1]Dが詐欺の事実につき、悪意の場合
Aは不動産の返還請求ができる
[2]Dが詐欺の事実につき、善意であり、それについて有過失であった場合
Aは不動産の返還請求ができる
[3]Dが詐欺の事実につき、善意であり、それについて無過失であった場合
Aは不動産の返還請求ができない。

これは回答の方法として適切でしょうか?
もしよろしければこちらもお願いします。

補足日時:2008/01/17 17:25
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この回答へのお礼

分かりやすい回答ありがとうございました。

やはり何箇所か問題があったようですね。
ご助言を元に修正してみます。

お礼日時:2008/01/17 17:23

補足への回答ですが、



学説の対立がある場合、反対説にも言及しておいた方が印象が良くなると思います。どの説を採用するかという事に関しては、「有力だから」、「判例がこう言っているから」というだけでは理由付けになりません。論証が必要です。

問題文が明確でない場合は、場合分けが必要ですが、本問の場合、Zが取消し前に取得したのかどうか明らかではありません。そこで、(1)Zが取消し前の第三者であるとき、(2)取消し後の第三者であるときと、場合分けが必要です。

本問の場合、Zが善意・無過失かどうか分かりませんが、ここは細かく場合分けしなくても、「Zが詐欺の事実につき善意であり、それについて無過失であった場合、Aは不動産の返還請求ができない。」程度の記述で良いと思います。(もちろん質問者様が書かれたように悪意・善意、有過失・無過失で分ける方式で何ら問題はありません。)
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この回答へのお礼

補足の方にまでご丁寧な解説ありがとうございました。

参考にして、期末試験頑張らせて頂きます。

お礼日時:2008/01/21 16:14

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Q大学の講義の試験の民法の答案で、事例の問題で意義、要件、効果を書いて答

大学の講義の試験の民法の答案で、事例の問題で意義、要件、効果を書いて答えなくちゃダメなんですがどういう風に意義、要件、効果を書いたら良いんでしょうか?

Aベストアンサー

問題によります。事例問題だということなので、一定の事例があって何らかの法律関係を述べるのは間違いありませんが、抽象的にその程度のことしか分かりません。
そうすると言える事は、
当事者の間に紛争が生じたことを前提に、誰が誰にどのような主張ができるのかということを考えて、その主張ができるためにはどんな要件が必要かを書いて、事例がその要件を満たすかどうかを書いて、結論としてどうなるかを書く
とこの程度のことだけです。意義は、法律概念として説明する必要がある要素があれば書くことになりますが、それは、必要な場所で書くとしか言えません。
具体的な問題が不明である以上は、この程度の抽象的な答えしかできません。

例えば、
Aは自己所有の甲土地をBに売却し登記を移転した。Bは更にCに甲土地をCに転売したが登記配点していない。Aが債務不履行を理由にAB間の売買契約を解除した場合、AはCから甲土地を取戻せるか。
とかいう問題だったとすれば、主張は、AがCに対して甲土地の所有権が自己にあることを主張するというのは問題から明らかなので、それにはどういう法的根拠が必要かを考えることになります。そして、解除がBC間の転売の前か後かが不明なので、それぞれ場合を分けて検討することになります。で、解除の法的性質論から解除前の第三者Cに対してAが土地所有権を主張できるための要件を検討し、事例が要件を満たすのならばその効果として土地所有権を主張できるし、満たさないのならばできないとなるだけです。次に、解除後の第三者との関係ではどうなるかを同じように論じて終わりとなります。
問題なしに具体的にどう書けばなんて言われても答えようがないのです。

なお、「要件効果を書かないのは法律論ではない」ので、要件効果を書くのは当たり前です。そして、必要に応じて(大概必要になります)意義とか趣旨とかを書き、条文上の根拠があれば(必ず一つはあります)条文を指摘するというのがお約束です。事例問題だとここに「結論としての効果を導き出すために、事例の具体的事実を一般的抽象的な要件にあてはめる」という作業が加わるだけです。

