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カウンターメロディ、オブリガード、対位法のそれぞれの違いは何ですか?また対位法と擬似対位法の違いは何ですか?

A 回答 (8件)

ありがとうございます。

目からウロコです。実は私は、昔、某楽譜出版社に勤務しておりまして、そこで耳コピから編曲・編集などをやっておりました。
硬い古典物から、ヒットパレード系まで広くやっていましたが、改めてこの補足を読ませて頂くと、確かにポピュラーミュージックのカウンターメロディーは、「まずコード進行ありき」、というスタンスで考えた「擬似対位法」と言うべき技法で作っていました。要するに主旋律をにらんで、これに絡まる旋律を考えているのではなく、コード進行にしっくり当てはまる旋律ということを意識して書いていたということです。
ご指摘のとおり、アレンジャーや奏者が意識する・しないにかかわらず、「ポピュラーミュージックのカウンターメロディーは擬似対位法を用いて作られている!」のは事実だと思います。多分ポップス畑の人は「擬似対位法」という用語自体をご存じないと思います。もちろん必ずしも言葉を知る必要はありません。
クラシックの場合は、バロック以前は、ほぼ100%真性対位法でカウンターメロディーは書かれていたと思います。複数のメロディーが織りなす(ポリフォニー)結果として和声(コード)が現れるという感じ。古典の後半からは、そのような厳格なモザイク(パズル遊び)のような音楽様式が崩れていき、機能和声という「各コードの役割と、それに基づくコード進行」を重視した作曲技法が中心になってきます。そこで、先ほど気がついたのですが、ポピュラーミュージックをバロック風に編曲するときには、真性対位法を利用していたということです。複数のカウンターメロディーをうまく絡み合わせて、結果として原曲のコード進行が現れるように工夫していました。そうすると、「いかにもバロック」という雰囲気になるのです。例えば、3本のメロディーを、小節のアタマで、さも偶然のように一瞬、ド・ミ・ソがそろうように作ればそこはCコードが現れるというような具合です。
「バロック風テクスチャ」というような言い方をしていましたが、実はこういうことだったのだ、ということが恥ずかしながら今初めて確認できました。

ちょうど、別の質問がありまして、そこでは「テクスチャ」について、私が回答していますので、ご参照ください。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3813853.html
今読み返すと、難解な書き方をしていますが、対位法で書かれた音楽と、和声学(コード理論=コーダル)から出てきた音楽は、肌合いが違い、その肌合いを「テクスチャ」と言うということです。

この回答への補足

こちらこそ、詳しく書いてくださってありがとうございます!ポピュラーをバロック風に対位法を用いて編曲されていたということで驚きです。すごいですね!僕も真性対位法を少しでも?使えるようになりたいです。これから勉強するところです。ところで別の質問になりますが、対位法は独学で出来ますでしょうか?マスターとまでいかなくても・・・(いやマスターしなければ意味ない(使えない)でしょうか・・・)こういう質問ってやはり対位法が出来る方に聞いたほうがいいので・・・(マスター出来なかった方は、独学じゃ無理っていうんですよね~。)これからクラシックについていろいろ質問させてもらいますので、よかったらTAC-TABさんの豊富な知識からいろいろ教えてください!テクスチャについても読ませていただきました。^^

補足日時:2008/02/28 19:28
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失礼しました(笑)


そこまでのレベルであれば、本格的に「対位法」を勉強されないともったいないです。
交響曲などの大掛かりな曲は、対位法を知っておかないと書けないと思います。
さらに、「作曲法」や「管弦楽法」も勉強しないといけません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%A1%E5%BC%A6% …
独学でも学べますが、大掛かりな作品をやりたいのであれば、最後の段階では先生につかれて学ばれないとものにならないかもしれません。
私は、編曲ならたいがいの物はやってきましたが、作曲は恐ろしくてできません。やはり作曲は創造性とか才能が要ります。編曲は所詮「加工」なので、器用であればルーチンワークでできます。.
対位法を上手く使った作品がここにありまして、このサイトの演奏は速すぎると思いますが、私はこの原曲を聴いたときに本格的にアレンジを勉強しようと思ったのです。「あぁ、これは面白いなぁ・・・」と思いまして。
http://players.music-eclub.com/?action=user_song …
ご検討をお祈りいたします。
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この回答へのお礼

いろいろとどうもありがとうございました。曲聴きました。素敵なアレンジですね!

