

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
当社の場合ですと、原料、仕掛品、製品毎に受払計算をします。
説明のため簡略化して、原料も仕掛品も製品も1種類ずつしかないとします。原料の受入は通常は購入分ですね。払出は当期使用分ですから、繰越・受入・払出・残高の数量に応じて、先入先出法等で計算します。
仕掛品の受入は、前述の原料からの払出が仕掛品の受入ですね。さらに原料と違って、仕掛品には加工コストがかかっていますから、当期に消費した加工費も加わります。つまり、原料工程から払い出された原料に、加工費が加わって、仕掛品の受入分になるというイメージです。
ただここで加工進捗度が出てきます。仮に進捗度が50%だとすれば、在庫が100個残っていても、加工度で言えば50個分の評価価値しかないということです。したがって、当期在庫(残高)評価計算は50個として、受払計算をします。つまり、仕掛品は、原料分と加工費分では、受払計算に使う数量が異なるということです。越・受・払・残の数量が200・300・400・100だとすると、加工費の方は100・350・400・50となります。(実際は400の中には仕損じ品も含まれているので、ちょっと違いますが。)
製品については進捗度は関係しませんので、原料と同じように計算するだけです。
但し、貴社が売価還元法を採用している会社で、規程乃至要領書にも定められているのであれば、そのとおりにしないといけないですが。
この回答への補足
ご回答有り難う御座います。ひとつ教えて下さい。
以下の括弧の部分特に規程乃至要領書の意味が恥ずかしながら良く理解できません。
ちなみに、ブックルールを確認すると、原料は最終仕入原価法で評価、製品、半製品、商品については売価還元法で評価、仕掛品については製品の評価価格を基準に加工度に乗じて評価と記載されています。
「貴社が売価還元法を採用している会社で、規程乃至要領書にも定められているのであれば、そのとおりにしないといけないですが。」

No.4
- 回答日時:
No.2です。
省略したのでちょっと分かりにくかったですね。お問い合わせの括弧内の件ですが、規定とは御社の「経理規定」のことです。乃至は「ないし」です。要領書は質問文にある御社の「原価計算要領書」のことです。
これらの文書で御社のルールとして、売価還元法での製品評価、仕掛品はそれに基づく加工度での評価というように定められているのであれば、そのとおりにする必要があるということです。(手続きを踏んで変更するのなら別ですが。)
No.3
- 回答日時:
経理は実務です。
>仕掛品に対する在庫評価=原料価格+加工コストの合算値という理解ではいけないのでしょうか?
仕掛品というものの意味はそうですが、それでは実際にひとつの仕掛品に現在いくらの原料と加工コストがかかったかを正確に測定できますか?仮に月に一台の製品を作るだけ、というようなメーカーならそれも可能かもしれませんが、毎日大量多品種の製品を作っているとしたら、それら一つ一つの実際の発生原価を測定するのは現実的はありません(ほぼ不可能です)。そのため、簡便法として御社のようなやり方(製品の評価価格を基準に加工度に乗じて評価)をしている会社が多いと思います。
この場合、実測ではないので、正確な評価額であるかどうか問題になります。ある進捗状態で何パーセントの加工度と評価するかは、サンプリング調査の実施など、合理性のある方法で決定したものでなければ正確性を欠くことになるでしょう。
御社のやり方自体は決して珍しいものでもないし間違っているともいえません(「加工度」などの設定に問題がある可能性はあります)。会社員なら会社のルールに従ってください。もし会社のルールに異を唱えるなら、企業会計諸則に精通していると言えるだけの十分な知識を得てからにすべきです。
No.1
- 回答日時:
仕掛品の評価は仰るとおりの計算でよいと思います。
ただ、原料価格ではなく、原料、部品の投入額(=消費額)であり、加工コストも投入額(=消費額)になります。それと工程ごとに評価するので進捗度割合で評価することになります。
ただ、現実には製品売価から逆算して(工程の進捗割合)算出する企業も多いと思います。理由は個別生産でない限りは在庫評価というものはかなり煩雑な作業になるからです。
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