
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
No.3 です。
> 私は金田一秀穂さんという方を知らないのですが
金田一京助、金田一春彦と続く国語学者の一家の一人です。最近よくテレビにも出演していますね。
「ご苦労様」は相手の苦労をねぎらう言葉、「お疲れ様」は相手が疲れたことをねぎらう言葉であり、これを国語学的にどんなに分析しても、「ご苦労様」は目上から目下、「お疲れ様」は目下から目上という結論は出てこないと思います。
従って質問者さんの最初の質問
> 上司や先輩社員が退勤するときには「お疲れ様」と言うのが礼儀だと聞きましたが、これは本当のことでしょうか。
に対する回答は、
国語学的には、ウソ。
ビジネスマナーとしては、そういう常識が人為的に作られた結果、広く流布していることは本当。
ということになると思います。
度々ありがとうございます。
先ほどYahoo!辞書の大辞泉を見たら、「お疲れ様」の解説に次のように書かれていました。
「ご苦労様」は目上の人から目下の人に使うのに対し、「お疲れ様」は同僚、目上の人に対して使う。
ところが、「御苦労」のところでは・・
他を敬って、その人の「苦労」をいう語。お骨折り。ごやっかい。「―をおかけします」
なんだ、尊敬語じゃない!(笑)
ahkrkrさんがおっしゃるように「目上にはお疲れ様、目下にはご苦労様」というのは、本来の語彙とは関係なくビジネスマナーの先生が作ったルールという感じですね。
なぜそう決めたのかという点が引っ掛りますけど、大分スッキリしました。
No.10
- 回答日時:
>でも、昔は御恩と奉公の関係で骨を折るのは下々の役割だったようですが、今は上の人が率先して動かなければ下の人もついて来ないんじゃないでしょうか。
共に苦労するのならば、身分の上下に関係なく相手をねぎらっても不自然ではないと思います。
そういう風に、世の中が変ってきているということについては、私も否定はしません(あんまり認めたくはありませんが)。
私は、敬語の使用や敬意の表現というものは、実態より形式重視のものだと思っています。ですから、下役が上役を「ねぎらう」のは不遜だと思っています。
>共に苦労するのならば、身分の上下に関係なく相手をねぎらっても不自然ではないと思います。
このようなお考え(今の世間の大勢なんでしょう)をお持ちであるならば、言葉のほうも世間の大勢に合わせ、「上司や先輩社員が退勤するときには『お疲れ様』」にしてもいいように思います。
言葉というものは、その使い方が間違いであったとしても、そのような言い方をする人が増えてくれば、それが社会的に承認されて、言語体系の中に組み込まれてゆきます。
書いたものが残っている大昔から、日本語はそのようにして変化し、現在に至っています(^-^ ) 。
ありがとうございます。
> 私は、敬語の使用や敬意の表現というものは、実態より形式重視のものだと
> 思っています。
実態はともかく形式としては、目下の人が「ご苦労様」と言ってはいけない理由はなさそうですね。
ビジネス話法における世間の大勢というのは、どこかの先生が決めたことがいかにも尤らしく広められた結果であることが案外多いのではないでしょうか。
もちろん職場慣習という実情に従うのが無難であるわけですが、ただ盲目的に従う(九官鳥の口真似みたいに)のと、言葉の意味をきちんと理解した上で従うのとでは、天と地の差があると思います。
No.8
- 回答日時:
「お疲れ様」も「ご苦労様」もどっちもヘンだと思います。
上役、先輩に対して「ねぎらう」こと自体がヘンでしょう。
片手をあげ「お先に!」などと言って、先に帰って行く上役、先輩に対し、私は、立ち上がってお辞儀をするだけで、何も言いませんでした。
ありがとうございます。
> 上役、先輩に対して「ねぎらう」こと自体がヘンでしょう。
NHKのおじさんもそう言っていますね。
でも、昔は御恩と奉公の関係で骨を折るのは下々の役割だったようですが、今は上の人が率先して動かなければ下の人もついて来ないんじゃないでしょうか。
共に苦労するのならば、身分の上下に関係なく相手をねぎらっても不自然ではないと思います。
> 私は、立ち上がってお辞儀をするだけで、何も言いませんでした。
なるほど、立礼で敬意を表すという方法もありますね。
珍しい例だとは思いますが、そういうのもありかなという気がしました。
No.6
- 回答日時:
お礼のお言葉をありがとうございました。
>>>
でもこのおじさんも、最後には「いずれにしても、気持ちが大切です」と言っていますね。
そうなると、結局どちらでもいいことになるような気がします。
その後ろの文が欠けています。
「(感謝やねぎらいのために使う言葉ですので)
言われた相手が不愉快な思いをするのだけはさけたいものです。」
とおっしゃっています。
つまり、
色々な言い方はあるけれども、相手が不愉快にならないであろう言葉を選択しましょう、
そういう気持ちを持ちましょう、
ということです。
梅津さん(ことばおじさん)は、柔らかい口調にすることを心がけていらっしゃいますが、
意図はちゃんと解釈しなければいけません。
私が前回、「そのように考えるのが無難です。」と書いたのも、そういうことです。
>>>
> 今回のご質問をされる前に、過去のQ&Aを検索されましたか?
