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私、今樹脂について勉強中です。
今のところ私が知っている樹脂の名前はABS、PP、PBTなどです。
ところが最近「ASA」という聞きなれない樹脂の名前を聞きました。
上記4樹脂の違いを教えて頂けませんでしょうか。

特に知りたいポイントは、
(1)機械的強度(引張、曲げ、衝撃…)
(2)耐熱性(熱変形温度、荷重たわみ温度…)
(3)成形性(収縮率、流動性…)
(4)一般的な用途
などです。他にも特徴的な事項があれば知りたいです。

グレードも様々で一概に比較ができないのかもしれませんが、一般的な話で結構です。
何卒よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

ポリマーの研究をしている者です.


ASAはアクリロニトリル-アクリルスチレン樹脂の略称だと思います.
アクリロニトリル,スチレン,アクリルゴムを主原料とする共重合体系の
熱可塑性高分子です.

特性については,これら3成分の配合で決まります.大まかに言うと・・・
アクリロニトリルを増やすと強度が増します.
スチレンを増やすと価格を下げます.
アクリルゴムを増やすと柔らかさが増します.
目的の特性に合わせて配合を変えるので,特性値も変わります.

分類としては,ABSに近いと考えていいと思います.
ABSと比較して耐候性に優れているのが特徴で,屋外で使用される製品の
外板などの用途に使われます.その他,自動車(主に日の当たるところ),
電気部品,屋外表示板などに使用されます.

参考URL:http://www.plascom.net/pname/
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
色々と特性を調べても数値ばかりでピンと来なかったのですが、わかりやすい言葉で表現していただきありがとうございます。
勉強になりました。

お礼日時:2003/02/06 23:19

ASA樹脂(Acrylate Styrene Acrylonitrile Copolymer)



アクリロニトリル、スチレン、アクリル酸メチルの共重合体です。
耐候性、耐衝撃性が良く、自動車や車両など、野外用途に使われます。

一般用のグレードのものでは、

(1)機械的強度(引張、曲げ、衝撃…)
引張強度  48MPa
曲げ弾性率 2.4GPa
衝撃強さ  98J/m

(2)耐熱性(熱変形温度、荷重たわみ温度…)
荷重たわみ温度 95℃

(3)成形性(収縮率、流動性…)
成形収縮率 0.4~0.6

(4)一般的な用途
電機製品ハウジングおよび部品(エアコン野外ユニット、換気扇カバーなど)
自動車部品(フロントグリル、ホイルキャップ、ヘッドランプカバーなど)
工業部品(標識、フェンス、コンテナなど)

Kブックス141、「プラスチック活用ノート」三訂版、工業調査会 参照
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2003/02/06 23:19

登録が必要ですが、以下の参考URLが参考になりますでしょうか?


「PoLyInfo」

http://www.umgabs.co.jp/jp/product/type/
(グレードタイプ別)
このページの左端にデータは少ない様ですが、「ASA」があります。

ネットでも「(樹脂名)物性値」等のキーワード検索で完全ではないですが、Hitしてくると思いますが・・・?

ご参考まで。

参考URL:http://triton.tokyo.jst.go.jp/
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
参考にします。

お礼日時:2003/02/06 23:17

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