No.8ベストアンサー
- 回答日時:
3でしょう。
1)自衛官であれ、誰であれ、必要とは思いますが、自衛官ならなおさらです。有事の際に国防を担う人間が、自国の歴史や在り様が「よくわかんねー」ではつとまりません。
2)偏りがあろうがなかろうが、どうでもいいです。
まさかその講師が自衛官を洗脳するわけではないんだから。
自分の考えにはフィットしないと思うのであれば、それとは正反対の意見を聞けばいいだけのこと。大人なんだから、それくらいの知恵はあるはずです。
No.10
- 回答日時:
この様な偏った人物を早期に排除するシステムの欠如が大問題。
従って残念ながら教育等できるレベルの国では無い。
先日テキサス在郷退役軍人パーティーに出席した現役幹部のスピーチ「現状、米軍行動に賛成・不賛成に関わらずその意志を国家に反映するべく選挙で自由に意思表示すべきだ」
数々の痛みを知りえる認識こそ重要です。
回答ありがとうございます。
私自身は、氏が特別偏っているとは思えないのですが。
テレビなどで、まったくほとんど氏を悪者にしていることのほうが、
よほど偏っているのではと考えます。
No.9
- 回答日時:
>国民を含め、国に誇りを持てなければ、戦うことはできません。
このフレーズ、よく聞きますが、質の悪い軍事ロマンチシズムに毒されているように見えます。
理想主義を持ち込むくらいなら、むしろ非武装平和主義を唱えるべきです。
中世から近代、特に第一次大戦以降にかけて、戦争の現場で培われた知識と技術の中に「兵士の人間性の消去」があります。
たとえば、発砲率についての米海軍の研究を元に兵士の訓練プログラムの中に盛り込まれのは、いかに機械的な判断で戦闘を行い、戦闘に不要な主観を交えずに冷静に対処するか、つまり命令によってのみ人を殺すか、というトレーニングでした。
また、前線において、兵士が発砲間距離で向き合う白兵戦でなく空爆や長距離兵器を用いることの効用のひとつは、現場指揮官レベルでの戦闘回避が少なくなったことによる作戦遂行の迅速化がありました。
これもまた、戦闘からヒューマンファクターを減らすということです。
これらのことによって第二次大戦後の戦闘の効率は飛躍的に増大しています。
そもそも、国を守るための選択が、常に戦闘へのモチベーションに向くとは限りません。
国を守るために勢力拡大を諦めて戦いを止める、というのも国を守る戦略です。
日本は、かつてその戦略思想を反国家的だと一蹴して、その結果、国を滅ぼす一歩手前までいたりました。
彼の閣下の論文を見る限り、彼が行っていた隊内幹部教育とは、当時の拡張主義イデオロギーの粗悪な焼き直しであり、失敗に学ぶ理性的な視座も相当に不足しているように見えます。
自衛隊が真に日本を守るための軍隊組織であるなら、そのような幹部教育はやめた方が良いでしょう。
また、戦争は「誇り」などという形而上の主観のために行うものではありません。そんな、人によって形の違うもののためにいちいち戦争をしていたら、過剰武装の現代文明はたちまち滅びてしまいます。
戦争は国家や民族という集団の共通の利益のために行うものです。
利益とは相対的な基準であり、主観的なイデオロギーがそれを支配することはできません。
よって幹部自衛官に特定のイデオロギーを刷り込む必要は無いと考えます。
(ただし、主観的イデオロギーが国家と国民の理性を支配できることがあります。宗教や全体主義的なものがそうですが、それが国民に幸福をもたらすと質問者さんが思うのであればコメントの内容は実にごもっとも、ということになります。)
そもそも、戦争に関して国家に帰属する誇りや愛国心とは、いかに戦争に勝ち、あるいは戦争を回避し、それらの行為によって国家と国民に利益と幸福がもたらされた結果・評価として存在すべきものであり、敗戦により国家に多大な損害を与えた脈絡を正当化するだけの歴史「観」をなぞることは、個人的な満足としての「誇り」ならともかく、国民が等しく奉じて公務員が仕える「国家」にとっての「誇り」とは相容れないものだと思います。
回答ありがとうございます。
ヒューマンファクターを減らすことと、人間性の消去。
違う、というより逆なのではないでしょうか。
なるほど、現在、ヒューマンファクターは、一部特殊部隊を除き、
極力、排除されています。
だれが射っても300M先の的に当たる小銃。
AT化された車両。
軽い装備品。
これらは、兵士の質を考えず作戦行動をするために、
ヒューマンファクターを、技術により補填したものです。
では、人間性の消去はイコールなのでしょうか。
自らの正義を疑って、戦えるほど日本の教育水準は低くないと考えます。
自衛隊員は、命令とあれば疑問などはさまず実行するのか。
田母神空将の論文を見ても、否であることはわかるはずです。
