一回も披露したことのない豆知識

私は、大阪のとある大学にかよう四回生です。
11月の初旬から中学校に教育実習に行っています。
そこで、担当が二年生の化学分野になりました。
高校で選択していなかったので、ちょっとしんどいですが、
その分野のところだけはせめて知っていないと
困るので指導書など本屋で立ち読みしてなんとか
授業をしています。
でも、読んでいるうちに、どうしても分らないことが出てきまして、
このメールを送らせて頂きました。
それは、化合の分野の実験のことです。
前回の授業で、鉄粉と硫黄粉をまぜ、試験管に入れて熱して、
化合させる実験をしました。
そして、次の授業で化合のまとめの授業をするように
言われまして、指導書や教科書を見ていました。
前回の実験で、熱のせいで化合が起こったと考察している
子どもが多かったもので、そうじゃなくて、分子が
くっつき合うだけで化合が起こることを伝えたくて、
そういう実験が何か無いかと探していました。
そこで、銅板に硫黄粉をこすり付けるだけで
硫化銅が出来上がる実験がありまして、
じゃあ鉄板でやっているものは無いかと思ったのですが、
いくら指導書や教科書を探してもありませんでした。
鉄で、もう1つの実験といえば、全て鉄と硫黄の団子の
実験でした。
もし、時間があればこの実験をしてもいいんですが、
あと1コマしか時間がなく、しかも研究授業なので
演示で分りやすいものにしたいので、鉄板と硫黄を
こすり付ける実験が出来るのならそれをしたいんです。
この実験は、無理なんでしょうか?
教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

こんばんは


「銅板に硫黄粉をこすり付けるだけで硫化銅が出来上がる実験がありまして」と
ありますが銅板は酸化銅でしょう。この実験をするには銅版より酸素分を除いた
ただの 銅 ではなくてはなりません。そうすれば硫化銅ができます。
鉄の場合は はっきり言って 出来ません。 なぜかというと 中にはいている
不純物が多いからです。その不純物を取り除くのは不可能ですので 出来ません
もしやっても 酸化硫黄と鉄板に変色(酸素を取られた部分が)するぐらいでしょう。
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この回答へのお礼

おはようございます。
こんなに早くのご回答、ありがとうございました!
鉄板と、硫黄粉のこすり付け化合の実験が無い理由が
とてもよく分かりました。
生徒に、何か他の実験で示せるようにします。
本当に、有難うございました!

お礼日時:2002/11/10 08:53

銅と硫黄が常温で反応するからと言って、


鉄と硫黄もそうだ、とは限らないでしょう。
物質同士の反応にはそれぞれの物質の状態や、
周囲の条件も大きく影響します。
分子同士が接触したからといって直ちに反応が起こるものでもありません。
(それで反応が起こってくれれば有難いという考え方もあるが、
むしろ物騒かもしれません。)

一番身近な例では大気汚染物質として代表的なNOx(窒素酸化物)でしょう。
我々が吸っている空気は窒素8と酸素2の混合物ですが、
常温では窒素酸化物が生成されることはありません。
自動車のエンジンの中という高温高圧の環境でこそ、生成されるのです。
余談ですが、NOx低温で分解するために、自動車のマフラーの中に
プラチナの触媒が入ってますけど、触媒の存在も反応促進のための
一つの条件です。

鉄と硫黄にしても同じことでしょう。なにしろ、硫黄の輸送方法として、
鉄の容器の中に溶融状態にして流し込む、という方法があるくらいですから、
たぶん御質問の方法では硫化鉄を作ることは難しい
(出来るとしてもごくわずか)と思いますね。
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この回答へのお礼

おはようございます。
ご回答、有難うございます。
硫化鉄が、この方法でできない理由が、
よく理解できました!
全ての物質が触れ合うだけで反応すると、
便利だけど物騒だ、と
生徒に伝える事にします!
とても助かりました。
有難うございます!

お礼日時:2002/11/10 08:49

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