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もし、原子力発電が地球温暖化対策にならないという立場で討論をするとします。この場合、原発の危険性などを原子力発電自体の是非を問うのではなく温暖化対策になるかのみを考えるものとします。みなさんならどういいますか?  わたしだったら、ウランやプルトニウムの精製コスト、原子力発電設置のコストなんかを考えますがこれだったら負けちゃいますよね。

A 回答 (10件)

ぶっちゃけた話、費用に対する発電量の割合はどれも似たり寄ったりです


(実際にデータを揃えてみてください)
しかし、原子力発電は正しくそして安全に運用すれば【非常に安定して膨大な電力の供給が可能】な技術です
おそらく質問者はその技術がいまだに未熟であることを懸念していると思うのですが、
研究を重ねることを放棄する考えを持った時点で、原子力を他の発電方法と比較することが
間違いであることを気づいてください

昨年7月の新潟県上中越沖を震源とする地震で柏崎刈羽原発の原子炉が自動停止した技術は及第点であり
耐震性については及第点どころか非常に優秀であったとも言われています
これは、震災にあったことで日本の原発に対する技術力が世界的に優秀であることを証明したような出来事でした

また、火力発電も当初は十分な脱硫設備を設けずに運転していたため環境汚染を引き起こす原因の一つになっていました
水力発電所も未熟な技術で建設したらダムの決壊とか、ダム湖に砂が溜まって貯水量が減ってしまったり、
発電に使えなくなったりします
風力発電も発電機の効率が低かったり、頻繁に故障したり、風が吹かない時期が長引くこともあります
太陽光発電に至っては、ようやく「ランニングコスト」がプラスになろうというところです(マジで)


別の観点からすると、原子力発電は直接・間接的に携わる人の数が火力発電所以上に多いということから
職を安定供給する事業とも言えます
東海村に反原発の住人が少ないのはそう言った意味合いもあります
六ヶ所村も半分以上の村民が原子力発電に関わっています
村おこしの最大事業かもしれません
(悪いことばかりではないと思いませんか?)


CO2に至っては火力発電と比較するまでも無いですよね
次に発電量は火力発電所と同等かそれ以上です
廃棄物の処分方法が確立していないと言うことを除いて、安全に運用する範囲では十分な技術と言えます
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この回答へのお礼

原子力をほかの発電方法と比較することが間違いである・・・なるほどもっともな意見ですね。しかし今回は温暖化対策になるかという点で考えるものとしますので・・・。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/23 12:30

質問の趣旨からは外れますが、地震時における原発の安全性についての議論で少し気になることがあるのでコメントします。


No.9の方が医療器具の例を出しておられますが、原子力発電プラントの設計においても周囲に大量の放射性物質を撒き散らすような重大事故の発生確率は1プラントあたり100年のオペレーションに対し1%未満といった、非常に低い確率になるように設計されています。細かい数字は覚えていないのでご容赦下さい。ただ、医療器械では金属の疲労メカニズムなどが現代ではほぼ明らかになっているのに対し、例えば地震の発生確率やその規模の評価では未だ不確定要素が大きく、予想確立には数桁の誤差があり得ます。それでも、重大事故の確率が工学的にはほぼゼロと見なせるほど低く抑えられていることに変わりはありません。(ゼロと見なせ、といってるわけではありません)
ちなみに、橋梁なんかの設計でもあらゆる外力に対して鉄筋1本の降伏も認めない、なんて設計はもちろんやってなくて、ある程度可能性の高い地震に対しては比較的簡単な修復で機能を回復できる、それ以上の地震に対しては壊れても仕方ないけど落橋だけはさせない、というコンセプトで設計しています。
仮に稼働中の原子力発電所がM8.5クラスの直下型地震の直撃を受けた場合、全くの無傷で済むことはまずないでしょう。冷却水漏れなどで通常のオペレーションを超えるレベルの放射性物質が環境に放出されることは十分に考えられます。それでも基準を超えるようなレベルの被曝を引き起こす可能性はごく僅かですし、更に原子炉が暴走してメルトダウンに至るにはいくつものほぼあり得ない事象が同時に起こる必要があり、現実には考え難いことです。もちろん可能性がゼロではありませんが、そのリスクはある程度数値化できる(数桁の誤差はありますが)ものなので、評価は定量的になされるべきです。原発直下で大地震→首都圏壊滅といった議論はあまりに短絡的です。
尚、メルトダウンが起きた場合でも大量の放射性物質が放出されるには更にいくつもの事象が重なる必要があります。スリーマイルアイランドの事故では炉心が損傷して住民が一部避難しましたが、個人の最大被曝線量は約0.7mSv(自然放射による年間被曝の約30%、胃のX線検診より少し多いくらい)であり、周辺公衆の健康に与えた影響は無視できるレベルでした。

地震の研究は未だ発展途上であり、今後新しい知見が出てくれば安全評価もその都度見直していくことになるでしょう。現時点では分からない要素については経済性を犠牲にして安全率を高めに設定しています。どの工学分野でも同じですが、安全性や経済性の評価は定量的になされるべきであり、程度を無視した一方的な議論はどちらの立場にとっても無益です。「ゼロに近い危険」はゼロではないし、「甚大な被害」は被害額無限大ではないのです。世の中に科学で全て分かっていることはあまり多くありませんが、全く見当もつかないこともそれほどありません。感情や具体的根拠に欠く極論に流されず、今ある知見を丁寧に検証して冷静に議論することが大切だと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。冷静に議論することが大切だと思います・・・大事なことですね。原発の安全性に関してはわからないことだらけですから。

お礼日時:2008/05/26 21:45

危険性と言う面を考えないとなると、コスト面では圧倒的に原発の優位性を覆すのはほぼ無理ではないでしょうか?