お礼日時:2008/03/09 23:02

プロになりたいというのでなければ、独学できると思いますが、「勉強する目的は何か?」ということがハッキリさせる必要があろうとは思います。


例えば、作曲がしたい。耳コピーが自由に出来るようになりたい。メロディーとコードネームを見てアレンジしてギターソロ譜を書き上げたい。バンドスコアを書きたい。合唱譜を書きたい。などです。それによって深さが変わると思います。
何はともあれ、まず譜面を入力して演奏してくれるソフトを入手しなければどうにもなりません。下記をお奨めします。
Finale Notepad
http://search.goo.ne.jp/web.jsp?MT=finale%E3%80% …
検索すれば、虎の巻もたくさんあります。便利です。
これがダウンロードできたら、まず「楽典」を楽器屋さんで買ってください。分厚い専門書ではなく、「やさしい楽典」というようなもので充分です。楽譜を書く上での約束事などが書かれています。
それから必須なのは、なにか和音の出る楽器をそこそこマスターしないと勉強のしようがありません。
一番よいのはキーボードです。(ピアノでもよいが、ロングトーンが持続するキーボードの方が良い)これで左手はへ音記号、右手はト音記号を読めるように練習します。レベルで言えば、「全音子供のバイエル 上・下」または、「全音バイエル」を終われば大丈夫です。器用な人なら独習で3ケ月くらいでマスターします。
キーボード以外の楽器ということなら、ギターでもある程度可です。ただし、クラシックギターで五線譜が読めるようにしなければなりません。レベルで言えば「カルカッシギター教則本」の、ローポジションの各調の練習が終わって、ハイポジションに入る前くらいでだいじょうぶです。これも3ケ月もあればマスターできます。
「バイエル」にせよ、「カルカッシ」にせよ、この程度ではとても人まえでは演奏できませんが、音楽の勉強をするだけならだいじょうぶです。

「楽典」がだいたいアタマに入ったら、次は「和声学」の本を買ってきます。これも「やさしい和声学」とか、「初心者のためのハーモニー入門」みたいなのとか、ギターで勉強するなら、「ギターで学ぶ和声学」みたいな、軽いのを選びます。ポップス系でもクラシック系でも基本は変わりませんが、用語と,扱う声部の数、禁則が違ってきますので、まずどちらか興味のあるほうを買ってください。最後は両方勉強する方が楽しいし、よく理解できます。
「和声学」を身につければ、少なくとも、耳コピーのときには非常に便利です。例えば、J-POPの耳コピーでAm-Dm7-(  )-C、というコード進行を聴き取ったとして、(  )内が他の騒音で聴き取れない場合、理論を知っていれば、聞こえなくても(   )内はG7だと断定できます。これは英語でいう「イデオム暗記」と同じで、文法的に言い回しが決まっているのです。文法を知らなければ、1ヶ、1ヶの単語を聞き取る他は無いのですが、知っていれば途中の単語が早口で聞き取れなくても、埋められます。それと同じです。和声学を知らなければ耳コピ-はできません。上声部のメロディーは聞き取れても、内声は理論的に推察していかなければ埋められません。
ポップス系であれば、和声学を身につければ、擬似対位法的なカウンターメロディーなどもカンタンに作れます。作曲は更に易しいです。理論に合致するコード進行をまず組み立てて、これにメロディーを乗せていけばよいのです。理論を知らなければ、メロディーを作ったものの、適したコードが付けられないというような現象が起こりがちです。クラシック系であれば、和声学をマスターするといよいよ「対位法」に進みますが、ポップス系であれば、「対位法」はわざわざ勉強する必要なないと思います。本を一冊買ってきて、「禁則」だけをアタマに入れれば用は足ります。「これはダメ!」ということさえ犯さなければ出来上がったものはそうムチャクチャにはなりません。もちろん本格的に勉強するに越したことはありませんが、その知識の使用頻度は低いと思います。
クラシックでも、ポップスでも、私に判ることであればお答えいたしますので、また何なりとご質問ください。

この回答への補足

お答えありがとうございます!TAC-TABさんは誤解してるようですが僕は初心者ではありません。^^;勉強する目的は映画音楽や出来れば交響曲が書けるようになりたいです。プロアマは問いません。作品が残せればいいです。譜面入力ソフトはすでに持っています。楽典もすでに勉強しました。ピアノはソナチネ終了程度です。和声学も勉強しましたので擬似対位法なら出来ます。問題は対位法ですが、禁則をちょっと知っている程度です。それでもなんとかなるものなのですね。ありがとうございます。m(__)m

補足日時:2008/03/01 02:49
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「カウンターメロディー」と「オブリガート」とは同じ意味です。

前者は英語、後者はイタリア語です。日本語では「対旋律」と言います。どれも同じ意味です。
「対位法」は作曲の技法のことで、「カウンターメロディー」「オブリガート」を作るときにもちいる作曲の方法です。「対位法」を使って作曲されたのが、「カウンターメロディー」「オブリガート」と思っておけば、まあまあ間違いではありません。
言葉の用例としては、
「このカウンターメロディーは、対位法を使って書かれたものだ。」などと言います。

この回答への補足

ありがとうございます!よく分かってきました。ポピュラー音楽などで、カウンターメロディがあった場合それは、擬似対位法によって作曲されていると思っていいのでしょうか?(ポピュラー音楽は、コード理論、和声学(同じ学問?)によって作曲されますよね?)それともポピュラー音楽でも本格的に対位法を使うでしょうか?

