
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
中国では古く「わかい」という語と「似ている」という語は niag のような発音だったようです。
「若」の字は両方に使われましたが、他に「わかい」には「弱」、「似ている」には「如」「似」があります。「若」は英語で言えば他動詞に相当します。後ろに目的語が来て、
A若B
で、「AはBに似ている」「AはBのようだ」という意味になります。
「自」はもともと「鼻」の象形文字で、話者自身をあらわす代名詞です。普通、一人称代名詞といわれますが、「自」が主語と目的語を兼ねているので、独仏語の再帰代名詞に相当します(英語の oneself )。
自殺 その人は その人自身を 殺す。
自賛 その人は その人自身を 褒める。
自薦 その人は その人自身を 推薦する。
自愛 その人は その人自身を 大切にする。
自若 その人は その人自身の ようである。
回答ありがとうございます!!
>中国では古く「わかい」という語と「似ている」という語は niag のような発音だったようです。「若」の字は両方に使われました。
発音から意味を考えることが出来るのですね。
大学の授業で「発音が同じ語は、意味が近いことがある」と熱心に教えてくださった先生がいたことを思い出しました。
また「自」が再帰代名詞という文法的な説明、なるほどと、とても納得できました。

No.1
- 回答日時:
漢和辞典によると「若」の漢字には年齢が若い、の意味の他に、「ごとし、・・・のようである」という意味がちゃんとありますよ。
「自若」の自は「おのずから、しぜんの姿」という意味です。
つまり、「自若」で常に自分のあるがままのすがたのごとく、と言った意味になります。
そこで、いつでも落ち着いて、あるがまま自分を見失わない様となります。
「若」のこれと同じ用法は「傍若無人」があります。
そばに若い人がいない、ではなく、自分勝手なこと、の意味ですが、これは「傍ら(かたわら)に人、無きが若く(ごとく)」と読むため、転じて自分勝手なことを示す言葉になります。
回答ありがとうございます!!
>「ごとし、・・・のようである」という意味がちゃんとありますよ
その通りです。実は確認済みだったのですが、恥ずかしいことに「自分のあるがままのすがた」までは考え付いたものの、そこから「いつでも落ち着いて、あるがまま自分を見失わない様」へは回路がつながりませんでした…。私がいかに自分の様に自信がないか、視野が狭いか、思い込みが激しいか…恐ろしいです(汗)
とても勉強になりました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報