逆に危険性を考慮に入れ、衝撃、加速度、耐久性、振動、はくり、磨耗等々において3σ以上の原発を作るとなった場合には、予算が青天井になりそうな気もします。
特に、環太平洋造山地帯上の地域であれば、マグニチュード8.5クラス以上において、緊急制動が出来るレベルでなければなりませんが、新潟県上中越沖に比べ1000倍近いエネルギーとなるため、現状のままではチェルノブイリの再来となりそうな気も。

医療器具の世界が一番わかりやすいのですが、医療専用に作られた部品の精度は数十年使って故障する可能性がN%以下となっており、汎用品に比べ数倍の精度と言われています。
とは言っても、期間内に全てが壊れるのではなく、規格の中で脆かったものだけとなるので、実用上を考えるとほぼノーリスクとも言える世界です。
人工呼吸器であれば、毎日10年使った場合に壊れる可能性が、方や1日未満、方や数日と言う感じです。
これも正しい検査をしていれば問題はないのですが・・・

原発の場合、特に太平洋側の某原発で快晴の日中で東北東の風が吹いているタイミングにマグニチュード8.5クラス以上の直下型が来た場合に首都圏壊滅のリスクがあるため、医療器具の比ではない精度を要求されるべきものなのです。
医療器具を出したのは、その精度の向上に比べ、価格の上昇が著しくなることの説明のためです。
精度とコストは対数関数的となり、医療用と汎用では10倍程度の差となります。
マグニチュードも対数関数であるため、同等と考えた場合、柏崎刈羽程度の損害に抑えるコストも1000倍程度かかるのではないかということです。

ただ、ある意味これが出来ればエネルギー問題は解決ですし、こういう限界への挑戦的な職人芸型の技術開発は日本の最も得意とするところなので、是非やり遂げて欲しいですよね。
今の時点ではまだ危険な技術であっても、安全に使いこなせる日がきっと来るはずです。

う、質問の回答になってない(--;
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この回答へのお礼

だいじょうぶですよ。かなり新鮮なたとえ?を使って分かりやすく意見していただきありがとうございます。いいわけですが私は文系人間なのでちょっと難しかったかな。

お礼日時:2008/05/24 19:53

原子力そのものが、戦争の道具や取引材料として利用されているという点に着目してはどうでしょう?


その調停や解決の為には、全世界で莫大な労力が使われているはずです。
それらを全てCO2換算するわけです。
原子力発電さえ無ければ、放射性物質に関わる人材・機会・テロのリスクが数億分の1?に減少して云々・・・とか。

あくまで非現実的な思考実験ですが。
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この回答へのお礼

面白い考え方ですね。でも二酸化炭素の合計の換算法がわかりませんので難しいかもしれませんね。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/23 12:32

書かれているような燃料の精製プロセスや、発電所という設備を作るに当たってのCO2等の”温暖化ガス”の排出量などを引き合いに出すのもいいでしょうが、やはり放射性廃棄物や廃炉後の放射性廃棄物、特に高レベル廃棄物の処理に伴う環境への影響を持ち出すのが、この手の議論をするには有利でしょう。


原子力発電所は、現在の技術では50年~60年くらいは使えるとのことなので、他の発電システムとの比較論を展開しようとすると、100年単位のオーダーで理論を組まないといけないでしょうが、放射性廃棄物の問題は、理論上は数千年~数万年単位になってしまいますので、上手に理論構成ができれば、書かれているような温暖化議論に持ち込むことができるかもしれません。

ただし、現実的には複数の方が回答されているように、温暖化防止に原子力が寄与することを理論的に覆すのは相当困難だと思いますので、上記の理論構成も非常に難しいか、論理的に破綻する可能性が高いと思います。
特に日本の現在の原子力は、稼働率70%~80%くらいで、安全に運転できる範囲ではフル稼働状態ですし、運転状態では発電原理に対してはCO2を一切排出しませんので、”温暖化ガス”という位置づけのCO2の観点から見れば、地球温暖化防止に大きく貢献しているものです。
(原子力発電だけで全ての電力をまかなえるかどうかは、電力会社のデータを見れば一目瞭然で、残念ながらこんな原油の高騰している時でも、昔ながらの火力発電に頼らないといけないことは、すぐに分かります。)
核兵器云々を持ち出してもどんな議論を展開したところで、日常生活に不可欠な電気を、何とか安定的にかつ環境負荷を極力抑えて生み出すには、少なくとも現在の技術レベルでは、原子力発電が避けて通れない選択肢であることは明白です。だから、スリーマイル島以降凍結してきたアメリカでさえ復活してくるわけで。中国なども真剣に計画していますし。
ま、すぐに原爆とか放射能汚染と結び付けたがる人が多くて、まともな議論ができないことが最大の問題でしょうけど。