問題によります。事例問題だということなので、一定の事例があって何らかの法律関係を述べるのは間違いありませんが、抽象的にその程度のことしか分かりません。
そうすると言える事は、
当事者の間に紛争が生じたことを前提に、誰が誰にどのような主張ができるのかということを考えて、その主張ができるためにはどんな要件が必要かを書いて、事例がその要件を満たすかどうかを書いて、結論としてどうなるかを書く
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Q民法総則の問題の解答例を教えてください。

民法総則の問題の解答例を教えてください。

Bは代理権もないのにAの代理人だと詐称してCとの間でAの不動産の売買契約を締結した。
この場合の法律関係について説明せよ。(意義、要件、効果について)

至急教えて頂きたいのでよろしくお願いします。

Aベストアンサー

>Bは代理権もないのにAの代理人だと詐称して
無権代理ってことだね(民法113条~)


>Cとの間でAの不動産の売買契約を締結
無権代理人が行った法律効果は本人に帰属しないのが原則(同条)

本人Aが無権代理人Bの行為を追認すれば契約時にさかのぼって有効(同116条)

相手方Cは本人Aに対して追認するか催促できる(同114条)、本人から返事がなきゃ追認を拒絶したとみなす。
また、本人Aが追認する前なら取り消すことができる(同115条)

追認拒絶されたら、相手方Cは無権代理人Bに対して契約の履行か損害賠償を請求できる(同117条1項)

Q民法の勉強法について

こんばんは。いつもお世話になっています。
国立大法学部の1年生です。
まだ授業は始まったばかりですが7月末の試験(範囲は民法総則だと思います)に備え、民法の勉強法についてアドバイスいただければと思い質問させていただきました。

過去の記事を検索してみたところ、
(1)ノートやレジュメをしっかり覚える
(2)教科書(基本書と同義でしょうか?)で該当箇所を確認
(3)予備校で出している参考書を解く
という方法が良いと至ったのですが、このやり方で良いでしょうか?

諸事情によりどうしても優か秀認定を取りたいので(秀はかなり難しいとは思いますが…)、参考書等で理解を深め論述対策も今のうちから少しずつ考えていきたいと思っています(予備校で対策していない人にとって論述はかなり難しいと聞いたので…)。

勉強法やオススメの参考書がありましたら何かアドバイスいただければとても嬉しいです。

拙く長い文章ですが読んで下さりありがとうございました。
宜しくお願い致します。

Aベストアンサー

元司法試験受験生で司法試験択一式合格経験者です。

民法は条文が多い科目なので、お決まりですが
1.定義・要件・効果・参照条文を抑える
2.学説(通説・有力説・多数説・我妻説)を抑える
3.代表的な判例を抑える
4.事例を常に考える(3とリンクしているが・・・)

ただ、基本書(内田貴とか、有斐閣双書とか、有斐閣Sシリーズとか、一粒社のダットサンのこと)や予備校本(早稲司のデバイスとか、辰巳のチュートリアルとか、伊藤真の○○入門とか)を読むんではなく、判例集とか、事例・演習本とかも用意しておくといいと思います。

ぶっちゃけ明治大学では「俺の授業に出てる暇があったら、家で勉強しろ!」っという教授ばかりだったんで、授業に出ている意味がないですよ。法科大学院に出そうなことや、司法試験に出そうなところはあまり学校では深くやってくれません。例えて言うなら、刑法で大学では普通、司法試験や法科大学院入試では頻出テーマの共犯はやりません。

これは民法でも同じで、司法試験や法科大学院入試では頻出テーマをやってしまうと、学生が単位を取れなくなってしまうからです。なもんで、授業に出る意味が私は無いと思います。まぁ出席を取っているんでしたら、しょうがなく出ますがね。でも法律の授業って普通出席を取りませんからねぇ…

民法総則の最大の山場は「代理」です。表見法理とか、通謀虚偽とかはとても司法試験や法科大学院入試では頻出テーマなんですが、そういうところはあまり教授は出したがりませんしね。学生の回答がひどすぎる結果になるからです…悲しいけど…

元司法試験受験生で司法試験択一式合格経験者です。

民法は条文が多い科目なので、お決まりですが
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2.学説(通説・有力説・多数説・我妻説)を抑える
3.代表的な判例を抑える
4.事例を常に考える(3とリンクしているが・・・)