過去質問でお勧めのものがありましたら、ぜひ教えてください。
質問する前にいくつか見たのですが(Yahoo!のも)、どうもピンと来るものがありませんでした。
そうでしたか。それは失礼いたしました。
しかし、事前に調べた結果はご質問文に入れていただきたかったです。
私も何度か回答したことがありましたが、その中に、ことばおじさんのコーナーを引用したことがあります。
(要は、事前に調べていれば、ことばおじさんのコーナーのリンクにたどりつけていたはずだ、ということです。)
以上、ご参考になりましたら。
ありがとうございます。
この記事では「ご苦労様」を目上に対して使う例も紹介されていますよね。
おじさんは、それが相手に不快を与えるとは言っていないと思います。
なお、私がお尋ねしているのは目上に対して「ご苦労」と言ってはいけないことの合理的な理由です。
そう言った方が無難という世渡り術(ビジネスマナー)の話ではありません。
No.5
- 回答日時:
こんばんは。
>>>これは本当のことでしょうか。
そのように考えるのが無難です。
以下、NHKの、ことばおじさんのコーナーより。
(転載はまずいと思うので、リンクを貼るに留めます。)
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2004/04/041 …
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2008/04/041 …
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2004/04/041 …
ところで、
「お疲れ様」と「ご苦労様」に関する質問は、しょっちゅう目にします。
今回のご質問をされる前に、過去のQ&Aを検索されましたか?
ここのサイトは、検索しても解決しなかった場合に新規質問をする、というのがマナーとされています。
ものすごくたくさんの過去質問がありますので。
http://oshiete.goo.ne.jp/search_goo/result/?PT=& …
以上、ご参考になりましたら。
ありがとうございます。
NHKのおじさんの考えでは、本来はどちらも目上の人に対して使うべきではないが、「お疲れ様」については文化庁が『敬語の指針』で認めたので構わないということのようですね。
でもこのおじさんも、最後には「いずれにしても、気持ちが大切です」と言っていますね。
そうなると、結局どちらでもいいことになるような気がします。
> 今回のご質問をされる前に、過去のQ&Aを検索されましたか?
過去質問でお勧めのものがありましたら、ぜひ教えてください。
質問する前にいくつか見たのですが(Yahoo!のも)、どうもピンと来るものがありませんでした。
No.4
- 回答日時:
「お疲れさま」は目上の人に、「ご苦労さま」は目下の人に。
これが一般常識になっているようです。その意味を考えてみると納得できると思います。「お疲れさま」 ・・・ 共同で成し遂げた場合などの後に相手の労をねぎらう
「ご苦労さま」 ・・・ 自分の為にしてくれたことに対して相手の労をねぎらう
同じ労をねぎらう場合でも、相手によって言葉を使い分ける。このあたりが日本語のいいところだと思います。
さて、実際の場面ではどうなっているのでしょうか。人々の意識について、文化庁の調査で興味深い調査結果があります。
【平成17年度「国語に関する世論調査」の結果について】
http://www.bunka.go.jp/1kokugo/17_yoron.html
この調査によると、「お疲れさま」と「ご苦労さま」の使い分けは、必ずしも一般常識どおりにはなっていないようです。おそらくは「ご苦労さま」よりも「お疲れさま」の方が失礼に当たるケースが少ないということで、1つで済ませたほうが無難だという意識が働いているのではないかと思います。
ところで、いくら目上の人に対して使う言葉だからといっても、会社の中で上司や先輩社員に対して、「お疲れさま」と声をかける人は少ないと思います。大抵は「お疲れさまです」とか「お疲れさまでした」と言いますよね。「です」や「でした」が付くことで丁寧な表現になり、同時に言葉の『あたり』(耳障り)が柔らかくなります。同期や目下の社員には「お疲れさま」でも「お疲れさまでした」でもいいと思いますが、間柄によって使い方を考えた方が良いでしょうね。
ありがとうございます。
「お疲れ様」だとなぜ共同で成し遂げたという意味になるという部分がよくわからないので、もう少し詳しく教えていただけると助かります。
世論調査のページを読んでみましたが、使い分けの実態が書かれているだけで肝心の「なぜ?」については分かりませんでした。
No.3
- 回答日時:
これに関しては現在二つの説があります。
一つは金田一秀穂氏の考えで、もともと「お疲れ様」 も 「ご苦労様」も目上の者が目下のものに使う言葉で、「お疲れ」 とか 「ご苦労」とか言っていたものを若干丁寧にして「お疲れ様」 、「ご苦労様」と言い換えただけというものです。従ってどちらも目下のものが目上の人に使ってはいけません。金田一秀穂氏は以前テレビで、それでは目下のものはこういう場合どう言えば良いのかと聞かれて「適当な日本語はないから「どうも」とでもいうしか仕方がない」と答えていました。
しかしいくらなんでもビジネスマナーとして「どうも」と言えと教えるわけにはいかないということでビジネスマナーの先生方が考え付いたのが目上から目下には「ご苦労様」、目下から目上には「お疲れ様」というルールにしようという考え方です。現在はこれが広く流布しています。
「お疲れ様」 、「ご苦労様」という言葉自体ににそういう差があるとは考えられませんが、まあ大勢に従っておけば良いのではないでしょうか。
ありがとうございます。
これは大勢に従った方が無難かどうかという質問ではありません。
私は金田一秀穂さんという方を知らないのですが、その人はなぜそのように決めたのでしょうか?
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