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大学卒業資格検定試験(大検)が高等学校卒業程度認定試験(高認?)に名称変更しましたが、一般の資格試験にも「検定試験」といわれるものもあれば「認定試験」といわれるものもありますね。
この違いを厳密かつ具体的に説明してもらえないでしょうか?
たとえば、「検定試験」は資格を有するだけの知識や技能を持っているかを検査する試験、「認定試験」はすでに資格を有していることを判定する試験だと区別できるでしょうか?
そしてなぜ、大学入学資格「認定試験」ではなく、大学入学資格「検定試験」なのでしょうか?同様に、なぜ、高校卒業程度「検定試験」ではなく、高校卒業程度「認定試験」なのでしょうか?

A 回答 (3件)

検定試験・・・特定の資格を与えることの適否を検定するために行われる試験。



認定試験・・・国・地方公共団体などの行政機関が、各種の事柄の存否・当否などを判断して決定する試験

この回答への補足

補足ではないのですがさらに質問です。認定試験は行政機関が主催するということですが、民間団体が実施する試験にも認定試験といわれるものがあります。この場合はどうでしょう?

補足日時:2009/08/05 21:39
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>なぜ、大学入学資格「認定試験」ではなく、


>大学入学資格「検定試験」なのでしょうか?
>同様に、なぜ、高校卒業程度「検定試験」ではなく、
>高校卒業程度「認定試験」なのでしょうか?

検定と認定という言葉のニュアンスを回答No.2ではお話ししましたが,それだけを根拠にするならば,前者を認定試験と名付けても良かったし,後者を検定と名付けても良かったでしょう。

ちなみに「広義には、公的資格、あるいは民間資格と解される」検定の中に,
  http://ja.wikipedia.org/wiki/日本の検定試験一覧
唯一(?)国家資格があります。1959年(昭和34年)度から実施されている技能検定がそれです。

大学入学資格検定の歴史はさらに古く,1951年(昭和26年)に始まったと下記に解説されています。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/大学入学資格検定

以上より,私の予想でしかないのですが。

これまでご紹介してきたような,民間団体だと検定試験,行政機関だと認定試験,というようなニュアンスが生じてきたのは比較的最近の話で,1960年以前にはそれを検定という用語で一本化して語っていたのではないでしょうか。
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認定試験と検定試験の使い分けに厳密な違いはないと思います。

ただニュアンスの違いはあるように思う。その点で私は回答No.1は的を外していないと思うのですが,質問者が「行政機関」という箇所だけにこだわってそれ以外の言い回しに気づいていないように思えるのが残念でした。

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具体的に説明をという要望もありましたので,Googleで典型例を拾ってみました。

「認定」でGoogle検索すると,「他のキーワード」として次のような検索語をアドバイスしてくれます。
介護認定 公益認定等委員会 認定看護師 認定こども園 高卒認定
限度額適用認定証 認定心理士 がん治療認定医 労災認定 在留資格認定証明書

質問者はコンピュータ系の試験にはお詳しいですか? 「認定試験」でGoogle検索すると「他のキーワード」は次のとおりでした。
SAP認定試験 java認定試験 oracle認定試験 マイクロソフト認定試験 IBM認定試験
ruby認定試験 cistec認定試験 sun認定試験 MR認定試験 vmware認定試験

さらに「検定」の場合,Googleがアドバイスしてくれた結果は次のとおり。
漢字検定 秘書検定 英語検定 色彩検定 中国語検定
数学検定 パソコン検定 eco検定 t検定 検定統計

「検定試験」で試してみると,「簿記検定試験,ネイル検定試験」が新たに登場するものの,傾向は「検定」の場合の結果と大差ありませんでした。

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一見して気づくのは,「認定」の結果には国が関係しているものが多い,「認定試験」の結果にはそのIT技術の開発元であるソフトウェアベンダーが主催しているものが多いということです。
後者が認定試験と一般的に呼ばれている以上,「行政機関」が関係するもの,と説明するのは適切ではないでしょう。しかし,両者に共通した性質として「私たちだからこそ認定できる」と主張できるだけの権威をもった団体だ,ということは言えると思います。

それに対して「検定」の結果は,国が関係していないもの,特定のベンダーに寄らないもの,資格試験としてはマイナーであったり他のライバル試験が存在していたりするもの,などの特徴が挙げられると思います。

ちなみに「検定」でGoogle検索したとき,最上位にヒットするのは,
  Yahoo! みんなの検定 ( http://minna.cert.yahoo.co.jp/ )
なのですが,これが典型的に示すように「検定」というのは誰が主催してもいい,どんな合格レベルをうたってもいい,試験問題も誰に憚らず作っていい。私はそんなイメージでとらえています。だから「jjon-com主催,日本語読解検定」を設けることに何ら問題はないし,他人から文句を言われる筋合いもない。

それに対して「jjon-com主催,日本語読解【認定】」となると,それを禁ずる法律もないのでそういう呼称を用いようと別にかまわない(だから私は「厳密な違いはないと思う」と申し上げました)のでしょうが,ニュアンスとして「おまえは何の権利があって日本語読解力なんて場にしゃしゃりでてくるんだ!?」という反発は招きやすいように思います。

振り返ってみると,回答No.1では次のような表現を用いていました。

>検定試験・・・特定の「資格」を与えることの適否
>認定試験・・・各種の「事柄」の存否・当否などを判断

「検定」は,外部の状況は不問にして「資格」そのものが主なのではないか?
それに対して「認定」は,その称号を授けるに足る人材像という「事柄」(外部の状況)が先にあり,それを資格試験という形で認定するのではないか?
回答No.1の言い回しにそういうニュアンスがこめられていのなら,私も同意見です。

新試験や新資格を設けるのはどんな団体でも自由にやっていい。同種の検定が競争しあっても仕方がない。
しかし「認定」を標榜しようとするならば,その判断基準は多くの者が共通了解して納得できるような客観的なものにならざるを得ないだろう。だからそこに権威がからんでくる。そういうニュアンスで私は捉えているということです。

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長文になってしまったので,大検と高認についてはまた次回。
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