ただ、基本書(内田貴とか、有斐閣双書とか、有斐閣Sシリーズとか、一粒社のダットサンのこと)や予備校本(早稲司のデバイスとか、辰巳のチュートリアルとか、伊藤真の○○入門とか)を読むんではなく、判例集とか、事例・演習本とかも用...続きを読む

Q法学部の定期試験問題と勉強方法

私の第一志望は文学部史学科ですが、
落ちた場合を考えて法学部も受験します。
おそらくMARCHレベルの大学になります。
はっきり言って法律には興味がなく、
法学部に入るとしても、就職が有利だからという理由です。
興味が無い分野を勉強するのは苦痛なので、
あとで中退することにならないように、
定期試験がどのような問題形式で、
どのような勉強をすれば良いのか知っておきたいと思います。
定期試験の問題は空所補充・論述・正誤判定・択一など色々考えられますが、
どのような出題形式でしょうか?
また、普段の勉強方法は、条文を暗記するのか、
原理を理解するだけで良いのか、よく分かりません。
どのような勉強をすれば良いでしょうか?

Aベストアンサー

法学部出身です。

法学部の試験の90%以上が「論文式試験」です。で、民法と商法だけが論文式試験のなかでも「事例問題」で、他はだいたい「一行問題」ですよ。まぁ刑法や刑事訴訟法でたまに事例問題が出されることもありますがね。

10%未満が択一式ないし○×式でしたね。うちの大学では一人だけ○×式試験の先生がいただけで、あとは全て論文式試験でしたよ。

条文を暗記することは下記のANo.2の方が言っているようにありません。六法(条文だけしかのっていないもの。判例六法は不可)持ち込み可なケースが大半ですね。

法律学の基本は
「定義・要件・効果・学説・判例・法の趣旨」を覚えるというのが中核になります。

定義は本の中に「○○とは~」という風に書かれているところがだいたい定義と呼ばれています。要件は法律の効果が発生するための条件ですね。複数あることが多いです。こんな感じですね。

基本的に法律学は「法律の条文内にある言葉をどう考えるか?」というのがメインの学問です。

簡単なもので話すと、例えば
民法第三条の一項に『私権の享有は、出生に始まる。』という条文があります。素人目には「生まれれば、そりゃあ人間として色々権利を持つだろう、何を当たり前のことを言っているんだ!」となるはずですが、法律学的には、『出生ってなんだ?』ということになります。

学説では一部露出説・全部露出説・独立呼吸説というのがあります。学説名からもわかるように、「出生」という言葉一つとっても胎児がちょっとでも出たら「出生とする」というのが一部露出説です。

てな感じが法学部で学ぶことです。これで問題になるのが、「お母さんが、お腹の中に赤ちゃんがいる状態でお父さんが死亡した場合の遺産相続」です。これを論点といいます。まぁ、ココから先は興味があれば学んでみてください。

それと法学部は別名「法楽部」と言われます。理由は「授業の出席をとら無い・レポートが無い・卒論が無い・前期試験が無い」からです。試験は「後期試験一発勝負!」ということになります。なもんで、よく後期試験ちょっと前くらいになると、今までやっていた小教室から、急に大教室にかわるなんてこともありますよ。それぐらい、法学部生は大学の講義に(出席をとらないため)来なくなりますね。

法学部出身です。

法学部の試験の90%以上が「論文式試験」です。で、民法と商法だけが論文式試験のなかでも「事例問題」で、他はだいたい「一行問題」ですよ。まぁ刑法や刑事訴訟法でたまに事例問題が出されることもありますがね。

10%未満が択一式ないし○×式でしたね。うちの大学では一人だけ○×式試験の先生がいただけで、あとは全て論文式試験でしたよ。

条文を暗記することは下記のANo.2の方が言っているようにありません。六法(条文だけしかのっていないもの。判例六法は不可)持ち込み可なケ...続きを読む

Q論述式の回答の書き方のご指南ください

もうそろそろ、定期試験の時期なのですが、
大学の試験ってけっこう論述問題が多いことに驚きました。高校のころは、まったくと言っていいほど論述問題がなかったので、どうやったらいいのか、ホトホト困ってます。
いろいろ検索サイトでHITさせたり、ここでも過去の質問を見たりして参考にしています。

