プロが教えるわが家の防犯対策術!

授業中にふとあがった疑問に頭を悩ませています。
紫色の野菜はいろいろありますが、それらがなぜ紫なのか教えてください。
アントシアニンが関係しているということは聞いたことがあるのですが、
そもそもなぜこの野菜はわざわざ紫になろうと思ったのか、その目的が知りたいのです。
ナスビやブドウなど果実が紫のものは紫外線対策をしているのでしょうか。
だとすると紫外線が植物にもたらす影響とは何なのでしょう。
ムラサキイモやムラサキキャベツは土壌中のpHが関係しているのでしょうか。
だとすると土壌pHと植物の生育にどのような関わりがあるのでしょう。
原産地の気候や土地環境が関係しているのか、ただ単に紫になるよう品種改良されただけなのか・・・
いろいろと想像してみるのですが、はっきりとは分かりませんでした。
参考になりそうな文献やHPを教えていただくだけでもかまいませんので、よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

野菜の色がつく大きな理由は「紫外線対策」であるといわれています。


茄子などはその典型で、あの茄子の実ができるときに、
紫外線(光)を通さないアルミホイルですっぽり包んで大きくすると
紫色のつかない白い茄子ができます。しかし、その状態から
日に当てておいておくと、すぐに紫色に変化します。

これは、実の中にある種子を守るため、つまり種の保存のために
そうなるのだといわれています。
紫になる部分が地表に出ているものは、ほとんどがこの理由で
あると思われます。

ただし、土の中にあるもので紫色になるものは、上記の理由ではないと
思われます。

参考までに
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

やはり紫外線による影響のためなのですね。
白い茄子というのも面白いですね。機会があれば見てみたいです。

紫外線から種子を守るためということは、
紫外線を浴びた種子は発芽しなくなるのでしょうか。
紫外線によって植物にもたらされる影響についても、
詳しく教えていただけたら助かります。

お礼日時:2008/06/19 20:41

聞きかじった知識によりますと、土壌成分のリンと関係が深いそうです。


ちょっと調べてみたらそれっぽい記事がありました。

http://ci.nii.ac.jp/naid/110001747673/

参考URL:http://ci.nii.ac.jp/naid/110001747673/
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この回答へのお礼

記事の紹介、ありがとうございます。

植物内のアントシアニンは土壌中のリンの欠乏によって増加し、
マンガンの欠乏によって減少するようですね。

ということはアントシアニンには紫外線を遮断する他にも、
植物のためになる役割を持っているということなのでしょうか。
例えば土壌中のリンを吸収しやすくするだとか。
だとすればムラサキイモのように地中にアントシアニンを蓄えて
紫色になっている理由も分かるのですが・・・

お礼日時:2008/06/19 20:59

アントシアニンのような物質は二次代謝物質と呼ばれ、ほかにタンニンやサポニン、クマリン、アルカロイドなどもそうです。

二次代謝物質は一般に、直接その植物に必要なものではなく、「あれば便利」的なもので、また存在理由が不明なものもたくさんあります。

アントシアニンはポリフェノールの一種で、抗菌性(毒性)を備えていますので、病害虫から身を守る効果があると考えられます。

なぜ紫糸なのかについては、前の方が言われているようなことを含め諸説有り、結論は出ていないと思います。たまたま獲得した抗菌物質がそれだっただけかもしれません。

紫外線については、植物(生物一般)に対して有害です。紫外線に当たることによってDNAが破壊され、死んだり変異を起こす原因になるからです。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。

アントシアニンについては、まだはっきりしない部分があるのですね。
本当にどうして紫色なんでしょうね。今後も調べてみようと思います。

紫外線による影響も具体的に説明していただいて大変勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/20 13:41

専門家ではないので、私では難しい理論の説明はできませんが


知っている範囲のことを書きます。

>紫外線から種子を守るためということは、
>紫外線を浴びた種子は発芽しなくなるのでしょうか。
いいえ、発芽しないという事ではありません。
種子の中のDNAが一部破壊されるなどにより、奇形を起こしたり
本来持たないはずのものを持つようになったり
(極端な話ですが、たとえば毒をもってしまうようになるとか)
そういう可能性があるということです。
花は、昆虫などに受粉を助けてもらいますが、種子を持つ野菜などは
その野菜を食べる動物などに、あちこちへ糞となって落としてもらう
ことで、種の繁栄を図ろうとしますから、その動物たちなどに
食してもらえなくなってしまっては困りますからね。
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この回答へのお礼

さらに詳しく教えていただいて助かります。

確かにDNAが破壊されてしまっては、
種の繁栄どころではありませんね。

紫外線を防ぐアントシアニンの役割は非常に重要であるということが
良くわかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/22 21:29

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