
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
まず,「塩酸メタノール1%」と呼ばれるものですが,これは「塩化水素」を1%含むメタノール溶液の事です。
#2さんがお示しのナカライの試薬も英語では「Hydrogen Chloride Methanol Solution」と塩酸(Hydrochloric Acid)ではなく塩化水素(Hydrogen Chloride)のメタノール溶液となっています。その作り方ですが,メタノールに塩化水素ガスを吹き込んで1%になる様に調節します。実験室的には操作も1%の調節も面倒ですので,通常は#2さんがお示しのような市販の試薬を使うと思います。
で,「塩酸メタノール1%」を使うのは水が邪魔になる反応や,分析用の誘導体合成のような微量の反応の場合だと思います。こういった場合,水の存在は邪魔になりますので,濃塩酸(約65%は水)をメタノールで希釈する訳にはいきません。一方,「塩化水素」は酸触媒として用いますので,必ずしも「1%」である必要はありません(1.1%や0.9%でも大丈夫です)。
そのため,無水メタノールに約1%になるように「塩化アセチル」などの酸塩化物を加えて(メタノールと反応させて)「塩化水素」を発生させる事で「塩酸メタノール1%」の代用にする事もあります。
ま,そこまで水を避けなくて良い場合なら,濃塩酸を希釈して済ませる事もありますが,それは「塩酸メタノール1%」ではなく「塩酸メタノール1%の代用品」です。

No.2
- 回答日時:
塩酸メタノールという製品もあります、例ナカライテスク様、↓
http://www.nacalai.co.jp/online/srchlist2.cfm?cd …
でも通常は、濃塩酸とメタノールからつくります。
「塩酸」という名前が付いた時点で塩化水素の水溶液です。
塩化水素の純メタノール溶液は別にあります。
ただ、言葉の定義として一体塩化水素の濃度は質量濃度1%で良いのか悩んじゃいますね。
普通は塩化水素1%を含む「メタノールと少量の水」の溶液で済ませてしまいます。
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