
基本的なことですみません。
簿記2級の本支店会計、内部利益の控除について質問します。
合併精算表を作成する際に、内部取引の相殺を行う前後で、なぜ内部利益の控除が必要なのかが分かりません。
本店から支店に送付された商品で、支店がまだ外部に販売していない商品があるから、支店の期末商品の中には内部取引での利益が含まれたままである
⇒ まだ外部に販売していないから、本店の当期純利益、支店の商品からそれぞれ利益を控除すべき、
という流れはだいたい分かります。
でも、間違えた考えだと分かっていても、「本店仕入、支店売上が相殺されてしまうと、その時点で内部利益は消えてしまう」ような気がしてしまいます。
内部取引相殺の後に、どこ(どの仕訳?勘定?)に利益が残っているのでしょうか?
仕訳や理屈がいまいち分からず・・・・。
すごく基本的な質問ですみません。
簡単な数値例や仕訳を使って教えていただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
本支店の合併財務諸表を作成する時の手順は、
1.本支店勘定の相殺消去
2.内部取引の相殺消去
3.内部利益の控除 を行います。
下記の例ではどの科目が相殺されているかというと、本店勘定と支店勘定、支店売上勘定と本店仕入勘定(など内部取引すべて相殺)、内部利益の計上により相殺出来ない繰越商品勘定と繰延内部利益勘定、仕入勘定(売上原価)と繰延内部利益勘定と言う事になります。
よって、下記にて質問されている本店仕入勘定を残すことは出来ません。理由は財務諸表は損益を公表すると同時に、取引規模も表さなければならないからです。例えば年商1億の規模の企業が内部取引により年商100億でも1兆円でも好きなように公表されると、外部の利害関係者に誤った判断をさせることになるためです。
No.2
- 回答日時:
支店の繰越商品に内部利益が入っていると言うことは、売上原価が実際額より少なくなっていると言うことになります。
例えば、本店が外部より100円で仕入、支店に120円で売った商品が繰り越されたとすると下記のとおりとなります。
本店
仕入100 買掛金等100
支店120 支店売上120
支店
本店仕入120 本店120
繰越商品120 仕入120
上記の本支店・内部取引を相殺し合算すると下記のとおり
B/S
繰越商品120
P/L
仕入-20
以上のように支店側では外部仕入額ではなく、本店からの仕入額で棚卸をするため、仕入から繰越商品への振り替え額が過剰になります。
そのため繰越商品の控除としてB/Sに「繰延内部利益」勘定を貸方に20起こし、P/Lに過剰に控除された仕入20の分を調整として「内部利益控除」を借方に起こす事になります。
B/S
繰越商品120 繰延内部利益20
P/L
仕入-20
内部利益控除20
ご親切なご回答をしていただきありがとうございます。
ご回答の内容について、質問があります。
もしお時間がありましたら投稿をお願いします。
★質問
繰越商品120 仕入120
という仕訳が回答の中にありますが、
支店での期中の仕訳では仕入れに関して2つの勘定があります。
(1)支店が本店ではない外部から仕入れた場合の「仕入勘定」
(2)本店から仕入れた場合の「本店仕入勘定」
■この(1)&(2)は支店では別勘定ですが、実質的には「仕入勘定」で合計して考えて宜しいのでしょうか?
■期末に、本店の「支店売上勘定」と相殺するために「本店仕入勘定」はそのままの状態にしておいて、期末の在庫や内部利益を考える際にはご回答いただいたような仕訳「繰越商品120 仕入120
」を頭にイメージすればよいのでしょうか?
よろしくお願い致します。
No.1
- 回答日時:
>内部取引相殺の後に、どこ(どの仕訳?勘定?)に利益が残っているのでしょうか?
支店の棚卸金額に内部利益が残っています。
支店の棚卸金額が本店から利益を乗せた金額で計算されているため。
たとえば本店で10,000円の商品を支店に11,000円(10%)で送ったとしましょう。
支店で6,600円分外部に販売したとした場合支店の期末の棚卸金額は4,400円になりますがこの金額は内部利益が入っているので400円の内部利益を控除しないといけません。
仮に支店に商品を送らず本店が直接10,000円の商品のうち6,000円(支店に送ってないので)分売ったら棚卸の金額は4,000円になりますよね。
本店で売ろうが支店で売ろうが棚卸の金額は同じにならなければならないのに差異が400円出てしまいます。
結局この差額が内部の利益の部分になります。
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