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原油価格の高騰が話題になって久しいですが、経済の原則では価格上昇→需要抑制になりますよね。実際、レジャーシーズンのガソリン給油量は減っている模様です。
しかし、OPECの原油生産量は以前と特に変わっていません。専門家によるとこの高騰は投機資金が流入したため…とのこと。

ここからが質問の本題ですが、需要が減っても供給が変わらないのであれば、余剰分の原油はどこに行ったのでしょうか?貯蔵施設にも限界があると思うのですが。

以上、よろしくお願いします。

(中国など新興国の消費が増えたとの意見もありますが、あまりに短期間に油価が暴騰しているのでこの影響は無いものと仮定します。)

A 回答 (7件)

ANo.4です。



国内に供給される石油のうち、輸送用燃料に回される率は、どれくらいなのだろうと思ってくぐってみたら、一発で教えてgooのぺージがヒットしました。

だいたい4割弱が輸送用燃料ですね。
だから、やはり影響は大きいんですよ。
少なくとも「ドライブを控える程度では原油価格の抑制には繋がらない」というレベルではありません。
燃料を節約しているのは、個人だけではありません。

そもそも本当に原価上昇で苦しんでいるのなら、いくら製品価格を上げても、利益が出る訳がありません。
石油元売りが恐るべき好業績を謳歌しているということは、やはり「値段のつり上げ」である明白な証拠です。
そして、消費量が減っているのに、供給量が減らないということは、国内のどこかに滞留しているということです。
30年前のオイルショック以来、石油備蓄が国家の方針になって、ばかばかしいような数の貯蔵施設がありますからね。

ところで、最終的に原油価格がいくらで落ち着くかです。
石油元売りの仕入れ原価がいくらかは、トップシークレットですから知りようがありませんが、長期契約で、今でもバレル80ドルよりはるかに下であることは明らかです。
先物市場については、50ドルの上値抵抗線が強かったので、それがそのまま下値抵抗線になって、50ドルくらいで落ち着くのたではないでしょうか。

参考URL:http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1 …
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この回答へのお礼

#4と合わせてお礼を述べさせていただきます。
石油の元売りが国内に貯蔵している、とのご意見ですね。
しかし、元売りも原油市場で買い付けているはずですから、価格高騰のあおりを食っているはずです。今のタイミングで国内貯蔵量を増やしてもあまりメリットはないかな、と思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/17 03:01

 #5です。

統計を論拠にするのであれば、経済産業省が発表している
「 主要製品統計表 」が確実です。ガソリンの生産量・販売量・在庫量が
ちゃんと掲載されています。石油元売が溜め込んでいるなどという
当て推量を書く前に、こういった一次情報に当たるべきですね。

・主要製品統計表 1.石油 Petroleum
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/resu …

 これを見ると、4月はガソリン暫定税率が一時廃止されたのを受け、
販売量は増加、在庫は減ってますね。3月には値下げを見込んだ買い
控えがあり販売量が減っていますが、実は昨年2月の販売量と大差
ありません。これぞまさしく、ドライブを控える程度ではガソリン
消費にたいした影響が出ない証拠です。

 輸送量燃料の多くは、事業用の用途で消費されています。日本中を
隈なくまわる配送トラック、一般企業の営業車、そういったクルマが
ガソリンの多くを法人需要で消費しているんですよ。それが常識です。
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この回答へのお礼

#5と合わせてお礼を述べさせていただきます。
要点を勝手に纏めますと、
・石油の消費は価格の影響を受けにくく、高くても買う人(法人)は買う。
・そもそも価格競争が起きにくい仕組みである。
ということですね。納得しました。

オイルメジャーの石油タンクがいっぱいになったら、この原油バブルも終わるのでは…と密かに考えていたのですが、そんなに簡単ではなかった様です。

今後新興国の石油消費が増えることも考えると、長期的には原油価格は更に上昇するのかもしれませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/17 03:17

 経済的な観点からお答えします。



> 経済の原則では価格上昇→需要抑制になりますよね

 長期で見れば、たしかにその通りです。ですが原油価格が高騰
してからまだ2年弱でしかありません。景気循環の周期で有名な
「 キチンの波 」( 在庫循環の波 )は40ヶ月周期とされていますし、
まだ需要抑制にまでは至っていないと考えていいでしょう。

 また、原油は基本的に一物一価です。もちろん WTI と ドバイ では
品質も価格も異なりますが、世界的な市場で取引されていることから、
一般商品とは違って「 A社より安くB社が販売し、シェアを奪いにいく 」
という図式が成り立ちません。そのため、価格上昇のトレンドを引き
下げる方向に働く要素が少ないのです。

 さらに、世界的に見ると原油の需要はほとんどが大口需要家に
よるもので、一般家庭での消費は全体の価格に影響を与えるほどの
需要量を持ちません。よって、ドライブを控える程度では原油価格
の抑制には繋がらないのです。