ナポレオン以来、現在に至るまで、
先進国で国民軍を持たない国があったでしょうか。
逆にいえば、フランスだけです、傭兵を持っているのは。
人間性の無い軍事力。そんなもの持ちたいのでしょうか。
イデオロギーとまで行かなくても、国の文化、歴史を大切と思わなければ、
物質的利益だけだというのであれば、
いざ有事の際、
アメリカの51番目の州になるのでしょうか、
中国の日本自治区になるのでしょうか。
国家、国民の精神的なものを排除するのであれば、
日本人にである必要があるのでしょうか。
No.7
- 回答日時:
1.と2.です。
ただし1.はそのままでは多少誤解を招きかねない表現なので、「自衛官が特定の国家観・歴史観に凝り固まる必要はない(むしろ危険である)」だと思います。幹部自衛官に歴史の教育を行う場合、特定の国家観・歴史観を植えつけることを目的とするのならば有害で、やらないほうがよいと思います。むしろ逆に、多種多様な国家観・歴史観が存在していることを示して、特定の考え方に凝り固まらないようにするのならやる意味があります。その視点から見ると、「招いていた講師」には偏りがあります。というより、学校長の歴史認識に近い講師ばかりを招いたことは明白です。
現実の歴史研究者の思想・信条はもとより様々です。だからこそ変なレッテルを貼らずに、「歴史観」ではなく「史実」そのものを、自分とは思想・信条の異なる研究者の成果からも冷静に幅広く学ぶ謙虚な姿勢がなければ、歴史の学習ではなく、単なる政治的なイデオロギーのオルグになってしまい大変危険です。日本の近代史を見れば「五・一五事件」や「二・二六事件」など一部の軍人が偏狭な歴史観・国家観に凝り固まって起こした事件がいくつもありました。戦後自衛隊が作られ防衛大学校が設立されたときには、その反省から「視野を広く」ということが重視されました。前航空幕僚長がやったことは、これとは全く逆の方向です。
回答ありがとうございます。
「視野を広く」というのは、もちろんその通り。
ただ、この教育ははたして、
「特定の国家観・歴史観を植えつける」ことになっていたのでしょうか。
そもそも、少なくとも40に届くか越えるかの高級士官、
すでに「堅固な国家観・歴史観」を持っていると考えます。
そこに、専門家の話を聞き、
さらなる見識を深める課目なのではないでしょうか。
視野を広げることにもなるではないでしょうか。
No.6
- 回答日時:
ナショナリズムであれリベラリズムであれ、どちらかに固定化した思想というのは無用な争議を生みがちです。
また、歴史というか、過去の作戦の反省や正当化に固執していては、現在の視野を狭めて今必要な作戦を見誤らせます。
現場指揮官のイデオロギーや先入観が突発的な軍事衝突を招き、無用な戦乱を招来したことも一度ならずあります。
更にそれらのイデオロギーが隊内教育としてオフィシャル化されているとなると、客観的な抑止効果も発動されずに暴走を招く危険があり、実際に20世紀の皇軍はその典型でした。
以上いずれも、「国防」という一義を阻害する可能性があります。
「わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、一致団結」(自衛隊法)のために一定の精神的教育を施すこと、そこには国防従事のための隊員の誇りの涵養も欠かせない、という自己正当化へのモチベーションは理解できますが、私事ならともかく隊内教育の場が目指すのは、まずもってミスや暴走を犯さない優秀な士官兵士でなければ意味がないでしょう。
言い換えると、国家間や歴史観が必要かどうかは、隊員個人の問題でしかなく、それを隊にとっての必要性に置き換えてしまうと害悪となる可能性が高い、ということになります。
一方、自衛官にとってそれが必要かどうか、それこそ個人の精神的事業、信条の自由であって、命令による隊務教育としては不要です。
学術的標準によるところの歴史学や政治学でなく「観」というならそれは行動原理としてのイデオロギーだろうと思われますが、そもそも戦いの意味や意義を考える士卒は将に従いません。
今の世の中、それを考えるべきは将ですらなく、主権者たる国民です。
それがシビリアンコントロールというものでしょう。
回答ありがとうございます。
なるほど、自衛官に歴史観や国家観はいらないということですね。
では、理由もわからず、命じられたから人を殺す。
そういった武装集団は、恐ろしくありませんか。
主権者たる国民の代表、最高司令官、
内閣総理大臣が虐殺命令を出したとき、
現場は唯々諾々と、人を殺し続けるのでしょうか。
命令であるから。
戦いの意味を考えるのは、あくまでも現場で人を殺す自衛官です。
機械ではない、人間なのだから。
国民は、戦いに意味を与える存在であると考えます。