そこで、今一度、皆様の論述式の回答の書き方を教えてほしいのです。どうかご指南よろしくお願いします。

Aベストアンサー

当方、大学生です。
書きやすく、いい評価になるのは、
1.一番最初に結論を書く。
2.それについて理由や説明を挙げる。述べる個数も宣言する。
3.最後に結論をもう一度書いて締める。

例えば、「キリスト教における愛について書け(テキト-な課題です。汗)」だとしたら、

「キリスト教における愛とは○○だと言える。
 それについて、3つの観点から述べる。
 まず第一に、~~。第二に、~~。最後に~~。
 以上の事由から、キリスト教における愛は○○だと言える」

…というかんじです。この形式で書ければ、まず悪い評価は取らないでしょう(形式の点では)。

できたら、授業中に先生がおっしゃったこと(本にはない具体例とか)や、参考図書から得た知識を交えたりすると、「ちゃんと授業聞いてますよ、ちゃんと本読んで勉強してますよ」とアピールできて、なおよしです☆

がんばっていきましょう(^^)

Q民法の事例問題についてです!

民法の事例問題なんですが、法学部の人間ではない私には全く分かりません。お願いします!教えてください。

[事例]
 Aは、所有している甲土地を売却することにした。そこで、不動産取引に詳しい友人Cに買主を探すよう依頼した。そして、Cの仲介により、AはBに代金2000万円で甲土地を売却する契約を交わした。Bは売却代金を完済し、引渡も受けたが、甲土地の所有権移転登記がされないまま5年が経過した。
 CはAに登記名義が残っていることを知り、Aから甲土地を500万円で買い受ける契約を結んだ。そして、CはAに500万円を支払い、所有権移転登記も経由した。その上で、Cは甲土地を占有しているBに対して、甲土地の所有権は自己にあると主張し、Bに1000万円で甲土地を買い取ることを要求した。BがCの要求を拒否すると、CはBに対して所有権確認の訴えを提起した。

このようなCの請求が認められるか、検討せよ。


というものです。本当に宜しくお願いします。

現在、私自身はCは悪意であると考えられるので、請求は認められない。
と考えています。

Aベストアンサー

簡単な民法の事例問題ではあるが、法学部の人間ではない人にはつらいであろう。ワシが参考答案を起案するので参考してみるとよかろう。

なお、結論としては、Cを背信的悪意者として、Bを勝たせた。結論はどちらでもいいが、近年の判例・学説は、単純悪意者も背信的悪意者として扱って、静的安全を重視しているので、Bを勝たせるほうが筋がよいであろう。

Bは本件確認訴訟で、AとBの代金2000万円で甲土地を売却する契約をしたことを主張し、甲地所有権を取得したと反論してくると考えられる。これに対し、CはAから甲土地を500万円で買い受ける契約締結したこと、及び、Bは、甲地の登記を具備していないから、「第三者に対抗することができない。」(民法177条)と、反論すると考えられる。
 ここで、177条の「第三者」の意義が問題となる。
 177条の「第三者」とは、登記の欠缺(けんけつ)を主張する正当な利益を有する「第三者」に限定されると解する。不法占拠者などを排除するためである。しかし、自由競争の枠から外れ、前所有者を害する意図で取引関係に入った者、いわゆる背信的悪意者(民法1条2項)は、登記の欠缺を主張する正当な利益を有する「第三者」にあたらない。
 本件Cは、BA間の土地売買契約を締結する際に、仲介役だったのであって、前の契約があることを知っていたと思われる。また、仲介を買ってでたCが、当該目的物を自身で購入することは、委託者を害する行為であり、受託者としての職責(民法644条参照)を果たしていないものと評価できる。
 したがって、Cは、背信的悪意者にあたり、登記の欠缺を主張する正当な利益を有する「第三者」にあたらない。
 以上、Cの再反論は認められず、Cの甲地確認請求は棄却される。

