アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

ステロイドに肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制する作用というのはありますでしょうか?もちろん、ステロイドが作用するには数時間かかるので、使い方としては、例えば抗原を投与して肥満細胞を刺激させる数時間前にステロイドを投与しておくといった前投与を行った条件下でとなります。専門の方の回答をお待ちしております。

A 回答 (3件)

作用機序が異なるのでヒスタミン遊離抑制作用はないと思われます。


ステロイドはリポコルチンというタンパク質を阻害することで、プロスタグランジン類(PGs)の生成を抑制します。PGsはそのクラスによって様々な作用を有していますが、その中に血管拡張、血管透過性亢進をもつものがあります。それが白血球の遊走につながり、炎症反応が現れるのです。
ヒスタミンの生成は違う経路で作られるので、ステロイドとの関連は現在のところ確立されていません。

この回答への補足

丁寧な御回答、ありがとうございました。上記に関してですが、抗ヒスタミン薬として動物実験に使う抗ヒスタミン薬は静注薬であると聞きましたが、市場に出ている人間に投与が認可されている薬の中で抗ヒスタミン薬の静注薬はあるのでしょうか?内服薬ならたくさんあるようですが・・・
また、お言葉に甘え、もう一つ質問したいのですが、同様に即時型反応におけるステロイドのロイコトリエンの遊離抑制作用はございますか(抗原刺激の数時間前にステロイドを投与しておく)?遅発型反応には効果があるとは思いますが・・・
また、もしもよろしければステロイドにヒスタミン遊離抑制作用がなくプロスタグランジン類の生成抑制があるといった英文文献、さらにロイコトリエン遊離に関する英文文献もお教えいただければ幸いです。

補足日時:2008/05/27 08:48
    • good
    • 0

薬理的なことは詳しくありませんので、人間用の静脈投与可能な抗ヒスタミン薬だけ。


(多数ありますので、有名どころを)

アタラックスP(通称アタP)
ポララミン
ハイスタミン

など。
ポララミンやアタPは、内服ではかなり有名ですね。
注射も、普通に良く使われています。

この回答への補足

御回答ありがとうございました。お言葉に甘えて質問したいのですが、アタラックスP、ポララミン、ハイスタミンといった薬は通常用量~許容最大投与量の静注にて、喘息患者さんの肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制できるほどの抗ヒスタミン作用はありますか?

補足日時:2008/05/27 13:24
    • good
    • 0

No.1です



アタラックスPは、アレルギーにも効きますが、主として抗不安薬に分類されています。おそらくぜん息の症状を緩和する力はないと思います。
ポララミンとハイスタミンは抗ヒスタミン薬なので、ヒスタミンに関しては抑制できます。しかし…ハイスタミンは静注の適応ありましたっけ…。

ステロイドの作用については、アラキドン酸カスケードを勉強していただくとすぐにわかります。

申し訳ないですが文献は探してみてください…。英文にはそれほど慣れていないので。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!