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こんにちは!
他のBBSでも質問したのですが明確な回答がなかったので
こちらでも質問させていただきます。

当方はSEで会計システムの構築に携わる場面で
最近、部門別(支店別)のB/S管理について話題になることがあります。
私にはこの部門別B/S管理の意義・目的というのがよく分からないのです。
B/Sの中でも、固定資産や債権・債務などの科目は想像できるのですが、
それ以外の現預金・資本 等は何らかの方法で配分しないと存在しませんし
実際そんなもの配分するかなぁと思ったりします。
あんまり部門別に識別できる科目が少ないとバランスさせるための調整科目
の数値ばかりが大きくなってあんまり意味ないような気もします。
そうなると、前述した固定資産や債権・債務を部門別に把握するためなら
あえてB/Sまで作る必要はなく専用の部門別固定資産一覧とかそういったもので
事足りるのではと思います。
部門別に損益を管理するのはある程度の企業ならば常識的に行われていますので
その延長で言われているだけなのかとも考えたのですが、それだけでもないような
気もしています(特に根拠はないのですが)。

そこで質問なのですが、
部門別・支店別の貸借対照表っていうのはどういう目的で作成されるものなのでしょうか?
また、それを作成するための手法や注意点があればご指摘頂ければと思います。

よろしくお願い致します!

A 回答 (6件)

 税理士を目指している者です。

実務経験はありませんが、簿記・会計学を勉強しているので、「専門家」とします。

 ご質問の内容は「本支店会計」といわれるもので、簿記・会計では重要な内容です。本支店とはいいますが、部門別の管理や製造業では本社と工場と言う形でも使えます。
 なぜ、本支店会計でB/Sを本支店別、部門別に作る必要があるのか、といいますと、単に1つの会社としてのB/SやP/Lしか作らないとすると、部門別に業績を比較することができないからです。でも、こんな説明では質問者の方は納得できないでしょう。
 実は本支店会計では本支店間における棚卸資産の取引については内部利益と言う計算上の利益を付します。例えば本店が外部から100円で仕入れた商品を支店に送付した場合は105円で支店に売り上げた、とします。一方、支店では実際の外部原価は100円ですが、本店より105円で仕入れたものとして取り扱います。決算の時は、支店としてのB/Sには内部利益を含んだ金額で棚卸資産を計上します。ただし、外部公表用の1社としてのB/Sには内部利益を除いた金額に直す必要があります。内部利益は未実現利益ですから。
 
 難しかったですかね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ご指摘頂いた「本支店会計」のスキームについてですが
一応、一通りは理解しているつもりではおります。
「本支店会計」の概念自体は、支店ごとに帳簿を独立して持つことを前提にしたものなので
一般的な企業の会計システムのようにDBとして一元管理されていて帳簿の属性として部門を持つ場合と
少し考え方が違う部分があるのも事実だと思います。
業績という意味では、P/Lの科目に正しく部門を設定していれば確認することができますので
(ちゃんとした)本支店会計を行わなくても部門別の損益管理は可能だと思っています。
確かに、部門別B/Sまで行う場合には本支店会計のスキームに従ってきっちし起票していかないと
バランスがおかしくなるとは思いますが。

何はともあれ、ありがとうございました!

お礼日時:2002/12/03 17:45

複式簿記で記帳するなら必然的にB/Sもできてくることになるかと思います。

支店B/Sの目的は、支店を1つの企業と考えた時の通常の貸借対照表としての役割があると思います。(財政状態を把握するのが主な目的です)

通常は資本金の配分は行ないません。現金預金、その他の資産・負債もその支店・部門が管理している分のみを帳簿上配分すればよいと思います。貸借の差額は本店勘定で処理するんだったと記憶しています。(記憶が不確かなので自信ありませんが)
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こんにちは。


会社の財政状態をみるときには、P/LからわかるフローよりもB/Sでストックをみなければいけないというのはご存知かと思います。
それぞれの部門あるいは事業所を一つの会社にみたてて同じような視点で財政状態みることができるようにするためには部門別にB/Sを作成する必要があります。
部門ごとにフローからストックまでを完結する形で把握するということは、すなわち各部門の事業をより独立した形で把握するということになります。
このことによって、会社の財政状態の良し悪しの結果責任はより詳細かつ明確な形で部門別に明らかにされるということになり、中・長期的な事業計画策定において重要な情報源となり得るのです。