簡単な民法の事例問題ではあるが、法学部の人間ではない人にはつらいであろう。ワシが参考答案を起案するので参考してみるとよかろう。

なお、結論としては、Cを背信的悪意者として、Bを勝たせた。結論はどちらでもいいが、近年の判例・学説は、単純悪意者も背信的悪意者として扱って、静的安全を重視しているので、Bを勝たせるほうが筋がよいであろう。

Bは本件確認訴訟で、AとBの代金2000万円で甲土地を売却する契約をしたことを主張し、甲地所有権を取得したと反論してくると考えられる。これに対し、CはAか...続きを読む

Q法学部のレポートの書き方を教えてください

現在、博多駅事件がテーマのレポートに取り掛かっています。

しかし、私は本格的なレポートを書くことは今回が初めてなのでどのような構成が書けばいいのかが自信がありません。



博多駅事件がテーマの場合、知る権利、報道の自由、取材の自由を広く扱えばよいのか、それとも博多駅のことだけを考察していった方がよろしいでしょうか?

また、こういったレポートを書くに当たってどのような構成がよろしいでしょうか?
例えば、事件概要、判旨、学説、考察のような



枚数は10枚ほどです。

Aベストアンサー

珍しいですね、法学部でレポート書くなんて。明治では書かせられたことがなかったです。まあそれはさておき、基本的に博多駅事件なのでまずは、

事例の要約→各論点毎の(合憲性判定基準に照らし合わせた)判例の解釈と、(LRAやアメリカの通説(明白かつ現在の危険)やその他の様々な違憲審査基準に照らし合わせた)反対説の解釈→結局あなたはどの説を採用した方がより妥当かを力説→結論

と書いていけばいいんじゃないでしょうか?私はLRAが一番書きやすいので、LRAで書きますから、基本的に判例や自説や他説の妥当ではないところをも書いてけなしながら、自説の批判にも受けてたちつつ妥当性を書いて行けば、あっという間に10枚以上になるので、あとはどうコンパクトにするかだと思いますよ。

Q法学部の人の期末試験対策について教えて下さい。

法学部の人の期末試験対策について教えて下さい。
法学部の授業って一科目でレジュメが数十枚ってざらにありますよね。
もちろん他の科目もそれくらいレジュメが配られるのもありますが、ノートや教科書が持ち込み可能であったり、レポートのみであったりすることが多いです。(少なくとも私のところは)
しかし、法学部では六法のみ持ち込み可が多いですよね。
法学部の人たちは、その数十枚のレジュメなどをほとんど全て文字で起こせるくらいに覚えて試験に臨んでいるのでしょうか?
それともヤマ張りばかりなのでしょうか?
先生の過去問題の入手もアリと思いますが限度が有ると思いますけどどうでしょうか?
皆さんの経験など教えて下さい。

Aベストアンサー

現在、都内の大学(法学部)に通う3年生です。
私は法学部のくせに法律科目の勉強が苦手ですが、今まで単位落としてないので参考までに。

私の大学も法律科目は基本的に参照物は六法だけですね。
中には、先生が「ここだすよ」とか言ってくれるときがあるので、そのときはそこを重点的にやります。
そこまで言わなくても、やけに詳しく説明しているときは、ここが重要なんだなと思って、そこをやります。

法律科目の答案はなんとなく書き方が決まっているので、テキストやレジュメを見ながら、内容を覚えていきます。(全部ではなく、骨となる部分)
あとは、実際に答案を書いてみると、自分が理解できていないところが分かったりして、いいと思います。

Q民法の事例問題

法学部の1年です
民法の事例問題の答案作成の仕方が分かりません

意義、要件、効果を交えて論じなければいけないのですが

問題で、
「Aは印鑑を登録している市役所から印鑑証明の交付を受けるため、その申請に関しBに代理権を与えた。しかしBは交付された印鑑証明書を悪用して、Aの不動産にCのために抵当権を設置した。AはCに抹消を請求できるか。」
というのがあるのですが、この場合基本代理権は私法上の行為の代理権でなければならないので、表見代理は成立せず、抵当権を抹消できるのですが
それをどのように解答すればいいか分かりません
条文は用いたほうが良いですか?

