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マッチングトランスを使うと、巻き線比の2乗の割合でインピーダンスマッチングができると言うのは分かるのですが、その時のトランスのインピーダンスは考えなくて良いのでしょうか?
仮に巻き線比では、1次側と2次側の回路のインピーダンスがマッチングしていたとしても、トランスのインピーダンスがそれぞれ接続されている回路とマッチングしていないと意味が無いと思ったのですが、実際のところどうなんでしょう?

A 回答 (4件)

トランス自身のインピーダンスは通常無視してよろしいです 無いも同じ


繋がれる負荷叉は駆動側のインピーダンスで決まるのです 但し帯域内で

トランスの負荷に抵抗Rを繋げばトランスの入力インピーダンスは巻き数比の二乗に比例するのはご存知の通り

駆動側インピーダンスがRならトランスの出力インピーダンスも同様に決まります 1:nなら n×n×R
つまり繋げるもので決まるのです

マッチングトランス仕様には入出力インピーダンスが書かれてありますが 駆動側 負荷側ともに規定のインピーダンスの機器を繋いだ時 仕様の特性を保証しているのです
ですから違った入出力インピーダンスのものを繋いだ時は違った特性になります
使えなくはありませんがマッチングさせないと伝送効率が下がります
駆動側 負荷側ともにインピーダンスを変更してもマッチングさせる限りは構いません 但し帯域が変わります
例えばマッチングトランスの入出力インピーダンスより高い 駆動側&負荷側インピーダンスでマッチングさせると帯域が狭まりますし 最大入力レベルも変わります
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
トランスのインピーダンスは無視しても良いのですね。
ただ、仕様通りに繋がないと帯域が狭まると言うのは初めて知りました。勉強になりました。

お礼日時:2009/01/15 22:15

リアクタンス(低域:2πfL,高域:1/(2πfC))と定格インピーダンスZが等しくなると,レベルは-3dBになります.


実際のデータはここの7~8ページにあります.
http://www.hashimoto-trans.co.jp/frame/stcat.pdf
マッチングする周波数帯域は,低域はインダクタンス,高域は浮遊容量で決定されると言うことです.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/15 22:20

トランスのインダクタンスが低いと問題ですが高い分には問題ありません。


ωL>>回路のインピーダンス なら良いわけです。

ただ闇雲にインダクタンスを高くすると浮遊容量が増えて高い周波数で使えなくなります。抵抗も増えてロスも増えます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
トランスのインダクタンスがそれなりに高ければ問題にならないというのは、自分の中では少し驚きでした。
勉強になりました。

お礼日時:2009/01/15 22:18

トランスの一次側のリアクタンスをXL1,二次側のリアクタンスをXL2


相互誘導リアクタンスをM、負荷抵抗をRLとすれば、但しコイルの抵抗を無視すると。
一次側からみたインピーダンスZは
Z=jXL1+ωM^2・(RL-jXL2)/(RL^2+XL2^2)
となる。
ここで、RL^2>>XL2^2、ωM=(ωL1・ωL2)^0.5とすると。
Z≒XL1/XL2・RLとなる。 XL1、XL2は巻数の自乗に比例するので
Z≒(N1/N2)^2・RLとなる。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
式を見ると負荷抵抗と巻き数に依存しているみたいですね。
勉強になりました。

お礼日時:2009/01/15 22:12

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