ギリギリ行けるお一人様のライン

先日『アイデンティティ』という言葉の意味と使い方について質問しました。
たくさんの回答をいただいて答えを読んで、わたしなりに理解したいと考え
アイデンティティという言葉にも、すこしは近くなったように思っていますが、
わたしの努力の足りなさもあって まだひとつの答えにはなっていません。

今回の質問は
「アイデンティティという言葉」についてどう思っているか
アイデンティティという言葉を使うのか?使わないのか
使う時は、どんな時にどんなことを表すために使うのか 
という質問です。

良く考えると前回の質問と同じことかもしれませんが…
アイデンティティについて をどう書いているのかを読みたい
という気持ちなのです。どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (16件中11~16件)

こんばんはー。


その前回の質問を読んでないので、重複したら済みません。
下の他の方の返事とも重なります。

では、
僕は自己同一視、と同じと思ってます。
定義は、「ある対象に感情移入しつつ、同時に客観視している」と言ってます。
自分のアイデンティティーなら、自分、という人格に対して。
日本人のアイデンティティーなら、外国に行って当然の様に感情移入している日本を、外から客観的に眺める。~~つまり、自分の中にある、日本人、という人格を、外から把握する、ということですが。

こんな感じだと思ってます。
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この回答へのお礼

sheep67さん。
回答をありがとうございます。
ある対象に感情移入しつつ、同時に客観視している
という文章は 受け入れることができました。

辞書によくある「自己同一性」がわからなかったのですが
「自己同一視」という言葉も難しいです。
個性と言いきっても違うらしいので らしさ が良いのですが…
ここを読ませていただいて 少しでも答えに近くなっていきたいです。

お礼日時:2009/04/30 22:51

#2です。

#3さんの言葉、
「私は外国に棲んで、はじめて自分のアイデンティティについて真面目に考える機会が出来た。」

でアイデンティティという言葉がぴったりしているとおっしゃっていられますが、他にも、

「私は外国に棲んで、はじめて自分とは何かについて真面目に考える機会が出来た。」

という表現でも、内面を表す適切な表現に成っていると思います。以下に、他の日本語の表現で、やはりぴったりしていると思える表現を幾つか挙げておきます。以下の表現のどれかを選択する事により、自分の言いたかった事をもっとて適切に表現できるのではないでしょうか。

自分のアイデンティティ
自分とは何か
日本人である自分
日本人としての自分
文化によって形作られた自分
日本人である事
自分を形作ってきた文化
自分を形成した文化
自分の因って来る文化
自分の埋め込まれている文化
自分の中に在る日本

一晩寝て考え抜くと言う辛抱があれば、もっと他にも適切な日本語が見付かるかもしれませんね。

要するに、「アイデンティティ」という言葉で、「日本人としての自分」を表したいのか、「日本の文化」に目覚めたと言うことを表したいのか、どちらとでもとれる曖昧さが残っているので、文章を極限まで追いつめたという緊張感に欠けた締まりのない文章に成っていると、私には見えてしまうのです。もちろん、文章には、わざと曖昧にしておくという高度な技巧もあり得ますから、それを狙ってわざとアイデンティティと言ったというのなら話は別ですが。
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この回答へのお礼

cyototuさん。回答をありがとうございました。

わたしは微妙な言い方で表すことができる日本語を使いたいと思います。
もちろんそれしか使えないのですが・・
日本語の意味をたくさん含んでいる「アイデンティティ」も
言葉を理解した人にとっては、この言葉以外には無い 自分の気持ちを
表すことができる、とても便利な言葉なのだとわかりました。

お礼日時:2009/04/29 22:30

No.3 です。


ちょっと言い足りなかったことがあッたように思いますので、補足します。
例文は、私がどこか著名な作者の紀行文の中で出会ったように記憶している文の一節ですが、記憶に誤りがあるかもしれません。ちょっと昨日からその心当たりを探しているのですが、見当たりません。
私が補足したかったのは、一般的にも言えることですが特にこのような微妙な言葉は、この文章の前後も読んで全体の文脈から考えなければ、より正確な意味の把握は出来ないだろうという事です。そのあたり、誤解を招かないようにお断りしておきます。
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前回もお邪魔したものです。