詳しく答案の書き方を教えてください
よろしければ解答例もお願いします

Aベストアンサー

 荒唐無稽、穴だらけの常識的にあり得ない設例なので、マジメに事例を補足しながら考えていくと表見代理が成立してしまうので、どんな模範解答がつくのかと好奇心をもって眺めていたのですが、付きませんね。

 それは出題者の責任で、質問者さんのせいではないので、気合いを込めて両目をつぶり、問題を見ないで、正にブラインドタッチで答案を書くのがよいでしょう。


 表見代理とは、帰責事由のある側よりも帰責事由なく「代理権がある」と信じた側を保護することによって、「取引の安全」を保護せんとするものである。(意義)

 したがって、表見代理が成立するには、代理される側になんらかの落ち度があることと、代理権有りと信じた側に信じたのはもっともだと思わせる事情があることが必要とされているのである。(要件)

 その場合に限って、表見代理人という名の無権代理人が行ったことの効果が、本人に及ぶものとされているのである。(効果)

 本件は、BがAより別件で代理権を与えられたのを奇貨として、その代理権を利用して真実に合わない登記を行ったものである。

 登記官は代理権を信じて登記を行ったものではあるが、これは取引ではない。

 単に書類を整えて申請されたからそれに応じたという事に過ぎないので、取引の安全の為に設けられた表見代理の制度とは無関係である。

 また、行われた登記は単に対抗力を持つにすぎず、公信力はないので、正しくない登記は是正されるべきであるし、もともとCはBの代理権を信じて登記を受け入れたということではないので、登記を抹消されてもまったく損害は発生しない。

 言い換えると、取引の安全は害されない。

 よって、AはCに対して抵当権の登記を抹消するよう要求できると考えるべきである。


 のような感じでいかがでしょうか。自分でもいい加減なことを書いていると思いますけど。
f(^^;
 適当に該当条文を入れておいてください。文の末尾に( )書きで入れればいいでしょう。

------

 出題者はご存じないのかもしれませんが、当節、「印鑑手帳」を持っていくと、印鑑証明書は発行してくれます。実印も委任状も不要です。

 従って、Aは実印も委任状も持たせなかったはずなのです。実際、問題文には「持たせた」とは書いてないですので間違いはないでしょう。

 すると、Bは、実印も委任状も持たないでどうやって登記をしたのか。印鑑証明書だけあっても登記は不可能です。

 仮にAが印鑑手帳の制度を知らず、実印と委任状をBに預けて委任状方式で印鑑証明書の交付を受けたとしても、印鑑証明書を公布してもらうための委任状で登記はできません。

 だから、その委任状は「白紙委任状」であったはずであり、しかも、最低2通(市役所で1枚、登記所で1枚使う)は渡していたはずです。

 そういう大事な事を書いてなくて、こちらで想像して補えということなら、BとCはあらかじめ何かの面識があり、抵当権を設定するということについて取引が成立していた可能性が非常に高い点も想像し、補わなければなりません。

 突然、会ったこともないCの氏名や住所などが頭に浮かび、抵当権者に設定しようなんて気持ちになるなんてことはあり得ませんから。

 事前になんらかの取引が成立してたのであるならば、どういう取引が行われたのか当然考えなければなりません。

 ふつう、白紙委任状や実印、印鑑証明書まで持たされたら、Cに見せるんじゃないでしょうか、ふつうは。

 「Aが自分の不動産に抵当権を設定するならいいよ」と言うことになった可能性は高い。

 不要な実印や印鑑証明書、白紙委任状までホイホイと渡してしまうAは保護に値しないでしょう。

 であるなら、Bは取引の履行として登記したのであって、取引自体には表見代理が成立するはずです。

 言わんや

> 抵当権を抹消できるのですが

 登記を抹消するんじゃなくて、私的取引である「抵当権の設定」を無効にするなら、表見代理は成立しそうです。抵当権を抹消するんじゃなくて、本文に書いたように、抵当権の登記を抹消するんでしょ?


