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地方の知事は、何故 道路をつくりたがるのか? 推測すると、1、本当に道路が必要だから。 2、道路をつくれば、建設系の地方会社が潤い、その会社からの税収が増え、結果として、地方財政が潤うから。

        私は、道路はもう充足していると思うのですが、(農免道路まである)本当のところはどうなんでしょうか?

A 回答 (5件)

1.も多少はあるでしょうが、2.が大きいです。


現在、ほとんどの農漁村部の主要産業は農業でも漁業でもなく建設業なのです。これは統計資料を見れば明らかです。不充分なインフラを整備するという目的とあわせて、都市に偏在する富を分配するという役目も担ってきました。このため、このような構造ができてしまって、兼業農家など関係業界で働いている人は沢山います。
近年の公共事業の見直しで、ただでさえ減っている需要が、この上減らされたら一層深刻な問題になります。食ってゆけない人が増えるでしょう。
1.については、費用対効果とか通行量とかの明確な基準でなくて、なんだか不明瞭な順位で建設されているのが現状なため、不公平感が大きいいという点もあります。
世論調査の結果を見る限り充足していないと思う人は少数派みたいです。確かに道路を整備すればするほど安全に速く移動できるのですが、それに膨大なコストをかけるのが最大の幸福につながらない、としている人は多いわけで、常識的な判断だと思います。
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 こんにちは。



◇私見

・「1」「2」両方だと思います。あと「3 知事の実績になる」というのも加えたいところですね。

・国債や地方債というものがありますが,なぜこれを発行するかと言いますと,当面のお金が足りないということもありますが,本来の役割は世代間で負担を公平にしようということです。
 例えば,インフラ整備(地下鉄を作るとか,上下水道を作るとかですね)をするとしますと莫大なお金がかかるわけですが,できた設備は今後生まれる方も利用するわけですから,それを今の納税者からのお金ですべてをまかなうのは不公平なので,借金で作って将来の人にもそれを返済することにより負担してもらおうということです。

・この考え方が,道路特定財源制度にも当てはめられると思います。
 この制度により,これまで整備されてきた道路の財源を突き詰めますと,全国の方が納めたいわゆる「ガソリン税」なのですが,全国満遍なく道路整備がされたわけではありません。
 つまり,税金は払ったけどその恩恵をこうむっていない方がおられる中で,「もうこの制度は止めるよ」といわれれば,恩恵をこうむっていない方は「払うだけ払わせてそれはないだろう」ということになります。

・私の身近なところで書きますと,日本の観光地の代表である「京都」と「奈良」を直接結んでいる国道は1本しかないんですね。国道24号です。そのため,観光シーズンは大渋滞です。
 個人的には,その間は近鉄やJRが走っていますから,「電車で行けばいいじゃん」とも思いますが,団体の観光客の場合はバスでの移動が合理的ですから一概には言えないですよね。

・また,道路特定財源は道路整備だけではなく,連続立体交差事業(鉄道の高架化)による踏切の除去,つまり,踏切をなくして渋滞をなくしたり踏切事故をなくしたりすることや,交通安全設備の整備などにも使われていますから,道路の充足云々だけで評価できることではないともいえますね。

◇私の結論

・道路特定財源に罪はない。制度の運用の仕方が悪い。
・今後も運用の仕方が変わらないのであれば,他の制度を作るしかない。

というところでしょうか。

この回答への補足

有難うございました。でもね。この場合の道路は、自動車が通る道路でしょ。歩くための道路ではない。なんか自動車産業には、後ろ盾になりそうー! もう自動車交通を前提にした交通は、撤退すべきではないかねー。
鉄道の高架化は大賛成ですが。

補足日時:2008/02/24 10:23
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普通に道路が必要だからです。


道路は充足しているのに地方財政が潤うからという理由もあります。
良し悪しは別として建設業者が支払う税金が地方税収に占める割合が大きいのは事実ですから。

地方レベルでの道路格差の開きは悪しき時代の政治力が大きく影響しています。
地方出身の代議士は中央から道路予算にいくら引っ張ってこれるかが、次の選挙の武器となっていた(なっている)ため、マスコミが取り上げるような不必要な道路を作ってしまうことも事実としてありました。