国民を含め、国に誇りを持てなければ、戦うことはできません。
No.5
- 回答日時:
1番と2番の中間、「自衛官は、固定した歴史観・国家観は持つべきではない」が正しいと信じています。
特に高級自衛官は、多様な価値観を持ち、情報分析を行う必要性がありますが、固定した価値観にしがみつくかぎり、情報の偏在がおこります。
また判断の固定化がおこります。
価値観や情報の偏向は、第2次大戦中の日本軍のように、相手を軽視したり、思い込みでの行動を引き起こします。
詳細に情報を得て、正確に分析するためには、固定した価値観は、もっともジャマであり、持つべきものではありません。
個人的な価値観はもってもかまいませんが、それは極力実際の場でだすべきではありません。
多様な価値観を認めてこそ、作戦が立てられるのです。
回答ありがとうございます。
確かに、
程度によりますが、固定した価値観というものは、困ったものです。
しかし、やはり国家や歴史に誇りを持つことは重要だと考えます。
国に誇りが無ければ、作戦を立てるどころではありません。
また、高級士官に、いろいろな歴史観、国家観を提示することは、
逆に、柔軟性を持たせることにもなるのではないでしょうか。
No.4
- 回答日時:
>私自身は、問題はないと考えていますが、皆様の考えを教えてください。
「3 問題はない」でしようね。
中国・南朝鮮(韓国)では、親日思想を持った人物は「政治・軍事」の職業に付く事が出来ません。面接時に「信条確認」があります。
が、日本は法治国家です。憲法も「信条の自由を保障」しています。
反日でも反米でも親中国思想を持っていても、政府・自衛隊のに就職する事が可能です。
イラクでの航空自衛隊の活動が「憲法違反」との一審判決が出ました。(現在高裁で審議中)
この判決を「全く意味が無いと黙殺した公明党好戦派・公明党自民派政府」の方が、重大な問題でしようね。
まぁ、国民に一切証拠を公表しないで「従軍慰安婦は、日本政府・軍が行なった」と世界に声明を出した衆議院議長・河野洋平が尊敬される時代です。
(何故か、彼は証拠の開示を頑なに拒否。現在も、一切の関係質問を黙殺中)
第二次大戦末期の政治家・軍部・皇室が対応を誤った事による、原爆投下。
この事に対して「しかたがない発言が非難」される時代です。
回答ありがとうございます。
そうですね、自衛隊の細かな話より、
政治の迷走こそがもんだいですね。
今回の件、
政治がもっと筋の通った物言いをすれば、
こう、問題にはならなかったと考えます。
No.3
- 回答日時:
3番に賛成します。
学校で教えられなかった部分の、外国や日本の歴史、国際情勢などを広く教えるべきだと思います。
その上で、日本で失われてきた、戦友を愛し、家族を愛し、故郷を愛し、美しい日本を愛し、その国土を命がけで守ることの重要性を教えるべきです。
(間違っても、日本は侵略国家であり、悪い国だなんて言うべきでは無いと思います。)
現在のように(1部だと思いますが)日本の近代歴史観、政治問題への関与を厳しく制限して、偏狭な軍事関連訓練ばかりを惰性的に行っていると、かえって国際感覚の乏しい危険な武装集団となってゆく可能性があるのではないでしょうか。
回答ありがとうございます。
万が一の有事の際、
守るものの価値がわからなければ、
どれだけ訓練をしても実力を発揮できない。
命がけになれるわけがありません。
その通りで、
国を悪く言う軍人など、どこの国にいるのでしょうか。
No.1
- 回答日時:
3 問題はないに一票。
と言いたい所ですが。今回の事に限っては3で良いと思いますが
今後の事を考えると2と3の間だぐらいでしょうか。
今回の田母神氏の人選は非常に良い人選でしたが
もし、イカレた、もしくは売国奴の様な人間が
自衛隊のトップになったとき逆の教育をしたらどうなるのでしょうか。
「武器を持つから戦争になる」とか「対峙した時は話し合いましょう」
なんて教育をするバカばかりが講師になって洗脳教育をされたら
この国はどうなっちゃうんでしょう。
偏ってでも今後も自衛隊が本来の任務を全う出来る人選にすべきです。
回答ありがとうございます。
確かに、「イカレた、もしくは売国奴の様な人間」が、
人選を行った場合、非常に危険だと考えられます。
ぞっとします。
しかし、自衛官は、
毎年数百人卒業し任官する幹部自衛官をはじめ、
比較的、まともな人物が多いと思います。
そんな中、そのような人間が、学校長になることは難しいと考えます。
もし、そのような人間が、学校長となったのならば、
いよいよもって、日本国の終わりと言えます。
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