
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
回答No.2がもっとも簡潔で的確だと思います。
こういう根本的な考え方の部分での食い違いがあるとき,その違いを正すために言葉で説明するのは難しいですね。少し具体例をあげて補足説明しておきましょう。
ご質問に「親字でない漢字」という言い方がありますが,まず最初に,「親字」というのは文字の種類ではないことにご注意ください。
つまり,「山という漢字は親字だが,川という漢字は親字ではない」のようにそれぞれの文字について「親字である/ない」が固有の性質として決まっているわけではない。
ではなにかというと,お引きになった辞書にもあるように,「漢和辞典の見出しに使われる漢字」なのです。
この説明の書き方だと,「見出しには使われない漢字」があるのかなと考えたくなりますし(それでこのようなご質問になったのでしょう),その後に「熟語の基になるもの。」という説明があるのでよけいに誤解されやすいのだと思います。
しかし,そういう意味ではなく,「それぞれの項目において,最初に見出しとして大きく書いてある文字」が,「その項目の親字」なのです。
と書いた直後でこういう言い方をすると混乱するかもしれませんが,「見出しには使われない漢字」もあります。
漢字の数は全部で5万とも7万とも言われますが,漢和辞典にそれが全部載っているわけではありません。
一般的な漢和辞典ですと,6000~12000字程度でしょう。
したがって,それ以外の漢字が「見出しには使われない」ということになります。ただし,その場合も,あくまで「この辞書においては」という限定がつきます。
というわけで,ある文字が親字であるかどうかは,辞書を特定して初めて言える話です。
また,「この漢和辞典は親字として12000字あまりを収録している」という言い方もできます。この場合は「読み・成り立ち・熟語などを掲載し,一つの項目として取り上げた文字」という意味合いです。
また,「親字の表記は次の要領で表示した。1)学習漢字は赤色で表示した。2)常用漢字は……」のような説明であれば,「各項目の先頭に大書した,その1文字」を指します。
要するに,国語辞典における「見出し語」に相当するものと考えればよいでしょう。
この回答へのお礼
お礼日時:2002/12/15 22:05
どうも皆様、つまらない質問に対して懇切丁寧にご教示を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで。疑問が氷解し、すっきりしました。どうかこれに懲りず今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
No.3
- 回答日時:
漢字は長い歴史の中で形を変えているものや、一部の人が使った字形などがあって、これらは異体字と呼ばれます。
異体字の中でも、今使われないものは親字にしません。
>漢字であれば必ず漢和辞典の見出しに使われますし
という漢字は現代実用に見聞きする漢字ですね。
漢和辞典によっては、金文体・てん書体など今は印鑑にだけ使うようなものを親字でなく字源説明用などに記載してあるものがあります。こうした見出しに掲載されないものも漢字です。
この回答へのお礼
お礼日時:2002/12/15 22:06
どうも皆様、つまらない質問に対して懇切丁寧にご教示を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで。疑問が氷解し、すっきりしました。どうかこれに懲りず今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
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