 なお原油価格( 先物価格 )の仕組みについては、他の方が説明
されている通りです。急激な価格上昇は、その数割が投機によるもの
であり、需要と供給の関係では説明がつかない水準になっています。
OPEC が増産になかなか応じないのも、増産しても価格が下がら
なければ、「 さらに儲けを増やした 」と批判されるからですね。

 個人的には、現在の原油価格はバブルだと思っていますので、
遅かれ早かれ弾けるとにらんでいます。ただ弾けた後でも実勢
価格までしか下がらないので、1バレル 80 ドル程度で落ち着く
のではないでしょうか。
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石油元売りがため込んでいるのではないでしょうか。



日本の原油の仕入れ値は、長期契約で、今のところ100ドルよりはるかに下ですが、逆に言うと、消費量が減ったからといって、輸入量を減らすこともできません。

昨日も首都高速を走りましたが、車の数は明らかに少なくなっています。

実際に、最近は石油元売りが、プレスリリースで、「石油の消費量が減ると困る」みたいなことを言い始めています。

日本の石油備蓄のキャパシティは、相当なものがあると思いますが、在庫の場所がなくなれば、投げ売りが始まるかもしれませんね。
投機とか、売り惜しみなんて、そんなものです。
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原油価格の高騰は世界的な動きではありません。


現在の価格高騰は、WTIに対するロンドン経由の投機マネーの流入によって起こっています。(そうすることで各国の取引委員会の目を避けることが出来る)実需は増えていますが、増加率は落ちています。(世界的な経済成長の鈍化)
ほんのわずかな市場の価格の高騰で、余剰在庫が発生することはありません。OPEC間、途上国同士では30年前から1バレル=20ドルほどで取引されていますし、レートは殆ど変わっていません。価格高騰の影響を受けているのは、「ドル建て輸出入」「ドル債権を大量所持」している国々だけです。日本もイランと仲良くすればリッター50円くらいで給油できるのにね!
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
多少価格が高騰しても、余剰在庫が発生することは無いということですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/17 02:47

“需要が減っても供給が変わらないのであれば、余剰分の原油”というものは存在しません。



“投機資金”が売買しているのは“原油”ではなく、“原油を買う権利”とか“原油を売る権利”です。
例えば、先物取引だと、2030年1月1日に1バレル100ドルで、100バレル売りますと取引を持ちかけ、誰かが、応じると契約が成立します。そして、その時がくれば精算します。このとき実際に“原油”そのものを移動させるのではなく、単に金銭上の差額をやり取りすることになります。
従って、実際にそのとき“100バレル”の原油が存在しなくても問題ありません。つまり、実際に生産される以上の“原油”の取引が可能です。

そして、2030年に100ドルで取引されるのであれば、実際の“原油”の値段もそれに近づいていく性質があります。現在の高騰はこれが原因となっています。
今までは、原油の先物のように数十年先というリスクが大きい商品より、株式や債権などのスパンの短い商品の売買が盛んだったので、目立ちませんでしたが、近年の“サブプライムローン”問題などで、銀行などの信用が低下し、株式などのリスクが上昇したので、それを嫌った投資資金が急激に流れ込んだのが、原状です。

確かに、中国、インドなどの消費拡大によって実需が上昇しているのは事実ですが、今回の急騰とはあまり関係はありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
今回は、「掘り出した物理的な原油の行方」が知りたくて質問しました。わかりにくくてすみません。

お礼日時:2008/06/17 02:43

原油タンクの中に有ります。


10個の原油(面倒なので数字でイメージしてください)があって10人が1つ10円で
それぞれ買えばみんなに分配されて需要と供給が満たされます。

しかし1000円持っている人が1つ100円で10個買うと言えばどうなるでしょう?
一個の単価は10円から100円にあがります。
しかし一人では一個しか使わないので残り九個は売りに出します。
もちろん一個100円以上で売ります。

これの繰り返しでやがて一個10円だった物が100円200円とあがっていきます

もちろん原油は誰でも買う事が出来ますが高すぎてなかなか手が出ません。
普通はある一定の値段以上になると市場原理(高すぎて誰も買えなくなり値段が下がる)が働いて上げ止まるのですが
現在は世界中でお金持ちが増え金あまりが起きていて市場原理が働きません

結果原油はお金持ちの利ざやを稼ぐ投機商品となり値札ばかりが上昇して原油は使われず原油タンクに有るのに欲しい人の手元に届かない事になってしまっているのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ちょっと質問の書き方が悪かったようで申し訳ないです。
かい摘んで言うと、需要が減った(と仮定する)ならば、供給が変わらないために生じる余剰分はどこに貯蔵するのか?その限界は?
ということです。

お礼日時:2008/06/17 02:41

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