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 日本神話の天孫降臨は、天津神を信奉する外来の部族と、国津神を信奉する土着の部族との争いであると言われています。

 国津神を信奉する土着部族は外来部族、後の大和朝廷に破れましたが、東北にまでは朝廷の勢力が及ばず、蝦夷と呼ばれることになりました。
 その蝦夷も、平安時代になるとほぼ平定され、それでも勢力が及ばなかった北海道の蝦夷は、アイヌと名乗って現代にまで至ります。

 と、歴史の教科書ではこのように説明されているのですが、以下の三者、

●国津神を信奉する、日本土着の部族
●蝦夷
●アイヌ

これらは果たして、本当に同一の部族だったのでしょうか。
 同一部族であるならば、信奉する神に共通性があってもおかしくないのですが、蝦夷の神アラハバキは記紀神話に登場しませんし、アイヌのカムイは、どうも国津神のイメージとは重なりません。
(むしろキジムナーなんかに似ているため、琉球民族と同族と言われるのは納得できます)

 これらの部族は本当に同じ流れを組んでいるのか、違うならばなぜ同じ流れを組むという説が広まってしまったのか、ご説明いただけないでしょうか。

A 回答 (1件)

蝦夷は、「東日本に住む王化していない民」なので今日的な「民族」とは異なります。

現に臣従した場合は「俘囚」と名前が変わります。
蝦夷と呼ばれた人々の子孫の一部が「アイヌ」となった可能性は高いですが、「蝦夷=アイヌ」ではありません。
北海道においては、縄文文化→続縄文文化→擦文文化・オホーツク文化→アイヌ文化という流れです。
東北地方ではアイヌ地名が残り、東北北部はアイヌ文化の影響が強いですが、東北南部は、古墳文化なども入っています。

質問文から伺えるのは「古い学説」「フィクション」がごっちゃになっているように思えます。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 となると、当方が使っていた教科書が古かったのと、小学校時代に読んだ「マンガ日本の歴史」の知識が原因ということになりますね。

お礼日時:2009/10/16 19:42

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