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火縄銃の照準について、教えてください。

・火縄銃は、照門(前目当)と照星(先目当)で照準をする、と書かれているのを目にしますが、
実際にはそれ(目当)をどのように使用して照準していたのでしょうか?

想像では、片目で前目当と先目当の先端の延長線上に目標を捉える、という感じなのかな、と思っているのですが、それであってますでしょうか?


・また、前目当と先目当の間に目当をつけたものもあるらしいですが、やはり2つより3つの方が精度があがるのでしょうか?

なんとなく、真ん中に増えてもあまり変わらない気がしますし、
その理屈でいうなら、目当はたくさんつければつけるほどよいということになるのでしょうか?


詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
できれば、その理由と申しますか根拠も教えて頂けましたら嬉しいです。よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

銃床は、要するに木製部分全部です。


現代では一般的な、
肩撃ち式は肩で銃を固定し、グリップの後方に頭がきますが、
頬撃ち式は、頬をくっつけて銃を固定するので、
頭はグリップよりも前の位置で
目はむしろ照門に近くなります。
火縄銃はその点火方式(いわゆるマッチロック)から
板バネがほとんど必要ないので、反動が少ないのが特徴です。
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この回答へのお礼

>頭はグリップよりも前の位置で
目はむしろ照門に近くなります。

なるほど。すごくよくわかりました。
いろいろと本当にどうもありがとうございました!

お礼日時:2009/02/12 20:38

ちょっと違います。

実際の照準には弾道学の知識が必要です。
つまりは弾道は直線ではなく放物線を描くので、
照門と照星の延長線上に目標を捕らえると、
実際の銃弾は(距離によって)目標の上下の当たります。
つまり”直線的に考えると”外れるということです。
また実際には銃の個々によって銃身の形状やバランスが
微妙に異なって弾道特性が変わるので
まずはテストをして特性に合わせて人間のほうが左右も
見当をつけて調節する必要があります。
中間に目当がついている火縄銃を実際に見たことはありませんが、
恐らく左右の調整の目安にするためではないかと想像します。

距離によって仰角を調節するための目盛(もしくは照門がピンのように高さがあるもの)
がついている火縄銃もあったかと思いますが、
その場合は視界の直線を放物線に合うように計算され銃が傾斜しているので
照門と照星の延長線上に目標を捕らえればいいことになります。
銃に何もついてない場合、頭の中で実際の弾道曲線を創造して
照準をずらさないと目標に当てることはできません。

あと皆が書いてないことで捕捉ですが、
日本の火縄銃は、ヨーロッパでいうところの頬撃ち式という形態の銃で、
射手は銃床に自分の頬をつけて発砲します。

この回答への補足

ところで、頬撃ち式についてですが。
照門や照星は銃身の真上に、直線に並んでいるイメージを持っていたのですが、
銃床に頬をつけて、銃身の真上にある照門や照星が見えるのでしょうか?

なんとなく不思議な感じがしてしまって…。
それとも、照門や照星は動かすことができて、銃の横など視界に入る場所にずらしたりもできたのでしょうか?
勉強不足ですみません。もしご存じでしたら教えていただけますでしょうか?

補足日時:2009/02/09 20:27
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この回答へのお礼

詳しい解説をありがとうございます。
銃の弾道特性に合わせた見当をつけるために、目当を利用した…ということですね。
すごく納得しました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2009/02/09 20:26

ちょうど覗いているような写真がネットに転がってました


http://blogs.yahoo.co.jp/japaneseweapons/5275935 …
これは照門が2段階になっているようです(射撃距離によって切り替える)
照星と照門を使うという形式は、現在の銃でも使われているシステムですね。

中目当に関しては稲富流が盛んだったようですが、遠距離での命中精度向上のためだったようです。どういう理屈でそうなるのかはよくわかりません・・・
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この回答へのお礼

現在の銃でも使われているシステムが火縄銃のころからあったなんてすごいです。
実際の写真…照門と照星って穴が開いているんですね。普通の出っ張りみたいなものかと思っていました。
とても参考になりました。本当にありがとうございます。

お礼日時:2009/02/09 20:05

火縄銃には触ったこともありませんが・・



>>照門(前目当)と照星(先目当)で照準をする
が当たり前と言うか、当然ですね。
それに、的と目を入れれば4点の直線性で狙いをつける訳です。

火縄銃は火薬の種類と、玉の形状からそれほどの射程はないと思います。(近代銃と比べて)

途中に目当をつけると、着想的には命中精度が多少あがるかも知れません。
しかし、火縄銃の時代に途中に目当をつけて3点間のバランス(直線性)目と的を入れれば5点の直線性を上手く取れるかどうかは非常に難しかった様にも感じます。
何より射程を考えればそれほどの効果があったとも思えない様にも感じます。
近代銃では途中に目当てに相当するものには出会った事がありません。
まあ、現実的に考えるなら趣味・興味の範疇ではないでしょうか・・・

何より近代(現代)銃は射程により、風向き、温度などを勘案して、照門を微妙に調整して、弾道を変化させ着弾の正確さを確保しています。
もし、照星と、照門の間にもう一つの目当ての様なものがあると、照門を微調整した時に邪魔になったり、直線上から消えたりも考えられます。


通常は片目で照準しますが、ベテランになると両目が開けてと言う人もいます。
どちらにも特徴と言うか、持ち味・良さがあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
同じく私も火縄銃とか触ったこともなくて、どのように照準するのかな、と疑問に思いました。

>直線上から消えたり…
あ。私も同じように考えて、不思議だな~と思いました。
参考になるご意見をどうもありがとうございました。

お礼日時:2009/02/09 20:00

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