質問者さんの、「もし・・・という立場で討論するとします」という、客観的な立場で物事を考えようという姿勢に、共感してしまい、つい書きすぎたかもしれません・・・。
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この回答へのお礼

わたしも原子力発電反対の立場で議論するのは相当厳しいし、原子力発電を問題にすると放射能汚染ばかりが引き合いに出されてしまうという経験を持っています。ですから今回のように条件付きで質問をさせてもらいました。たくさんの回答をいただきましたがまだしっくりきてないのも事実です。別に僕自身原子力発電を全面否定しているわけではありません。またこれからじっくり考えてみたいと思います。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/23 00:08

現在、原子力以外の発電所をフル稼働させると(実際の稼働率は50%以下、夏場などの緊急時のために余裕を持たせている)、全ての電力がまかなえるそうです。

地球温暖化も良く分からない話です。CO2が温暖化を引き起こすメカニズムは科学的に説明されていません。

ではなぜ原子力発電所が建てられるのか?

それは核技術のアピールです。コスト?軍事費ですから。高速増殖炉なんてやっていますが、あれができる国はすぐに核兵器を作れる、という技術のアピールなんですね。逆にそれがなかったらどうなりますか?外交で舐められるでしょう。ウランやプルトニウムを製造できる、その点が重要視されるのです。プルトニウムを所有しているとはどういうことか。戦争を抑止できるのです。核を持った睨み合い、冷戦のようですが、現在は2国間ではなく、多国間でこういったことが行われているのです。

答:コストや温暖化など関係ない。外交上必要な設備なのだ。
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この回答へのお礼

そんな回答が返ってくるとは思いもしませんでした。新しい視点から考えるきっかけを作ってくれたことに感謝します。

お礼日時:2008/05/22 23:51

そもそも原子力発電が地球温暖化対策にならないというのは全く当てはまらない。

もしもそのような議論をするのだったら時間の無駄だからやめた方がいい。

しかし、原子力発電は温暖化対策ではない。温暖化を進めない発電方法ということで、温暖化を解決するというわけではないから、対策とは言えない。

化石燃料を使い続ける限り地球温暖化は進んでいく。地球温暖化は大気中の二酸化炭素の濃度が上がったために起きた物だとほぼ断定されたわけだ。
本来地球上の炭素の循環にはなかった炭素を急に使い始めたために濃度が上がりっぱなしなのである。

したがって、化石燃料を使わない発電方法は地球温暖化を進めない。
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この回答へのお礼

すいません。わたしも問題を見返すうちに問題に問題があるような気がしました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/05/22 23:48

人間が今の生活レベルを維持しようとする限り、何らかのエネルギーを得なければなりません。

原子力に頼ろうと、太陽光を使おうと、おそらくあなたが言うコスト(建設時や燃料を得るときに発生する二酸化炭素)は生じます。

本当に温暖化対策をしたいなら、まずあなたをはじめ、みんながパソコンを消し、部屋の電気を消すことですが、現実には無理ですよね。それが無理だから発電をしなければならないし、原発も作らなければならないのです。
なかなか難しい話ですが、行動を伴わない議論は、温暖化対策にはつながらないのは確かです。
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この回答へのお礼

おっしゃるとおりです。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/22 23:46

発電のコスト、あるいはCO2排出量はトータルで比較しなければ意味がありません。

水力、風力、太陽熱などの自然エネルギー発電、そして原子力発電はそのオペレーションでは一切CO2を出しません。しかし発電所の建設、維持、送電網の整備、耐用年数経過後の解体などでCO2の排出があります。原子力については、さらに使用済燃料の処分というコスト(及びCO2排出)があります。再処理してリサイクルするにせよ直接処分するにせよ、その技術は未だ研究段階でコストの算出すら正確にはできないのが現状です。また、可能性は極めて低いながらも重大事故を起こせば復旧コストは莫大なものになるので、その評価も必要でしょう。
一方、現在の技術でCO2排出を抑えつつ電力需要に対応できるのは原子力くらいしかないのも事実です。
こういった討論はとかく感情的になりがちですが、極論に走らず、データを科学的に分析して冷静に判断するのが大切だと思います。
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この回答へのお礼

わかりやすく回答いただきありがとうございました。

お礼日時:2008/05/22 23:44

火力発電は永遠に空気を汚しますが、原子力は発電所建設段階だけですよね。


空気を汚しまくるのに発電量は原子力の数分の一です。

>暖化対策になるかのみを
>ウランやプルトニウムの精製コスト、原子力発電設置のコストなんかを
自分で温暖化のみを議題にすると言っているのにコスト云々はどういうこと?
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この回答へのお礼

建設するときに出す二酸化炭素ってことです。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/22 23:42

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