言葉にはその言葉でしか表わせない意味というか、ニュアンスといったものがありますよね。今ニュアンスといいましたが、この言葉は既に日本語として通用していると思います。
アイデンティティという言葉も、もう既に日本語になっていて、英語の時の言葉の意味とは少し異なった使い方をされているのかもしれないとか想像しています。私は英語を自在に使う能力はありませんので辞書を見ながら勝手に想像するだけですが。
もちろん私達は日本人ですから、日本語だけで的確に表現できることがら(単語)をわざわざ英単語に置き換える必要はないわけです。
例文
「私は外国に棲んで、はじめて自分のアイデンティティについて真面目に考える機会が出来た。」
という文において、このカタカナ単語を別の日本語に置き直すことを考えてみています(例えば「日本人としての存在理由、あるいは他の外国人と比べて際立った自分の差異」 とか、かなり内面的な問題を考えているような気もしますが、外見的な差異に気付くことによって生じた違和感、自身の存在感というのも無視できないかもしれません)が、やはり、ここはこれで非常にぴったりしているという気がします。ある意味、かなりぼやけた、分かりにくい文かもしれませんが、これはこれで一種の雰囲気を出すのに成功しています。
何にしても、この文章では、カタカナ8文字以下の言葉に置き換えてここを同じような意味を表現するのは私には難しいような気がします。
英語のidentity は日本語で書くアイデンティティよりも、もっと多様な、単純な意味も含めて自由に使われているようですが(identity card などと)、日本人はこれをかなり絞られた内省的で複雑な、ある意味形而上の意味に使っているように思えます。
回答になりましたか?
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この回答へのお礼

amazo007さん。ありがとうございます。
昨日NHKの爆笑問題さんの番組で、久しぶりに
「・・アイデンティティ・・」と言っているのを聞きました。
いままではこの言葉が出てくると、その言葉だけが気にかかって
それまでの話の流れがわからなくなるほど 不安になっていました。

昨日は、突然出てきた言葉でしたが、回答をいただいたあとだったので
ここは「○○らしさ…」のように使っているな と思う余裕もあって
言葉のイメージがわかってきた…と、すこし大げさですが感じました。

ニュアンス という言葉の例えも、とても参考になりました。
ほんとうにそうですね。
「ニュアンス」は、英語としての意味も、言葉の意味も考えずに
自然なうちに使っています。
いつか「アイデンティティ」も「ニュアンス」ように自然に使われる
日が来るのかもしれません。 今回も回答をありがとうございました。

お礼日時:2009/04/29 21:44

「アイデンティティ」とは、その言葉で表そうという意味を8文字も使ってやたらに長く場所をとる、だらしがなく締まりがない言葉です。

例えば「個性」や「自己」なら2文字、 「独自性」、「主体性」なら3文字、「自己自身」や「自己同定」で4文字、「 自分らしさ」、「その人自身」や「それその物」で5文字、「その人その物」でも6文字です。日本語には十分な語彙が存在します。「アイデンティティ」という多義的で曖昧で、だらしのないだらだらしてやたらに場所をとる言葉が使いたくなったら、その都度思索を深めて、その場に適切た締まりのある日本語が使えるように、普段から日本語の語彙を増やすように努力しましょう。

この回答への補足

はじめに質問した時
わたしの周りには この言葉を使う人がいなかったこと。
テレビの番組にでている識者が話されていたり、本の中でこの言葉を
見つけても いつも同じ意味で使われているようには感じられず
考えても意味が掴めなかった事。などがありました。
やはりわたしの中で この言葉に違和感があったのだと思います。
個性 自己 だけでも日本語として微妙に違うこと、ですね。
回答をありがとうございました。

補足日時:2009/04/27 21:29
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 私もある先輩から同じ質問を受けて、1年近く考えてようやく先輩にも納得いただいたのは、「・・・らしさ」という日本語でした。

 日本人のアイデンテイテイは、「日本人らしさ」ということのようです。

 私のアイデンテイテイは私らしさであり、私のくせは「むきになる」
ことで、それが長所でもあり短所でもあります。 別の表現ではそれが私の個性だと言えるかもしれません。

 新書・丸善ライブラリーで「英語の誤訳」という本を出しましたが、英語和訳は難しく明治時代の誤訳が多くあります。 英語をカタカナで書かれると困るので、良い質問だと感じ拙答を書きました。
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この回答へのお礼

sonsinさん。
さっそく回答していただき ありがとうございました。
「・・・らしさ」という とてもわかりやすい例えを
教えていただいて とても安心しました。

アイデンティティという言葉は わたしが使うことはないと思いますが
○○…らしさ という言葉は、これからもいろいろな場面で使うと
思いますし 気持ちの中でも時々出てくる簡単な言葉のひとつでもあります。
貴重なご意見をありがとうございました。

お礼日時:2009/04/26 19:24

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