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放射冷却によって霧が発生するのは、地表面の気温がどんどん上空に奪い取られて、その結果地表面の空気が冷えて(温度が低いと含める水分量が少ない)飽和に達して霧が出来るのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

はい、質問者様のお考えで合っています。



質問文に書かれている種類の霧は、夜間の放射冷却が原因で発生する「放射霧」と呼ばれるものですね。
特に日較差(最高気温と最低気温の差)の大きな内陸部や盆地で秋、冬を中心によく見られます。
多くの場合、接地逆転層(地上からある高度まで、普段とは逆に上空へ行くほど温度が高くなっている層)が現れます。

この放射霧ですが、仮にある地点で夕方の気温が20℃、
露点温度(水蒸気を含む空気を冷やしていった時、凝結が始まる温度)が15℃だったとしましょう。
この条件ですと、夜間の放射冷却で気温が5℃下がり15℃に達すれば空気は飽和します。
そしてさらに気温が下がると、空気中に含みきれない余分な水蒸気は結露して(つまり水滴となって)
人の目にも見えるようになります。 これが霧の発生ですね。

この種の霧は、日中に雨が降って夜間は風がなく晴れるような条件下でよく発生します。
昼間の降雨で湿度が高くなっている上に、夜間の放射冷却で気温の低下が大きくなるためですね。

最後に参考になりそうなURLを貼っておきます。(多分、私の説明よりもずっと分かりやすいですよ)
http://www.osaka-jma.go.jp/nara/knowledge/fog/fo …
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