プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

Mg-EBTがEDTAと反応すると終点はわかるが、この反応が起こるとEDTAで正しいバリウムイオンを定量したことにならないのではないか?

答えは正しいバリウムイオンを定量したことになるとわかっているのですが、なぜそうなるのか、その理由がわかりません。

実験手順は下記の通りです。
ちなみにこの実験ではクロロペンタアンミンコバルト(III)硫酸塩の硫酸イオンの定量です。バリウムイオンと硫酸イオンが反応するのでバリウムイオンを定量することによって、硫酸イオンが定量できるといった感じです。

1.クロロペンタアンミンコバルト(III)硫酸塩0.25gを精秤
2.純水に溶かして100mlとする
3.20mlを正確にホールピペットで100mlビーカーに取る
4.陽イオン交換樹脂1mlを加え、静かに振り混ぜる
5.ろ過する
6.純水でよく洗う
7.ろ液と洗液を合わせ煮沸
8.0.01M Bacl2標準溶液25mlを加える(0.01M EDTA滴定量が5ml以上になるように)
9.室温で放冷してからろ過し、純水で沈殿を2、3回洗う
10.pH10緩衝溶液5ml、0.1M Mg-EDTA溶液1滴、EBT指示薬を1滴加える
11.0.01M EDTA標準溶液で滴定する
12.赤紫色が消えて青色になった点を終点とする

どなたか詳しい方いましたらよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

要するに安定度定数の問題です.


安定度定数とはどういうものか,そこから考えてみるべきでしょう.
    • good
    • 0

まず、↓のページをご覧下さい。

(改行がないので読みにくいです、宣伝は私の好みで付いている訳ではありません。爆)
http://www.geocities.jp/nanoka85/bunrepo2.html
早い話Mg-EBTはpH10付近で赤いが、Mg2+を奪われるとEBTの青色に変わる。
MgとCoのEDTA2-との錯形成能は桁違いにCoの方が大きい。なので、EDTA2-はCoがある限りCoと錯形成しMg2+は十分あるのでEBTと錯形成していてMg-EBT錯体の色だけが見える。
Coが全部(科学的表現とは言えないが、桁が違うという程度の意味)EDTA2-に「食い尽くされると」EDTA2-は初めてMg2+との錯形成を始め、Mg-EBT錯体はMg2+を失ってEBTの青色が観測される。
この理由はMg2+とEBT、EDTA2-との錯形成能では後者の方が桁違いに大きい事にある。もちろん、滴定当初から一部Mg-EDTA錯体はあるが、錯形成は完全に可逆反応なのでCoが過剰にあればEDTA2-とMg2+との錯形成は滴定途中では無視できる。

この回答への補足

doc_sundayさん、回答ありがとうございます。

doc_sundayさんの回答では、MgとCoについて書かれてますが、
僕が行った実験では、BaとMgが置換しているのでMgをBaに、MgをCoに置き換えて考えればよろしいのでしょうか?

補足日時:2008/02/17 12:20
    • good
    • 0
この回答へのお礼

補足です。

終点がわかるのは、EDTAを滴定したときにまず、EDTAとBaが反応してこの反応が終わったら
EDTAとMg-EBTが反応してEBTについているMgがEDTAにとられて青色になるわけですが、
例えばBaを100個とした場合、EDTAは100個Baと反応してそのあとに1個Mgと反応すると
考えればこの1個は誤差になるのかということです。

答えは誤差と考えなくていいのですが、その理由を教えてください。

よろしくお願いします。

お礼日時:2008/02/20 12:59

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!