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戦闘機が飛行してる時、機体の前方あたりの対流空気の速度が亜音速であるなら
その時の戦闘機そのものの速度はその対流空気の速度より遅いのでしょうか?
wikiでは
>航空機の速度が700km/hを超えるあたりになると先端や翼上面の空気流が音速に近づく

とありますから、機体の前方あたりの対流空気が亜音速なら、それより500Km/mほど引いた速度になるのでしょうか?
また機体背面になると対流の速度は更に小さくなりますか?

A 回答 (2件)

音速付近の流体は圧縮性流体となるので,機体周囲の流体の速度は機体形状と飛行姿勢による流線の状態とマッハ数(簡易的に言えば機体の速度)により決まると言えます.



先にもdebukuroさんが述べられたようにマッハ数の約0.8倍から約1.2倍は遷移音速と言われ,実際の航空機の翼上でも速度を上げて行くにつれ,(翼の上下で)衝撃波の発生(のタイミングがずれる事)による揚力係数と抗力係数が急激に変化する事が知られています.

具体的に,翼を例にとってみると
翼の上面の方が曲率が大きく付いている為に流れの速度が速く,翼の下面のの方が曲率も小さく速度が遅くなります(遅いといっても境界層の影響や剥離,特断面形状などにより周囲よりは速い場合が殆どだと思います).
つまり,機体が遷音速で速度を上げて行くと翼の上面の流れが先に音速を超え衝撃波を生じ,その後翼の下面で流れが音速を超えて衝撃波を生じます,更に速度を上げて行くと機体全体が音速を超え機体の先頭部で衝撃波を生じる事になります.



イメージで言えば
一定の流れのにおかれた戦闘機の機体の中で,どのような機体形状をした所が圧縮性による圧力変化が大きいか,流れが速くなるかを考えた方が分かりやすいと思います.


この動画を例にとると赤い部分ほど速度が速い所で,周囲のながれより早くなっているのが分かります.
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対空速度が音速に達しておらず気体の表面のいかなる部分にも音速に達した気流がない状態を亜音速


対空速度は音速に達していないが機体表面に音速に達した気流がある状態を遷音速というのです

機体表面の気流は対空速度かそれよりも速いのが普通です
遅い気流があるとその部分で渦が発生して抵抗が大きくなります
騒音や振動も大きくなります
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