これは表面的に立派な道路ができた、という対外向けのアピール材料であって本当に必要なのかは実際、通行台数をチェックしてみると歴然とします。

ただ、生活道路として普段の通勤通学に使う路線が充足しているとはいえません。
旧市内をはじめ山間部など僻地と呼ばれる地域に踏み込むと、いまだに車一台がやっと通れるくらいの狭い道路を小学生が車を気にしながら列を作って通学する、という光景は珍しくもありません。
地方の議員、知事にはこういう道路の改善や新設に対する陳情が後を絶ちません。

メディアでは特定財源で無駄な道路を作ったり、道路づくりに関係ないものを買ったとかばかり追求していますが、本当に道路がほしいという人たちの声をどれだけ取り上げているでしょう。

道路網が整備された都市部であったり地方部でも自分の周囲は道路は十分ある、といった強者の立場だけを取り上げたマスコミに迎合し、本当に不足している地方の弱者の声を「道路特定財源のありかた」を名目に叩くのはどうなのでしょうか。

この不公平感の是正というのが根底にあるため、財政難とか特定財源ががどうの、と言っても「おまえらだけが良ければいいのか!」という気持ちが込められていて野党も説得しずらいのでしょう。

3人兄弟にお手伝いをしたら、おこずかいをあげますと言われて皆、ちゃんとお手伝いして上の二人だけおこずかい貰ったのに、末っ子は貰えず他の二人から「おこずかい貰えなくても生活できるし、家も大変なんだから」と言われて反発している構図が浮かびます。
この場合、上の二人が自分のこずかいから分けてあげないというのも、今の日本の構図と似ていますね。

この回答への補足

有難うございました。でもね。この場合の道路は、自動車が通る道路でしょ。歩くための道路ではない。なんか自動車産業には、後ろ盾になりそうー! 非現実的と言われるだろうが、ガソリン機関の交通は、公共交通だけになるでしょうな。山間部は台風などの被害にあう率が高い。道路決壊の写真がでますが、(専門家ではないので、確かなことはいえないが)ずいぶんちゃちな舗装だなと思うことがある。このへんにも問題がありそう。

補足日時:2008/02/24 10:34
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関東ですら道路網は整備されてませんよ



例えば鹿島港(茨城)に荷揚げされた鉄を富士重工に陸送する場合、現在は東関東自動車道ないし常磐道を使って東京経由で東北道で搬入することになります。

日本の道路網は東京・名古屋・大阪に向かうタテの道路網は出来ているのですが、ヨコの道路網が全然整備されておらず万年渋滞になっています。
ヨコの道路網は
北関東自動車道(群馬・栃木・茨城を繋ぐ道…鹿島港からの物流道)
圏央道(千葉・茨城・埼玉・東京・神奈川を繋ぐ道…成田からの物流道)
東京外環自動車道(主要高速道を繋ぎ、東京都内に不要な車を通させない道)
首都高山手道
が未整備で急を要してます。
また、首都高の架け替えが必要となっています。

あと、農業道路や滑走路は農水省管轄で作られたものですので一緒に語るのは間違いです。道路財源とは別物です。
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きのう第2名神が一部開通しました。

このあたりは国道1号線、京滋道路、名神高速、国道25号線などあり、さらに名神間のスピードアップを図るための建設ということですが、別になくても他の道路がいくつかあるので困ることはないと思います。

一方で宮崎県は国道10号線以外は幹線はありません。高速は北九州・大分・宮崎の間は部分的にしか開通していないので、まず高速で東九州を貫通させることが必要だと思います。

それに比べ今回の第2名神はなくても困ることはないので、ルートは最短のようなので、あればさらに便利というだけです。「さらに便利」は「全く高速が貫通していない地域」より優先されるべきではないと思います。
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