補足日時:2008/02/28 01:05
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「オブリガード」はポルトガル語で「ありがとう」の意味ですね(笑)


「counter melody」(英語)と、「obbligato」(イタリア語)と、「対旋律」「裏うた」「裏メロ」(日本語)はすべて同義語です。
http://imion.jp/index.asp?id=26&b_chkNum=4095
対旋律は、主旋律と同時に鳴ったり、主旋律の切れ目を埋めたりし、主旋律とからみ合って曲を盛り上げます。

次の曲例「カノン」(パッヒェルベル)を参考に説明しますと、
http://homepage1.nifty.com/PICCOLO/P-2-64.htm
このページの「p-kanon.mp3」をクリックしてください。
最初から15秒までが前奏。
15秒から28秒までが主旋律(単旋律)
28秒から41秒までが主旋律とそのハモリ
41秒から現れる新たな旋律が「カウンターメロディー」です。
「カウンターメロディー」は、主旋律に絡まりながら、自由な動きをしています。(よく聴いて下さい。主旋律もキチンと鳴っていますよ。)
その後も次々にあらたな「カウンターメロディー」が現れてきます。
この曲は、厳密に言うと主旋律はありません。最初の前奏に出てくるシンプルな動きがテーマと呼べます。この前奏の同じパターンが延々と弾かれています。その後に現れる旋律はすべてこの上に乗っかっています。

「対位法」とは、複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちつつ互いによく調和させて重ね合わせる作曲の技法のことです。例に挙げた「カノン」は、対位法によって作曲されています。
そもそも、「カノン」というのは対位法で作曲するひとつの様式の呼び名です。

「擬似対位法」というのは、シューベルトのミサ曲第5番や第6番についてよく言われます。シューベルトは、色々な事情により対位法が勉強できかったので、「和声法」から導き出した独自の対位法を用いて対位法的作品を書きました。
対位法は主に「旋律をいかに同時的に組み合わせるか」というところに軸足がありますが、和声法は、「タテに同時に鳴る和音を、いかにヨコにつなげるか」ということを考えるものです。
対位法は、もともと旋律のヨコの流れから作曲していく技法です。
擬似対位法は、本来、タテの和音をヨコにつなげ、そこから旋律を導き出して、対位法的な作品に仕上る、という技法です。

この回答への補足

つまりカウンターメロディとオブリガード、対位法は同じ意味なんですね?

補足日時:2008/02/27 02:44
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対位法は、作曲技法の一つ。


カウンター・メロディ、オブリガートはメロディやパートのこと。
擬似対位法は対位法に似ているが対位法ほど厳格でない作曲技法のこと。
具体的には
対位法は複数の旋律を組み合わせる方法。
オブリガートは主旋律を飾るメロディやパート。
カウンター・メロディは主旋律を飾るメロディ。
したがってオブリガートとカウンター・メロディは同じ意味で使われることもある。

なお、オブリガードは音楽とは関係ない言葉。

この回答への補足

ありがとうございます。対位法は、方法のことで、カウンターメロディは、旋律そのものをさす言葉なんですね?

補足日時:2008/02/27 02:45
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違いを探して考えてみました。



1、対位法は、たいていの場合、旋律が同じタイミングで終止します。
(日本の輪唱は、かえるの歌など、ばらばらに終わる。のが多いように思います。)
 ですから、男女の二重唱で、最後は合唱になるのは、対位法のような作り方。
2、オブリガートは、後追い装飾メロディーだと思います。ボーカルがタイミングをはずした時に、それを強調したり、修正したり。……するのが、タイミングをずらした後追い、結果、……先打ちメロになったり。
カウンターメロディーってのは聞き慣れにゃいなぁ~
カウンターテナーってのは良く聞くけど。

 擬似対位法って、あなたはどうお考えになっていますか?
 似ているのかなぁ? それとも、違いを強調するのか???

この回答への補足

先にメロディに和声をつけちゃって、その和声から別のメロディを思いついてつけるって感じでしょうか?no.4さんがいわれている感じじゃないかなと思っていました。

補足日時:2008/02/27 02:40
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カウンターメロディ、オブリガード、対位法のそれぞれの違いは何ですか?


・基本は同じ・・・(^^;
違いを書き出したら、きりがない。

また対位法と擬似対位法の違いは何ですか?
・初耳のためパス(^^;
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます!

お礼日時:2008/02/28 01:09

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