10代と話して驚いたこと

マクロ経済の問題でわからないところがありますので、お願いします。

「マクロ経済モデルが、下の式で示されています。記述として正しいものはどれですか?」
Y=C+I+G
C=0.6Y+80
I=20、G=100、Yf=600
(Y:国民所得、C:消費、I:投資、G:政府支出、
Yf:完全雇用国民所得)

1.100のインフレ・ギャップが生じていて、政府支出の縮小が必要になります。
2.100のデフレ・ギャップが生じていて、政府支出の拡大が必要になります。
3.40のインフレ・ギャップが生じていて、政府支出の縮小が必要になります。
4.40のデフレ・ギャップが生じていて、政府支出の拡大が必要になります。
5.デフレ・ギャップもインフレ・ギャップも生じません。

この問題の答えは4なのですが、これはどうして2ではないのでしょうか?計算していくと現行の国民所得500が求められ、完全雇用国民所得600との差、100のデフレ・キャップが生じるが答えではないのでしょうか?
別の教科書には、「完全雇用GDPの水準に対応する総需要の水準と、完全雇用GDPの2つの値を比較すれば、求められる」と載っていて2つを引算して求めています。この問題も600-500=100という求め方では、だめなのでしょうか?教科書の計算方法では答えが違うのは、なぜでしょうか?
解説のほどをよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

質問者様の計算だと、



インフレ・ギャップ=今実現している産出量(国民所得) - 完全雇用産出量 …(*)

となってしまい、実際の定義と違ってきます。定義では右辺第1項が「完全雇用GDPに対応する総需要」ですよね。

それで完全雇用GDPに対応する総需要の計算の仕方ですが、これは財市場の均衡条件式の右辺にY=YF=600を代入して560と求まります。

このとき560-600=-40のインフレ・ギャップ、すなわち40のデフレ・ギャップが発生していることになります。


ちなみに(*)とインフレ・ギャップとの関係ですが、以下のようになります(簡単に証明できますので質問者様自身で考えてみてください)。


Yを実現している産出量とする。

インフレ・ギャップが発生⇔Y>YF

デフレ・ギャップが発生⇔Y<YF

ギャップが発生していない⇔Y=YF

この回答への補足

「財市場の均衡条件式の右辺にY=YF=600を代入して560と求まります」というところが、まだわかりません。定義を式に表すとどのようになるのでしょうか?
 

補足日時:2008/03/15 00:51
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財市場の均衡条件式の右辺とは需要



C+I+G

のことです。問題ではCはYの関数(C(Y)≡0.6Y+80としましょう)、IとGは定数で、需要はYの関数となります。それをD(Y)とすれば、

D(Y)=C(Y)+I+G

となります。

インフレ・ギャップですが、それをIG(Yf)とすると、

IG(Yf)=D(Yf)-Yf

で定義されます。これにYf=600を代入すれば答えが求まります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/27 15:19

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