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高校化学で登場する酸化剤、過マンガン酸カリウムや二クロム酸カリウムは「硫酸酸性の下で強い酸化作用が…」となっていますが、これはなぜでしょうか?塩酸ではダメなのは分かります(塩化物イオンが還元作用を示すからだと思います)。問題はなぜpHが低くないとダメなのかということなのです。酸から生じた水素イオン(陽子?)が関係していることは間違いないと思うのですが…。
よろしくご教授を願います。

A 回答 (3件)

半反応式の左辺にH+が入っているはずです。


ずばりあれを増やすためです。
過マンガン酸カリウムとニクロム酸カリウムに限らず、硝酸や熱濃硫酸などのもともとそれ自体が酸である酸化剤以外は、酸性条件を必要としているはずです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。結論的にはそういうことですよね。ただ、何故H+を増やさなければならないのかがよく分からないのです。酸化剤の半反応式には必ず左辺にH+が入っています(塩素は違いましたっけ?)が、なぜH+を要求するのでしょうか?またご教授ください。

お礼日時:2002/11/12 08:03

 過去の回答歴を拝見したところ,高校の理科教師の方ですね。

だと反応式で H+ が要るという問題じゃないですね。

 以下私の推測です。

 「過マンガン酸カリウム」や「二クロム酸カリウム」は酸化剤ですから,自身は電子を受け入れて還元されますね。ここが問題だと思います。

 「過マンガン酸カリウム」や「二クロム酸カリウム」の構造を考えて下さい。電子を受け入れるマンガンやクロムを電子豊富な酸素原子が囲んでいます。この様な所へさらに電子が近づく事は難しいと思います。

 そこで,H+ です。マンガンやクロムを囲んでいる酸素原子にプロトネーションを起こす事で電子密度が下がり(カチオン性が生じて?),新たな電子の受け入れが可能になるのではないかと思います。

 これをサポートすると言えるかどうかですが,過マンガン酸カリウムはアルカリ性で二重結合に対し OsO4 類似の反応(オレフィンへの電子供与を含む反応)を起こします。つまり,ある程度電子豊富と言えます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。「電子密度」という発想自体がありませんでした。高校生同様、酸化還元反応は「問題は解けるけど何となくスッキリしない」分野なのです(専門外だとしんどい分野です)。遷移元素の原子がからむと構造自体も難解で…。もう少し勉強してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/12 07:57

これは失礼いたしました。


energyさんがどのような方でどのようなレベルでの質問をなさっているのかわからなかったものですから、結果論の安易な回答をしてしまいました。
すみませんでした。
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この回答へのお礼

こちらこそ失礼しました。もっと上手く質問をすればよかったと反省しています。ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/12 07:47

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