電子書籍の厳選無料作品が豊富!

高齢の父親が、銀行預金を解約して変額個人年金保険のファイブテンに加入してしまいました。8月のことで、昨日知りました。金融の知識も興味もない人です。いまの時勢ではリスクばかりでメリットはないと思います。父親は「魔がさした」と言っています。
父も私も投資に興味はなく、今ある資産を守れればいいです。

五年経てば、元本は保障されるタイプです。五年間は使う予定のない金ですし、銀行預金の利息も微々たるものなので、増えなくてもあきらめはつきます。

心配なのは保険会社の破綻です。それを考えると、解約控除額を引かれてでも今のうちに解約してしまおうかと思います。すでに元本も目減りしていると思いますが、早いほうがましだと思います。
もし破綻したら、と心配しながら5年間過ごすのは不安です。当面使わない金とはいえ、かなりの高金額です。

ただ解約すると相当損をするので迷っています。他の方のご意見をお伺いしたいと思います。

A 回答 (2件)

とことん争うつもりでしたら、契約無効を申請する方法があります。


認められれば、少なくとも支払った保険料は全額戻ります。
銀行預金まで、元に戻せるかどうかは分りません。

生命保険協会では、このような問題を裁定してくれます。
http://www.seiho.or.jp/contact/index.html
http://www.seiho.or.jp/contact/pdf/arbitration/1 …
もちろん、事前に、十分、相手側と話し合う必要があります。

まず、証拠集めです。
担当者から説明を受けたときの書類をすべて用意してください。
「契約締結前交付書面(契約概要/注意喚起情報)」
「ご契約のしおり・約款」
「特別勘定のしおり」
の3点セットは、書類として渡すことになっていますので、もしも、受け取っていなければ問題です。
もちろん、申込書に受取りの捺印をしてあるはずですが、受取っていないのに捺印するということは、往々にしてあることです。
「ここに印鑑を押してください」と言われたから押した……という類の話。

「経済状況に影響されるということくらいだけは理解していて……」
これぐらいの判断力はあって当然です。
なければ、即、無効契約です。
問題は、投資とは、どういうことか、と言う説明があったかどうかです。
これが、40歳、50歳のバリバリの現役だったら、判断力も十分にあると判断されるでしょうが、70歳後半で、投資経験もないとすれば、十分な説明があってしかるべきです。
ましてや、特別勘定だとか、世界バランス20型という重要な用語の内容を「記憶にない」ならば、説明を受けていない可能性が高いです。
さらに、たった二ヶ月で記憶から抜け落ちるような方に売ってはならない商品です。

しかも、今回は、自分から銀行へ行って契約したのではなく、担当者が来て、いわば「過去から取引のある銀行という名前を借りて、押し付けていった」契約です。

「金銭管理はすべて亡妻に任せてきた」というのも重要なポイントです。
銀行がそれを知ろうが知るまいが関係ありません。
こうした金銭管理に疎い方に売ったという事実だけが重要です。

最初の説明から、契約に至るまでの期間、回数も重要です。
こうした契約の場合、即日だとか、極めて短期間であることが多いです。
つまり、時間的にも説明不足。

●こちらの主張
高齢者で、記憶力・判断力が衰えている老人、しかも、金銭管理に疎く、投資をしたこともない人間に、十分な説明をすることなく、このような商品を売ったのは、十分な説明責任を果たしているとは言えない。
従って、本契約は無効であり、保険料を全額返金することを求める。
十分な説明を受けていないと当方が判断する理由および証拠としては……

こうした交渉は、一筋縄では行きません。
従って、感情的になった方が負けであり、銀行側はプロですから、感情的にはなりません。
契約者が「もう、いいです。貴方の銀行とは二度と取引しません」と感情的になって、解約されても痛くも痒くもありませんから。
むしろ、これで「解決した」と思うでしょう。