ご質問の文中にあります、部門別への展開において個別に把握できないものはたくさんあります。
項目でいえばむしろその方が多いのではないかと思います。
したがって、それはスタートする時に、全社的な一定の割り切りをしたうえで配賦方法を決め、その後はほぼ機械的に行うことになります。
技術的には、当然に部門間の利害が絡みますから、割り切りとはいってもできるだけその配賦方法に合理性をもたせなければいけませんので、スタートするまでが相当大変です。

おっしゃるように、これはある程度の規模と、事業内容に複数の拮抗する部門を擁する場合に有効だと思いますので、全体として小規模であったり、特定の部門の規模や業績が経常的に突出しているようなケースですと、あまり効果的な活用はできないかもしれません。
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この回答へのお礼

明確な回答ありがとうございます!

"会社の財政状態の良し悪しの結果責任を明らかにする"、という表現になるほどと思いました。
この次には部門別のキャッシュフローの影が見えました。
ちょっと財務会計の範疇じゃない気もしてきましたが。。。
というのも、こう考えると部門別損益でよくやるケースと同様に経理や総務・人事などの管理部門の数字は
営業部門に配賦してしまって、完全に営業部門単位の成績表にしてしまうのではないかと思ったからです。
"一定の割り切りをした上で配賦方法を決め"ということになると、起票自体がとても面倒になる感じですしね。

職業柄、システマチックに処理できるかどうかを考えてしまうのですが難しそうですね。

ありがとうございました!

お礼日時:2002/12/03 18:08

部門別の資金状況を把握していくためでしょう。

(足りているか、足りていないか、足りない場合の資金の源泉はなにによっているのか、手形割引か借入か)資金移動表を部門別に作成していけるようになれば、とりあえずよいのではないでしょうか。
言うのは簡単ですが、基礎づくりが大変です。組織、科目の決め方とか。
トップダウンであれ、積み上げであれ、何の目的で行うかをはっきりさせないと頓挫します。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

確かに一番分かりやすいのはそうですよね。
おっしゃられているように、全部の資金を部門別に分けるのは大変だとは思いますが。
論理的に分けるだけならまだしも物理的にも分けてしまったら
世の中の資金集中の流れに逆行することになりますし。

ありがとうございました!

お礼日時:2002/12/03 18:14

部門別のROE,ROAを算出するために必要です。

部門別損益だけを見ていたのでは不十分です。部門別に資本の利回り,資産の利回りを計算してはじめて部門別に見たということができます。目安として作成する意味合いが強いので、作成するうえでの注意点はとくにありません。しかし、これによって部門の継続/非継続を決定します。その意味では非常に重要な指標です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

ROEということは、各部門に資本を按分した上で計算するのでしょうか?
こういった見方を必要とするのは、一般的にはどのような業種・業態の会社なのでしょう?
部門間の独立性が強い大企業ということでしょうか?
お礼じゃなくて質問ばっかりになってしまいました。。。すみません。

そこまでやってる会社があるんだ。。と感心してしまいました。

お礼日時:2002/12/05 11:10

#4です。

経営分析なんていうものは、後追いの理論付けだけになりがちのものです。会社の目標は常に利益を求めるものです。それが損益計算書上でいう当期利益なのか、利益を形として表す貸借対照表上の現金そのものなのか、時代によって、あるいは景気によって紙の上での計算でしかない利益よりほお擦りして実感できる現金の方がありがたい、と考え方は変わってくるのでしょう。
一般論でいうと、そんなところでしょう。あるいは資金集めに必要な投資効率の基礎データを投資家や債権者に提供して判断してもらう、とか。

しかし、実務の上で経営分析を進めていくのは、その必要性がどれだけ熟しているかどうかによって、取り組み方は自ずと違ってきます。
将来的に必要だと認識して取り組む場合、今まさに必要だと言う場合、世の中の流れに落ちこぼれない程度に必要だという場合、金融機関等から催促されてやる場合、等など。

学問上でいうと、貸借対照表予算を立てるということは究極の目標になります。損益予算も資金繰り予算も債権・債務の予算も全て揃っているからです。

学問上での興味で、そういうものを試作するなら、完璧なものを作ればよいかもしれませんが、職業上での要求で作ろうとしているなら、自社のレベル、必要性の強弱、会社方針の理念から汲み取れるもの、作成日程などを総合的に評価した上でその時点において最善と言われるものをお作りになれば
よろしいかと。
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