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リーマンショック前にあった、教えてgooのQ&Aでの解説で、
「高金利通貨は長期的に下落する」という解説を見ました。

リーマン前に流行っていたスワップ狙いの円キャリーやスイングなどの投資手法について、「高金利通貨は長期的に下落する」ため、ドル買いのナンピンや塩漬けについて、その危険性を解説していました。

ただ、今はアメリカは利下げをして、日本と同じくらいの金利(日米逆転?)になっていますよね。

質問1.上の解説からすると、高金利通貨でなくなったドルは長期的にみて下落(ドル安)する方向には行かなくなったのでしょうか?

質問2.逆の発想で、超低金利である日本円は、長期的に上昇(円高)していくのでしょうか?

ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

質問1,2ともにYES。





重要な前提として金利≒インフレ率です。インフレ率が高いと金利が上がります。


物の価値が1年で2倍になるのに金利が20%では貸す人が損しますよね?

ちょっと例を出します。
インフレ率が年100%の世界では、100万円借りてモノを買うとそれは来年には200万円になります。ここで100万円借りて1年後に120万しか返さなくていいなら、みんな借金して価値が下がりにくい貴金属や不動産などを買ってしまいます。そして1年後に200万で売って120万円返すと手元に80円残って大儲け!!
いくらの金利なら貸し手が損しない金利になるでしょうか?100%です。貸した100万円が1年後に200万円になってくれないと損してしまいます。

つまり、インフレ率が100%の世界では金利は100%くらいになります。このように基本ルールとして金利はインフレ率に連動して設定されます。



では、高金利≒高インフレの前提で2つの通貨を比較してみましょう。

ドル:金利=インフレ率100% / 円:金利=インフレ率0%

 ・A社のスポーツカー = 10万ドル
 ・A社のスポーツカー = 1000万円
現時点で上記のようだったとします。10万ドル=A社のスポーツカー=1000万円ですので、1ドル=100円です。

1年たつとドルのインフレ率は100%なので以下のようになります。
 ・A社のスポーツカー = 20万ドル
 ・A社のスポーツカー = 1000万円
仮に1ドル=100円のままだと、日本で買ってアメリカで売るだけで1000万円の利益が出るので、みんながこれをやります。そうすると1ドルのために100円を出す人が損するので、誰も1ドル=100円で両替してくれません。20万ドル=A社のスポーツカー=1000万円ですので、1ドル=50円になります。

仮に、このインフレ率が10年続くと以下のようになります。
 ・A社のスポーツカー = 10240万ドル (2の十乗)
 ・A社のスポーツカー = 1000万円

A社のスポーツカー=10240万ドル=1000万円です。こうなると1ドル=0.1円程度までドルが下落しないと釣り合いません。



このように高金利≒高インフレ→通貨価値下落となります。
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この回答へのお礼

難しくて頭が爆発しそうです。
詳しく説明してくださったのに理解できなくてすみません。。
何度も読み返して理解したいと思います。
取り急ぎ、丁寧なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/15 18:09

>高金利通貨は長期的に下落する


参考になる面白い例があります。

円天って知ってますよね?あれは1年後には同額が帰ってくるわけです。
しかし、円天通貨は、1年後には4倍の物価上昇を招いております。
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この回答へのお礼

円天。初めて聞きました。
wiki読んでみました。被害者とか出てないのかなーと思いました。。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/15 18:01

はじめまして、つい熱が入って中傷してしまうことがありますがお許し下さい。



>質問1.上の解説からすると、高金利通貨でなくなったドルは長期的にみて下落(ドル安)する方向には行かなくなったのでしょうか?

その通りです。今米国は、国債を大量に発行しています。それを買うのが日本と中国です。しかし、米国が赤字になると米国の債権の価値も下がるのです。すなわち、日本も損をするのです。そんなにドル安にならない。

>質問2.逆の発想で、超低金利である日本円は、長期的に上昇(円高)していくのでしょうか?

上記を参考にしますと、日本は米国の債権を大量に購入しているため大損をするすると国の信用がなくなるので、米国と同じ結果的には、円安になるのです。(今の円高は、世界的に見てとてもおかしい現象です)

ヨーロッパの英国は昔、他の国から人をさらって人身売買をして儲けた国です。なので英国の地位をゆらぎないもとになっています。

なので今後起きないと思いますが、米国が世界に一番の優位にたっているのは、戦争に強いということです。万が一米国と戦争をしたらどこの国も勝てないでしょう。北朝鮮も一発で終わりです。

米国は今後非常になると戦争をするかもしれません。なので、日本や他の国は逆らえないのです。

今世界は、省エネ(エコ)が盛んですがきれいごとです。明日の飯が食べられないときは、かならず戦争がやってきます。

リーマンショックは、米国で起きたのですが他の国はものが言えないのです。(世界=米国です)国連も口を出せない。

今なんだこんだ大変ですが、戦争がまだ起きないので安心できます。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

>米国は今後非常になると戦争をするかもしれません。
この話、他でも耳にしました。ロシア経済ジャーナルというメルマガです。おもしろいです。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/15 17:56

「金利裁定」という理論からいえばいずれも正しいです。

ただし、金利は変動しますし、金利以外の要因による為替変動も大きいです。一昨年までの円安はこの理論からすれば異常な現象でした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/15 17:51

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