こちらは、メモを用意して、何を言うのか決めていかなければなりません。
そして、メモを読みながら、こちらの主張を一つ一つ、相手に伝えます。
メモは相手に渡します。
それ以上の話はしません。
そして、相手の主張を聞いて、メモに取り、後日、再び話合いたいこと、生命保険協会での裁定も視野に入れていることを言って、最初の会合を終えましょう。
最初はお互いの主張を聞きあう、交換するというだけで十分です。
反論はじっくりと考えて、後日すれば良いことです。その場で、反論する必要はありません。
「そう言われれば、聞いたような気もする……」
「貴方も儲かると思ったから、契約したのでしょ?」
ということが、必ず出てきます。
それをその場で認める必要はありません。
間違っても、1回で解決すると思ってはいけません。
また、余分なことを言わないように、常に、メモを用意して、相手の言うこともメモにとりましょう。

最終的には、生命保険協会の判断を仰げば、納得できると思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

実際の交渉のノウハウまで含めた詳しい説明をしていただき、本当にありがとうございます。

3点セットを受け取ってはいますが、十分な説明を受けたとはとうてい言えない状況です。即日に契約しています。

私は投資や金融・経済には素人ですが、切れて罵詈雑言に終わらない自信だけはあります。景気が好転するとは考えられないなか満期まで5年間待つことを思えば、じっくり交渉に臨めます。

他にもいろいろアドバイスいただきたい思いはありますが、ネット上で手の内さらけ出していることが相手方に知れるようなことがあっては不利になると思いますので、ひとまず締め切らせていただきます。
またお世話になることがあるかも知れません。

私の父だけが特別愚かなのではないとしたら、同様な目にあって泣き寝入りしている方は多いでしょう。交渉がうまくいけば、その方々にも力になると思います。

お礼日時:2008/10/25 11:51

ご高齢とのことですが、ご尊父様の年齢は、何歳なのでしょうか?


「契約締結前交付書面(契約概要/注意喚起情報)」
「ご契約のしおり・約款」
「特別勘定のしおり」
の3点セットをきちんと説明をうけていますか?
「特別勘定の現況」の説明をうけていますか?
「世界バランス20型」とは、何のことか説明を受けていますか?
紙を渡せば、それで説明完了ではありません。

「魔がさす」ような説明をすること自体、許されません。
はっきり申し上げて、投資経験もない高齢の方に、このような商品を売ること自体、許されないことです。
ましてや、すでに6月時点(8月契約ということは、6月時点での特別勘定の現況となると思われるので……)で、状況は甘くないことを報告しています。

T&Dフィナンシャル生命保険会社は、
●私たちは、保険業法をはじめとする法令等の社会ルールや社内規則を守ります。また、その背景にある精神を理解し、誠実に行動します。
●私たちは、提供する商品・サービスの内容や会社およびグループの経営情報について正しく開示し、説明します。
と、公示しています。
とても、正しい説明がなされたとは思えないのですが……
たぶん、銀行から勧められたのだと思いますが、銀行に対して強く抗議するべきです。

かなり高額とのことですが、手数料だけでも5%以上取られますし、現在の経済状況を考えると、合計で20~30%マイナスになったとしても驚きではありません。

さて、T&Dフィナンシャル生命保険会社そのものは、規模は小さい会社ですが、親会社のT&Dホールディングは、太陽生命、大同生命という二つの会社がいっしょになってできた会社で、急に問題になる会社ではないと思います。
しかし、現況が現況ですから、生命保険業界に関する情報に注意してください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速の詳しい説明ありがとうございます。

父は70代後半です。認知症はないと思われますが、金銭管理はすべて亡妻に任せてきたので、契約を自分で決断する能力が養われていないと思われます。

説明をどの程度受けたのかについては、「思い出せない。その部分は頭の中が空白になっている」と言います。「特別勘定」や「世界バランス○○型」のことなど、記憶の片隅にも残っていません。
経済状況に影響されるということくらいだけは理解していて、株安にショックを受けて、叱られるのを覚悟で私に打ち明けたようです。

勧誘したのは定期預金をしていた信託銀行の以前からの担当?の人で、家に来ました。定期を解約してファイブテンに移す手続きもこの人にしてもらったので、窓口へは行っていません。

質問ですが、銀行に抗議した場合何かプラスになることが得られるでしょうか。少しでも有利になるようなことがあるなら、とことん争いたいと思うのですが。

お礼日時:2008/10/24 13:02

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!