プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんばんは。
いつもありがとうございます。
古い本を今読んでいて、後ろから二枚目のところ、値段とか印刷された時期とか著者・発行者・印刷者などが書いてあるページに、2cmX2cm位の和紙みたいな紙がはってあります。

その紙には朱色のはんこがついていてそれは著者の人のしたの名前のはんこでした。
なんだか印刷じゃなくて本物っぽいんですが・・

これ(はんこを押してあるこの紙)はなんですか。
このはんこは著者の人がおしたはんこなのですか。

この本は昭和29年の本でした。

よろしくおねがいします。

A 回答 (4件)

著者検印と呼びます。


検印を押した数イコール出版した数として、著者に支払われる印税総額が決まりました。
万一、検印が押されていない辞書が書店に並んでいた場合、それは出版社が著者への
印税支払いをごまかして、こっそり出版・販売した書籍になりますので、正当な手続きを
経て出版されている事を証明する印でもありました。
現在は、検印制度自体が廃止されているので、古書以外で見かける事はなくなりました。

参考
http://www.tomita.net/column/c980502.htm
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この回答へのお礼

こんばんは☆
著者検印、というものなんですね。
検印を押した数で支払われる印税が決まったってことは、その本を買うと直接作者の人にお金を渡したみたいな感じがして、本を読むのがたのしくなりそうですね!
それで今読んでる本は、小さい和紙がプチってはってあるので(それで少ししわになってます)、そしたらこれは、本は印刷所とか出版社にあって、でも紙は著者の人とか家族の人が家で押して、その紙を出版社がはったってことだったら楽しいな・・と思いました。

参考のところで教えていただいたページもとてもかわいいかんじで気に入りました。
夏目漱石さんのはんこもいいな・・と思いました。
今度図書室にあるかさがしてみます!

ありがとうございました☆

お礼日時:2009/06/12 00:16

既に回答があがっていますが、少し補足もしたいので。


著者、発行者などを書いたページを「奥付(おくづけ)」と云います。
本によっては、奥付部分を別紙に印刷して、最後のページに貼り付けてあるものもありました。
印鑑がおしてある紙は、「検印紙」と云います。
検印については既に回答があがっている通りで、出版部数のチェックが目的です、昔は露店等では良く検印のない本を売ったりしていました。これは偽版若しくは版元が部数を誤魔化したものです。偽版(海賊版)は昔は良く売れるとなると専門に行う業者がいました。(明治、大正期)
著者又は著者の家族や弟子、場合によっては出版社から応援を頼んで捺していました。江戸川乱歩など家族総出で間に合わず知友や出版社の応援迄頼んでいたと云う事です。(平井隆太郎氏の随筆より)
普通は、版元は著者には1冊見本として収め、後は検印紙のみ持参し捺して貰いました。その昔はすべての本に検印紙を貼り付けた後で検印をする遣り方もあったようです。(明治期?大正期?)
昭和も30年代になると印刷部数も多く検印も段々行われなくなりましたが、過渡期として検印を印刷してあるものもありました。
なお、刊記(発行日など)を奥付型式で行うのは江戸時代のおふれからの習慣です。江戸時代のものは、内容に責任をもたせる目的もありました。---勝手に他人の名前を騙って本を出す輩がいたのです。(偽版、偽書)
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この回答へのお礼

こんばんは☆
「奥付」という名前のページだったんですね。おぼえます。
それで、はんこをおすのはやっぱり原則著者の人か頼まれたひとだったんですね!
何十年も前に、本を書いた人がさわったのかな・・と思ったら楽しくて、はんこを押してある和紙をさわってみたりしてます。

またこういう本をかりて、著者の人のなつかしい感じをたのしんでみたいと思います。
ありがとうございました☆

お礼日時:2009/06/14 23:19

lemon12321さんは書籍の「印税」はご存知ですよね?


この印税は税金とは無関係で、出版社が著者に対して支払う著作権使用料のことです。
昔は著者は発行書籍の奥付に押印した検印紙を貼り、発行部数を証明する慣行がありました。その押した検印紙分だけ著者に印税が支払われていたのです。もし、検印紙が貼り付けていない場合にはその発行元は印税をごまかしていた事がわかるという仕組みになっていたのです。
この検印に基づく支払方法が印紙税に似ているために「税」という言葉が使われたようです。
この確認のための著者印を押す作業が部数が増えれば増えるほど大変になり、 次第に廃止されて、現在では著者と出版者の間で契約書を交わし、正確な発行部数を双方で確認し、 それをもとに印税が支払われる仕組みになったのです。
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この回答へのお礼

こんばんは。
「印税」って税って言葉がついてることにもよく気がついてませんでした。
「税」ってついているのに税金じゃないってことなんですね。
それで出版社が著者の人に「税金みたいにして」検印紙の枚数分お金を払うってことなんですね・・

てことは、本をつくって検印紙を買った時点で支払い金額が決定していて、ほんとに売れたかどうかは関係なくお金はもらえたってことなんでしょうか・・現在では発行部数を元に印税が支払われるのだからきっとそうですよね!
そんなに細かいことまで知ってどうするって訳でもないんですが、考えるのはとても面白いです。

教えてくださってありがとうございました☆

お礼日時:2009/06/14 00:01

もうちょっと新しい本だと、「検印省略」と印刷してあります。


著者と出版社が発行部数について合意するためのしくみで、はんこ
を押した紙の枚数で、印税(著作権料)を著者に支払います。逆に、
その紙の貼られていない本が流通してたら、出版社が著者に内緒で
発行して印税をバックレようとしてるってことになるわけ。

最近はなくなりましたけどね。
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この回答へのお礼

こんばんは。
はんこを押した紙の枚数で、印税(著作権料)を著者に支払う、っていうことだから、貼られていないものを売ると出版社がずるしてるってことなんですね。
そうおしえていただいたら、なんか著者のひとが「ずるしないでちゃんとお金払ってね。」という気持ちを込めて貼ってるような気がしてきました。
なんか今のほうが、いろいろCDとかも勝手にコピーしてはいけないとか、色々な決まりがあるみたいに思っていましたが
本は昔のほうが著者の人の権利がまもられていたのかな?と思って不思議な感じがしてきました。

アドバイスありがとうございました☆

お礼日時:2009/06/13 23:47

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