 こんな下らないことを次々に想像・補足させないように、「書いてない事実は存在しない」と思わせるだけの、必要にして十分な事実は書いてくれないと。 書いてない設問はダメです。
  

 荒唐無稽、穴だらけの常識的にあり得ない設例なので、マジメに事例を補足しながら考えていくと表見代理が成立してしまうので、どんな模範解答がつくのかと好奇心をもって眺めていたのですが、付きませんね。

 それは出題者の責任で、質問者さんのせいではないので、気合いを込めて両目をつぶり、問題を見ないで、正にブラインドタッチで答案を書くのがよいでしょう。


 表見代理とは、帰責事由のある側よりも帰責事由なく「代理権がある」と信じた側を保護することによって、「取引の安全」を保護せんとする...続きを読む

Q刑法 正当防衛の事例の論述方法を教えてください

刑法の期末の範囲に正当防衛が含まれているのですが、それの判例として下のものがあります。

甲から殴りかけられた被告人が、甲の顔面を殴打したところ、甲がアルミ製灰皿を被告人に向けて投げつけたため、被告人が甲の顔面を殴打(第1暴行、死因)すると、甲は転倒して動かなくなったが、さらに腹部などを足蹴にするなどの暴行(第2暴行)を加えて、傷害を追わせた結果、甲が死亡した。

この判例の被告人の罪状について論述していきたいのですが、どのような論点で論述展開していけばいいのでしょうか?
最高裁の判決では第2暴行の傷害罪のみの成立を認めているみたいです。

被告人の一連の暴行は傷害致死に当たるのではいないか→正当防衛による違法性阻却の検討→過剰防衛の検討→しかし思うに第1暴行は急迫不正の侵害etc正当防衛の要件を満たすが、第2暴行との間に断絶があり第2暴行は正当防衛及び過剰防衛には該当しない(その根拠も示す)→死因となった第1暴行には正当防衛が認められ違法性阻却、第2暴行はそのまま傷害罪成立→結果的に傷害罪成立
という流れでいいのでしょうか?(大雑把な書き方で申し訳ないです)

何か書き足りない論点、間違った論点がありましたらご教授お願いします。

刑法の期末の範囲に正当防衛が含まれているのですが、それの判例として下のものがあります。

甲から殴りかけられた被告人が、甲の顔面を殴打したところ、甲がアルミ製灰皿を被告人に向けて投げつけたため、被告人が甲の顔面を殴打(第1暴行、死因)すると、甲は転倒して動かなくなったが、さらに腹部などを足蹴にするなどの暴行(第2暴行)を加えて、傷害を追わせた結果、甲が死亡した。

この判例の被告人の罪状について論述していきたいのですが、どのような論点で論述展開していけばいいのでしょうか?
最高裁...続きを読む

Aベストアンサー

よく勉強されていると思います。
質問者様が書かれている内容で十分だと思います。

一番重要なのは、第一行為と第二行為とを分けて検討す根拠です。
この点の判断についてはご指摘の判例で述べられていますので、ここを丁寧に論じるのがいいかと思います。
ちなみに、学説ではこれを分けて考える説、一連のものとみる説、折衷っぽいよくわからない説があったと思いますので、答案ではこれらの学説にも触れつつ、自説としていずれを採用するかを論じることができればベストだと思います。
学説についてはその判例の解説(重判など)をみるといいでしょう。

論述の流れも難しい問題ですよね。
私だったら、はじめの問題提起の段階で
「甲に傷害致死罪が成立しないか。第一行為と第二行為を分析的にみるなら、死と因果関係ある第一行為に正当防衛が成立し、第二行為については正当防衛が成立しないため傷害罪のみが成立し、これを一連の行為とみるならば過剰防衛となると考えられる。そこで、第一行為と第二行為の関係をいかに解するかが特に問題となる。以下、検討する。」
というように、かなり結論先取りな感じで書いちゃうかもしれません。

よく勉強されていると思います。
質問者様が書かれている内容で十分だと思います。

一番重要なのは、第一行為と第二行為とを分けて検討す根拠です。
この点の判断についてはご指摘の判例で述べられていますので、ここを丁寧に論じるのがいいかと思います。
ちなみに、学説ではこれを分けて考える説、一連のものとみる説、折衷っぽいよくわからない説があったと思いますので、答案ではこれらの学説にも触れつつ、自説としていずれを採用するかを論じることができればベストだと思います。
学説についてはその判例...続きを読む


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